私がナンバを始めるキッカケになったのは、約20年前ナンバ走りについて書いてあった本がキッカケです。
それまでは、ウォーキング指導員の資格も取り、それに従ってつま先で蹴り腕を振る歩きをしていました。
今日のブログは長いですよ・・・
当時から休日は金剛山を歩くのが習慣みたいになっていて、その本で読んだ動きを試してみたのが始まりです。
すると「何か違う!」のを体感。
「何故? どういうこと?」
それから何度も読み返し、山を歩きながら繰り返しました。
本の著者の大学の先生とも食事する機会もあり、教室にも参加。
でも「何故そう感じれるのか? 理屈は? もう少し自然で今風にカッコよく出来ないか?」
など腑に落ちないままもんもんと、そこから本当に人生で一番前向きな勉強しましたし、カラダとも向き合いました!
こんな姿勢が学生時代あれば、どんな人生になってたでしょう・・・
私が金剛山を習慣としてなかったら、この歩きにはハマってなかったでしょう。
よく舗装され歩きやすい道では、必要性を感じなかったでしょう。
自然の道には上りも下りもデコボコ道も、時には雪道もアイスバーンもあります。
そこを腕を振って歩幅を広げては歩けませんし、ケガにもつながります。
車でいえば四輪駆動車のような逞しさがあれば、こんな楽しいことは無い!
だからこの歩きに魅了されていきました。
関係しそうな本は片っ端から読み、それも気になる個所はカラダで理解できるまで何度も。
大学の授業で使われるカラダの動きに関する専門の本は、難しくどれだけ読み返したか。
目の前のもやもやが晴れたのは、ある先生との出会いです!
股関節の大切さを書かれた「運動会で一番になる方法」という本の著者です。
印象に残っていた本だったので、あるイベントで見かけた時、話をしたく私から声を掛けました。
その出会いから、ワラジの凄さをおっしゃる先生と現在版ワラジ「リバイブ」の共同開発にも繋がりました。
思いが強いとこういった出会いもあるんですね!
当時、東京大学大学院(現・日本女子体育大学学長)の教授をされていた深代千之先生です。
研究室にも何度も伺ったり、何度も飲んだり、特に今だから話せますが、大学裏門近くにある先生行きつけの小料理屋から渋谷の外人ばかりのバーに付き合い、どう品川のホテルまで戻ったのか?
懐かしく思い出されます。
又、沖縄の居酒屋では盛り上がり、そこで私の富士山までの徒歩の旅の最終日に合流し、一緒に登ることが決まったり!
思い出いっぱいの先生です。
目の前が晴れたのは、ある時話の中でカラダの「どことどこの動きが繋がっているか」をポロっとおっしゃった時でした!
「カカトと股関節がつながっている」ということ。
「つま先は足関節とつながる」とのこと。
この話を聞き、今まで持っていたモヤモヤがパーッと開けました!
昔の人はワラジで歩きつま先で蹴ることはなく、地面を押すように(地面の反力で)!
だから上下動なく、ねじらず腰で歩けるのだ!っと
帯を締めた着物も乱れませんね!
そこから増々その事を意識し日々の歩き、金剛山歩きに集中!
股関節、肩関節、カカトとの連動、手の指の動かし方にまでなどなど、いろんな所に意識を持って歩きました。
上り下り(ゆるやか、急道)、速歩き、ゆっくり歩きなどあらゆる状況で様々なことを試しました。
富士山まで歩いた時もそんな感じで。
どんどん歩きが変わっていき(進化)本当に楽しかったです!
自身の歩きの進化同様に、販促の一環でやっていた教室で、いかに分かりやすく理屈をカラダで感じてもらえるかを試しながら反応を見て考えるのも楽しかったです!
カラダを動かす筋肉は、使えば強くなっていきます。
だから同じ歩くのでも、どこの筋肉を主体となって多く使うかで、丈夫な太りにくいカラダ作りにつながります。
このナンバ歩きは、中心部にある大きな筋肉が主となって関わり、カラダ作りにもつながるのです。
昔の人は移動も労働もカラダを使ってするので、やはり疲れにくく、それでいてパワーもでる効率的なカラダ使いをしていたと思われます。
だから、これから歳を重ねても可能性を感じるこの歩きに、20年経ってもまだ向上心を持てています!
この金剛山との出会いのお陰です!
お疲れさまでした!
ナンバを語るとつい長くなってしまいすいません・・・・