レインウエア FAQ よくあるご質問

洗剤は中性洗剤を使用し手洗いでお願いします。
洗剤は少なめで、漂白剤・柔軟材は使用せず、すすぎを十分に行って下さい。
洗濯後はハンガーにかけて日陰で十分乾かして下さい。また、あて布をして低温でアイロンをかけると生地表面の撥水機能が回復します。

雨で体が濡れると…。

雨で体が濡れると体温を奪われます。
これは冷たい物に接したときに熱が移動する「伝導」という現象が関係しています。
たとえば、水は空気の25倍の速さで熱を伝えますので、濡れてしまえばそれだけ早く体温が奪われるという事につながります。

怖い「低体温症」とは…。

体温が奪われつづけると「低体温症」になります。
これは、深部体温が35℃以下になった状態を指し、ろれつが回らなくなったり、意味不明な発言をするなどの症状も出ます。
判断力は低下し、よろめいたり、つまずいたりと思うように体が動かせなくなり、これがさらに下がると死に至ることもある。
低体温症はけっして冬山だけの問題ではなく、´09年夏のトムラウシ山遭難事故では、これが死亡事故の原因の一つと考えられます。

吸汗速乾のベースレイヤーが必要

レインウエアの機能を十分に発揮するためにレイヤリングも重要です。
衣服内のムレを軽減する透湿機能を発揮するには、吸汗速乾にすぐれたウエアが必要です。
汗の水分をすばやく吸収し水蒸気として、ウエアの外側へ拡散する。
レインウエアの透湿機能はその水蒸気(ムレ)を外に逃してくれます。
また、レインウエアを着るぶんインナーを薄着にしたり、気温低下に備えて保温ウエアを加えたり、こまめに調整できるレイヤリングが重要です。

ウエア表面から”水をはじく”機能。
水がしみこまない構造とはいえ、表面に水が溜まると体温を奪ったり、透湿機能を防げる要因になります。
また、使用後収納する際もザック内を濡らさないなどのメリットがあります。

※耐水と撥水の違いについてはこちら

洗濯後に撥水性が回復しない場合は、ウエアを充分乾燥させた後、市販の撥水スプレーを一度に大量に塗布するのではなく、乾かしながら薄く重ねてスプレーすれば撥水性が回復します。

破れたり、小さな穴があいて破損した場合は市販のリペアシートなどをご利用下さい。

撥水機能(表生地が水をはじく性能)は生地の汚れや洗剤の残留で低下します。
撥水機能を回復するには、きれいに汚れを落とし洗濯後にアイロンをおあてください。

また撥水スプレーでも回復します。
洗濯方法はファスナーやボタンなど付属品の問題がありますので、ウエアの洗濯表示に従って下さい。