クラブの名称と機能:ウッド

■ウッドの名称

ウッド ヘッド各部名称
ロフト角
ロフト角の測定方法は、「オリジナルロフト」と「リアルロフト」の2通りがあります。「オリジナルロフト」は、フェースとソールのなす角度を90度から引いた角度で、記載されているロフト角は「オリジナルロフト」を記載しています。

フェース角
フェース角
ウッドクラブをソールした状態で、シャフトをライ角通りにセットした時、フェースがシャフト軸線に対してなす角度がフェース角です。セットアップ時に、目標方向に対してフェースがスクエアになるものが、フェース角0度になります。フックフェースのクラブは、ボールのつかまりがよく、平均的なヘッドスピードのゴルファーに向いています。フェース角がスクエアになるほど、ヘッドスピードの速いハードヒッターに向いています。

ライ角
ライ角
ソールを水平に合わせ、シャフトを垂直に固定した状態で、シャフトと水平面とのなす角度がライ角です。ライ角がアップライトすぎる場合は、ボールの捕まりがよく、弾道は高くなりますが、フックやヒッカケが出やすくなります。フラットすぎる場合は、ボールが捕まりにくく、弾道は低くなり、スライスやプッシュアウトが出やすくなります。

ヘッド体積
ヘッド体積cm3
ヘッドの大型化にともないヘッドの大きさ表示方法として用いられています。ヘッド体積の大きさと見た目の大きさとは必ずしも一致しません。ディープタイプ(ヘッドが厚い)は、体積が大きくても、見た目には大きく感じません。シャロータイプ(ヘッドが薄い)は、体積が小さくても、見た目は大きく感じます。また、ヘッド体積の大きさや形状によって、打ちやすさやボールのつかまりやすさが大きく変化します。

スイートスポット高さ
スイートスポット(SS)高さ
ソールのレベルラインからフェース面上の重心位置の距離がスイートスポット(SS)高さです。低重心モデルは、SS高さが低く、ボールが上がりやすくなっています。SS高さが高くなるほど、ボールの飛び出し角度は低くなります。

投影面積
投影面積
ウッドヘッドをクラウン側から見た大きさを表わします。ヘッドの厚みによって投影面積が違うため、アドレス時のイメージも変わってきます。ディープタイプは投影面積が小さく、シャープなイメージを与えてくれます。シャロータイプは投影面積が大きく、安心感を与えてくれます。

重心距離
重心距離
ヘッドの重心位置からシャフト軸線までの垂直長さが重心距離です。重心距離が短いほど、インパクトでヘッドが返りやすく、コントロールしやすくなります。重心距離が長くなれば、ヘッドが返りにくくなりますが、慣性モーメントが大きくなるため、方向性が安定します。

重心深度
重心深度
スイートスポットから重心位置までの距離(mm)が重心深度です。重心深度が大きいほど、慣性モーメントが大きくなり、ヘッドのブレを抑え、方向性を安定させます。また、ヘッドの返りもよく、ボールがつかまりやすくなっています。

ゴルフクラブ記載の原産国と数値について

■ゴルフクラブの原産国は、クラブの組み立てを行った国名を記載しています。

■ロフト角(度)、ライ角(度)、バウンス角(度)、フェースプログレッション(mm)などは、設計値を記載しています。

■クラブのトータルウエイト(重さ/g)は測定(参考)値です。

■パターのロフト角は、シャフト傾斜角を考慮したE-ロフト角を記載しています。


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