皆様からお寄せいただいた質問にミズノトラッククラブ(MTC)・チームミズノアスレティック(TMA)のメンバーがお答えしました。練習・試合においてぜひ参考にしてください。

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トレーニング・その他

回答内容

テキスト

岩本広明

こんにちは。ミズノアスレティックトレーナーの岩本広明です。
足のどこがつったのかで、対処が少し違いますが、二日たっても痛みが出ているのは、単なる痙攣でつったのではなく、筋肉が少し傷んでいると思われます。軽い肉離れの部類だと考えて対処したほうがいいです。

まずはアイシングして安静、軽い圧迫をすべきです。痛みが和らぎだしたら、少しずつ温めて、ストレッチと体重をかけない筋トレ、次に体重をかけて筋トレしてから、走り始めてください。ふくらはぎであれば、何度も繰り返すことも多いので、要注意です。

岩本広明

こんにちは。ミズノアスレティックトレーナーの岩本広明です。
ウエイトトレーニングはバーベルや器具を使ったものですが、補強とは自分の体重を利用して行うトレーニングをさすことが多く、腕立て伏せ、鉄棒での懸垂や逆上がりなどもそれにあたります。腹筋、背筋もです。自分の身体的な特徴として弱い部分を強くする。あるいは自分の長所である部分をより強くするために種目を選んだり、やり方を工夫して行っているトップアスリートが多いです。

セット数は2から5セットと状況に応じて変えています。中にはウォームアップに補強を軽くやってからという選手もいます。意識をして体幹を安定させ、体幹、骨盤を中心に肩や股関節をうまく動かせることが重要です。回数にこだわらず、正しい姿勢でうまく肩や股関節を使うことからはじめましょう。種目を問わず、片脚のスクワットをすすめます。膝と股関節両方がうまく使えるように出来るとけが予防、パフォーマンス向上に役立つはずです。

ミズノトラッククラブ荻田大樹

こんにちは。ミズノトラッククラブ荻田大樹です。
この部分に関してはあまりハッキリしたことは言えませんが、中学生であればそこまで筋肉をつけすぎなくてもいいと思います。重りを担いでするウエイトトレーニングなどではなく、まずは腹筋や背筋などの「体幹トレーニング」や鉄棒など「自重で行うトレーニング」程度で大丈夫ではないでしょうか。 筋肉を付けてパワーアップするよりも、まずは色々な種目にチャレンジして新しい動きを体に覚えさせていく方が、バランスのいい筋肉がついて将来的に結果に結びつきやすいのではないかと思います。

岩本広明

こんにちは。ミズノアスレティックトレーナーの岩本広明です。
足がつる原因は大きく分けて、筋肉をどう使うかによって起こる場合と体全体の水分やミネラル不足による場合の二つにわかれます。短距離の場合はその人のスプリントのフォームにより疲労が集中した筋肉にけいれんが起きたり、異常な興奮により起こることがあります。

ふくらはぎの場合足首を伸ばす動きしすぎると、ももの前の筋肉はももを上げ過ぎると、ももの後ろは踵をお尻にひきつけすぎるような動きで、それぞれ筋肉が短くなった位置で収縮しようとするとつってしまうこともあります。走りの中でももの前と後ろ、お尻の筋肉をバランスよく使えるようにすることが大事です。

もうひとつの場合は脱水や異常な高体温に注意し、水分の摂取、電解質(塩分など)を必要に応じて摂る事が大事です。

岩本広明

こんにちは。ミズノアスレティックトレーナー杠大樹です。
アスリートにとってトレーニングと同じくらい重要なのが[食事]です。試合前の食事はもちろんですが普段の食事も大切です。普段の食事では(1)主食(2)おかず(3)くだもの(4)乳製品(5)野菜をバランスよく摂りましょう。

試合前日や当日の食事で重要なのはエネルギーの元になるグリコーゲン(炭水化物)です。試合前にグリコーゲンを筋肉や肝臓に貯えておくことで試合でパフォーマンスを発揮できます。グリコーゲンが多く含まれている食べ物は白米、うどん、パスタ、パンなどです。

試合当日の朝食は食べた物が消化吸収してエネルギーに変わる時間を考えて試合の3~4時間前までに食事を済ませるようにしましょう。またグリコーゲンと一緒にビタミンCを摂取することで体調を整えることができます。 遠征などでホテルに泊まる場合などで十分な食事ができない場合は、コンビニでなどで必要な食べ物を買うなど工夫してみましょう。また試合と試合の間に時間がある場合に備えてゼリーやおにぎりなどを準備しておくと良いと思います。

ミズノトラッククラブ 市川華菜

こんにちは。ミズノトラッククラブ市川華菜です。
まず一つ目は、傾斜なので身体を斜め上方向に運ぶ際に平地よりも大臀筋やハムストリングスに負荷がかかります。そのことによって単純に筋力アップの効果があります。

もう一つは、上体の乗せ込み動作によるスムーズな重心移動です。傾斜になっているので上体を立てて走るとうまく重心が移動していきません。そこで上手く上体を乗せ込むことにより重心移動をスムーズに行うことができます。短距離走において、上体の乗せ込み動作がより重要な局面はスタートから30m付近までです。傾斜のキツイ坂はスタートから15mまでの動きをイメージし、傾斜の緩い坂は15m~30mの上体が少し起き上がった時をイメージすると良いでしょう。傾斜の角度によって練習のポイントが変わってるくるので意識しましょう。

