妻がいなくなるというのは、支えがなくなりこの上なく寂しいです。
6月25日に最愛の妻が息を引き取りました。
今年初めまでは元気で、いつもどおりの生活をしていたのですが、3月にガンに犯されていることがわかりました。
抗がん剤治療はしたくないとの本人の強い意志で、ガンと向き合っていく道を選択。
でも痛みには耐え切れず最後は放射線治療だけは受けていました。
その間掃除、洗濯、料理と全く出来ない私にやり方を指導してくれました。
3月から5月自宅で出来る野菜を、どう料理するか指導も受けレシピも作りました。
今となっては、強烈に心に残る時間でもあり、楽しい時間でもありました。
お陰で今もこうして自分の力で生きていけているのだと感謝です。
自分への不安、痛みでそれどころではなかったと思うのですが、微塵も見せず私の方を向いてくれていました。
入院時には、自分の葬儀の要望まで聞かされ・・・
いつも綺麗に化粧をし身なりを気にしていた妻が、手の自由も利かなくなるようになり、亡くなる2日前に手足の爪を切ってあげることが出来たのが最後の私の妻孝行になりました。
看護婦さんには、「何も思い残すことない!」友人達には「今が一番幸せ!」と言っていたようです。
今の私は、その言葉に救われています。
先日49日間の修行を終え妻は仏さんとなりました。
名前も「寶照陰愛徳仁佳大師」となり、妻の今まで歩んできた人生を「愛」「徳」「仁」という字で表現頂いています。
その通りでうれしいです!
葬儀後は、多くの妻の友人の方々が来て下さり、お手紙も頂きました。
小学生時代の思い出話、学生時代の話、私が知らなかった色んな一面を知り、もっと早く知っていればと涙が止まりません。
私自身も生きていく中で人間として大切なことを気づかされた49日間でした。
遠方から来ていただいた方もおられますし、皆さん本当にありがとうございました。
まだまだ気持ちは前を向こうと思ったり、落ち込んだりの繰り返しですが、先月から金剛山にも行くようになりました。
自分と向き合う時間も、自然の中でシッカリ汗をかきながらだと少しずつ元気が出てきます!
前を向こうとういう気持ちになってきます!
料理も楽なほうに走らず、なるべく自分で作るようにしています!
掃除も洗濯もちゃんとやってます!
妻のあの姿を無駄に出来ないです!
今日までシッカリ休ませて頂きましたが、9月からはまた元気に頑張ろうと思ってます!