今日は日本海の玄関口、京都府舞鶴市にある東体育館でナンバ歩き講座です。
ここは今春よりミズノが運営を受託させて頂くことになった施設で、認定のウォーキングコースを作らせて頂いた場所でもあります。
今回舞鶴に向かうバスの中で、本を読んでいてふと思ったことがあります。、
人間がこの世に誕生したのは数百万年前、そして文明が発達してまだ200年位、と言うことは人間が乗り物を利用するようになったのは、わすか0.00・・%の期間です。
圧倒的な期間、様々な目的で自分の足で移動していたわけです。
歩くことが苦痛と感じる動きだと、きっと人類は生き残って来れなかったかも知れませんね。
歩くことはきっと心地いい動きと感じるように出来ているのでは!なんて思いました。
3月に一緒に歩いた90歳目前の戸田さんも歩みを止めず日本一周を続けておられます。
また10年位前に知り合った吉村靖夫さんのことを思い出しました。
この方は、東京高専の教授をされていて、退官後東京から北海道まで歩こうと思い、今までそう歩くことも、運動もしなかった方が歩き出されました。
大変な思いをして北海道に到着後は、東京に戻る予定だったのが、身体がもっと歩こう!と言い出し、それならと出身の新潟まで行こうとまた歩き出されました。
そこまでくれば又、もう止めるのか?もっと歩こうという身体からの要求で、なんと270日間、8,296KM 日本列島を一周してしまったのです!
家には数回戻られただけです。
凄いですね!
連続16日間しか歩いたことのない私が、偉そうに言えませんが、やはり歩くことは本来心地いいと感じる運動なんでしょうね!
続ければそういう感覚が蘇ってくるのだと思います。
便利さを優先している現在人には理解できないことですが、きっとそうなんだと思います。
今回も初開催の教室に多くの方が参加下さいました。
その中に、坐骨神経痛で10分も歩けばシビレがきてもう歩けなくなるとおっしゃる80歳の女性の方がおられました。
この方がずっと歩きの練習を約60分されていたのですが、帰り道今日は足が大丈夫、階段の上り下りも手すりを持つことなく出来た!
こんなことは考えられない!と言われ、最後に皆さんの前で感謝の言葉を述べて下さいました。
会場を後にする際には、シッカリ私の手を握って下さいました。
こんなに嬉しいことはないですよね!
ナンバ歩きの効果かどうかは分かりませんが、でも坂の上り下りも積極的にされていました。
今の私にとっては、凄く心地いい歩き方なのですが、初参加のこの方にとってもそう感じて頂けたのなら凄く励みになります。
歩くと言うのは凄く心地いい運動だと言うことを、もっと広めたい気持ちが高ぶってきます!
今回参加頂いた皆さんです。
(有名な赤レンガパークにて)
教室には一般の方に交じって、市のスポーツ振興課、健康推進課、高齢者支援課の方々も参加下さいました。
私になにか出来ることあれば、また声をかけて下さい。
私自身ももっと勉強しておきます。