こんにちは。ミズノトラッククラブ和田麻希です。
短距離の冬期練習は様々ですが、基本的には走りこみと体力づくりになると思います。短距離の場合、走りこみになるとスピードの質が落ちてしまいがちになりますが、大切なのは試合を常にイメージして一本一本走ることです。

本数が増えたり、距離が伸びたりしてもスピードは維持しましょう。そして、それを継続することが大事です。走りこみ、ウエイト、補強をバランスよく冬期に行うことで、シーズンに向かうにつれて少しずつ練習量を減らしていけばタイムも上がると思います。頑張ってください!

ミズノトラッククラブ荻田大樹

こんにちは。ミズノトラッククラブ荻田大樹です。
夜の自主トレに関してですが、それ以前に本練習があったと思いますので、あまり負荷の高いトレーニングは怪我のもとになりやすいので避けたほうがいいでしょう。本練習中に使った部分をストレッチでほぐしたり、集中して取り組めなかった部分を「腕立て伏せ」や「腹筋、背筋」などの補強で補ったりと、基本的な事で十分だと思います。良い気候でしたら外を軽くジョギングなどすると体だけではなく気持ちもリフレッシュできていいと思います。

岩本広明

こんにちは。ミズノアスレティックトレーナー杠大樹です。
マッサージの目的と効果(1)コンディショニング(2)疲労の回復(3)ウォームアップ(3)パフォーマンスの向上(4)スポーツ障害の予防と治療などです。
マッサージの基本手技は下記のものがあるので参考にしてください。

軽擦法(けいさつほう)
軽擦法はマッサージの最初と最後に行うものでマッサージの基本となるものです。まずは手のひらや四指を使って皮膚を軽く擦ります。擦る際は手のひらを皮膚に密着させ身体の末端から心臓へ向かって擦っていきます。軽擦法を行うことで皮膚温度が上昇し血流が良くなります。

強擦法(きょうさつほう)
手のひら全体や二指、四指を使って筋や腱に強めの圧を掛ける手技です。強擦法は深部の筋や腱組織に対して有効で肉離れをした後の瘢痕や癒着の除去などに用いられます。マッサージする際は刺激の強さに注意してください。

揉捏法(じゅうねつほう)
字のごとく筋肉を揉む手技です。手のひらや手根(親指の付け根)、四指、二指を使い筋肉に対して圧力を掛け円を描くように少しずつ移動していく手技です。

この際に目的とする筋肉にしっかり圧を加えることが重要です。圧が加わっていないと皮膚表面が擦れるだけで効果がありません。

圧迫法(あっぱくほう)
手のひらや手根(手のひらの親指の付け根)などを使って筋肉を圧迫をする手技です。適度な刺激を加えることで筋を緩めたり痛みを軽減させることができます。持続的に圧迫する方法や間欠的に圧迫する方法があります。

震せん法(しんせんほう)
目的とする筋肉を圧迫しながら振動を与える手技です。振動を与えることで筋組織の活性化、筋の緊張を軽減させることができます。

叩打法(こうだほう)
手の小指側や手を軽く握った状態で筋をリズミカルに叩く方法で、筋の緊張を軽減させる時に用います。

伸展法(しんてんほう)
簡単に言えばストレッチです。他動的に筋や腱を伸ばすことによって可動域を広げる目的で行います。ストレッチをする際は痛みがない範囲で行うことが重要で相手に確認しながら行うようにしましょう。

岩本広明

こんにちは。ミズノアスレティックトレーナー杠大樹です。
スポーツする体を作るには[トレーニング][休養][食事]が大切です。プロテインはサプリメントの一つで普段の食事では足りない栄養素を補助するものです。毎日の食事で(1)主食(2)おかず(3)くだもの(4)乳製品(5)野菜をバランスよく食べて必要な栄養素を摂れていればサプリメントは必要ありません。しかし部活動で帰りが遅くなったり、好き嫌いがある、食欲がなかったりするとどうしても栄養が偏ってしまいがちです。

そこで必要な栄養素を効率的に摂取する事を目的にサプリメントを活用します。このように不足がちな栄養素を補うためにサプリメントは有効ですが、栄養素が足りない、もっと筋肉をつけたいからと言って必要以上に摂取すると脂肪を蓄えてしまったり肝障害、頭痛などを引き起こす事もあります。

サプリメントを摂取する際は使用するサプリメントの注意書きをよく読み、摂取するタイミングや運動量、自分の体格などを考慮して摂取するようにしましょう。

岩本広明

こんにちは。ミズノアスレティックトレーナー岩本広明です。
けがの予防で効果のあるものはたくさんあります。筋力をつける(トレーニング)、柔軟性をつける(ストレッチング)、体のゆがみを戻す(バランストレーニング)、炎症を未然に防ぐ(アイシング)、衝撃を少なくする(シューズの選択)、筋肉や骨を強くする(栄養を考えた食事)、練習の量や質を計画的にコントロールするなどです。自分に必要な、少しでもできるものからやりましょう。また無理なく継続できるようにしましょう。

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