詳しい解説 Q&A
LacttoRUN30は、フルマラソン完走を目指すすべてのランナーをサポートするもので、走行中の汗乳酸を測定した結果から、適正マラソンペースや練習時の目的別おすすめペース提案などを行うサービスです。
乳酸は無酸素運動と呼ばれるきつい運動を行ったときに、体内にできる物質です。運動中にこの乳酸が増えてくるということはきつい運動が行われていることを意味します。LacttoRUN30では汗に含まれている乳酸の成分を測定していますので、汗乳酸と呼んでいます。
従来は乳酸の計測には採血が必要でしたが、LacttoRUN30では汗から計測しますので、針を刺したり血を採ったりすることはありません。また、測定時に痛みを伴うこともありません。
"Lactate Threshold" の略で、体内で乳酸を増やさずに実施できる最大の運動強度(ランナーにとっては最大速度)を指す用語です。日本語では「乳酸性閾値」とも呼ばれます。この速度で走れば、理論的には長時間走り続けることが可能です。
お客様情報シートの記入⇒専用デバイスの装着⇒トレッドミルでの試走及び計測(10~20分程度)⇒計測結果の出力⇒計測結果をもとにアドバイス、という流れになります。
STEP1 お客様情報シート記入 はじめにお客様のマラソン歴、タイム、目標大会など基本情報をお客さまシートに記入していただきアドバイザーがヒアリングをします。
時速6kmからスタートして1分ごとに少しずつ(時速1kmもしくは時速0.5km)速度を上げていき、きついと感じる速度まで走っていただきます。お客様の持久力によって測定時の走行時間は10~20分程度となります。
適正マラソンペース(=LT速度:理論的に長時間走り続けられる最大の速度)や疲労回復やスピード改善といった練習目的別のおすすめペース、ワンポイントアドバイス、練習メニュー例、おすすめシューズなどを記したレポートをお渡しします。 結果シート
LacttoRUN30は完走をお約束するものではなく、完走を目指すランナーをサポートするサービスです。適正マラソンペースや目的別おすすめペースも測定した時点でのものとなりますので、実際には体調や天候、環境、コースなどに応じて調節が必要です。
その際の目安としてはペース(速度)だけでなく、結果シートにある心拍数や主観的運動強度(ご自身が感じるきつさ)も考慮してください。
フルマラソン参加中に30km付近で脚が動かなくなり、ペースダウンしてしまうことです。多くのフルマラソン経験者が体験すると言われており、その原因は前半をオーバーペースで走ってしまうことだと言われています。LacttoRUN30はこの「30kmの壁」を超えるための手助けをするサービスです。
フルマラソン初心者の方からタイム短縮を狙うエキスパートランナーまで、「30kmの壁」の克服を目指す全てのランナーにご活用いただけます。
※対象年齢は18歳以上となります。