ナンバ歩きは、昔の人の歩き方といわれていますが、今の時代に当時の歩きをそのまま取り入れる必要はどうなんでしょう?
それに当時の人達も武士、商人、お百姓さん・・・と全て同じ歩きであったとは考えにくいです。
でも言えるのは、どんな場合でも自身の身体を使って歩くなり、労働をするなりしていたと言うことです。
だから直ぐ疲れるとか、効率が良くない身体の使い方はしていなかっただろうと考えられます。
私の場合この10年間は歩きに特化して、どんな道を歩く場合でも、その状況に応じたより快適さを求めて来ました。
当時の身体の使い方はきっとこうだっただろうとか思いながら、でもその大切な部分は活かしながら工夫を重ねました。
始めた頃から思うと、ずいぶん身体がシッカリしてきて、動きの軸も安定してきたように思います。
ベースは金剛山の山歩き(1,640回)にありますが、通勤時の歩きにおいても常に何かを感じながら歩いています。
現在版わらじサンダル「REVIVE」を協同開発頂いた東京大学大学院の深代教授も、日本古来の履物わらじの機能性を評価されています。
でもいくらいいと言っても現在社会ではそのまま履けないですよね。
そのいいところを残しながら現在社会でも使える履物にしたのが、「WAVE REVIVE」です。
同じように歩きにおいても、現在社会に活かせる歩きに進化させることが大切だと思っています。
健脚の方から歩くのが辛いという方まで、きっとうまく歩く為の身体の使い方の基本的な部分は変わらないと思います。
私の教室にも様々な方々に参加頂き、実感としてそう思います。
*坂道や長い距離もより楽に歩きたい
*より効果的な歩き方で健康、体力を維持したい
*腰やヒザへの負担の少ない歩き方を身につけたい
*趣味の山歩きに活かしたい
という思いで参加いただく方々が多いようですが、
どんな状況においても安定して、快適に心地よく歩けることを求めてもっと進化していければと思っています。
体幹をうまく使い大きなパワーを活かすということですね。
そんな歩きというのは、歩きだけでなく動きも機敏になり、姿勢も良くなり、身体の内部にもいい影響が現れ、そして脳もハッピーになりいい流れがどんどん加速していくように感じます。
そう考えれば、自分の楽しい後半の人生を作るベースは歩きにあるかも知れませんね!
たかが歩くことですが、奥が深いですね!