自分の歩き方を理解するって大事!

歩行動作を科学的に分析する基幹理論『Motion DNA(モーションディーエヌエー)』と、日常生活の様々な身体活動の困りごとを解決する製品設計コンセプト『MIZUNO ADAPT(ミズノアダプト)』について、ゲストにミズノブランドアンバサダーの、スキージャンプ 葛西紀明選手(土屋ホーム)をお招きして発表しました。

■なぜ「歩行」が大切なのか?

基幹理論『Motion DNA』は、バイオメカニクス分析と身体機能分析をベースに、歩き方や歩行に必要な機能・部位が推定できる理論です。ミズノと大阪府立大学 地域保健学域 岩田晃教授による共同研究で、立位姿勢分類から人の歩行は大きく4タイプに分類できること、タイプによって、歩行時に使う身体部位や使い方が違うことを新たに発見。歩行能力と歩行タイプを分析することで、その人に適した商品やサービスを提供できるというものです。歩行タイプは測定した日によって変わるということではなく、DNAと言っているくらいなのでもって生まれたものと聞くと実際に試したくなりました。

▼『Motion DNA』について
URL:https://jpn.mizuno.com/poweredlife/motiondna

■歩行能力を測定してみました

まずは自分の歩き方をチェックしてもらいました。画面に年齢等を入力し、合図とともに歩いてみました。普段通り、ということで何も考えずに歩いてみたところ、なんと同世代の基準範囲より、速度は「やや遅い」、歩幅は「狭い」という散々な結果が・・・。リモートワークが増えて通勤も減り、歩かなくなったことが要因なのかもしれないと反省。
測定結果フィードバックシートには、認知機能の低下は、歩行速度に表れるということが書いてあり、ますますトレーニングの大切さを実感しました。

MIZUNO TOKYO 6階測定コーナー

MIZUNO TOKYO 6階測定コーナー

体験者の歩行測定結果フィードバックシート

体験者の歩行測定結果フィードバックシート

■続いて歩行タイプも体感

ミズノと大阪府立大学 地域保健学域 岩田晃教授との共同研究により、骨盤の傾斜角度と膝の角度という2つの視点から、立位姿勢が4つに分類されるというもの腰・膝・足首に測定用のベルトとマーカーを装着して、格子状のパネルの前に横向きに立って撮影してもらうだけで、自分の歩行のタイプがわかるという、凄い早さで計測できてビックリしました。私はタイプ2になりました。ちなみに、ゲストの葛西選手はタイプ1でした。

タイプ2は「股関節と足首で地面を蹴って歩くタイプ」。最近、股関節が固くなっていて、足首ももともと弱いので、これを機にトレーニングをはじめて強化しないと衰えていくばかりと少し焦りを感じました。今回自分の歩行タイプがわかったことで色々前向きな気持ちになれたことがすごくいいチャンスだと思いました。MIZUNO TOKYOとMIZUNO OSAKA CHAYAMACHIに常設しているのでぜひ皆さんも体感してみてください。

4つの歩行タイプ

4つの歩行タイプ

■一般生活者の身体活動の困りごとを解決する製品設計コンセプト
『MIZUNO ADAPT(ミズノアダプト)』とは

ミズノがスポーツシーンで培ったテクノロジーを日常生活シーンにフィードバックし商品化していくこのプロジェクト。着脱しやすいウエアや動きやすいパワーアシストスーツなど、日常生活シーンに適応(ADAPT)するアイテムを展開する予定です。

記者発表会内、商品展示

記者発表会内、商品展示

その中のひとつ『ミズノパワーアシストスーツ』は、ウエアと一体型設計で、体にフィットし着脱も簡単、非電動式で約3.2kgと軽量なのが特長です。着用して荷物を持ち上げる動作をした場合、腰の筋(脊柱起立筋)の負担を約15%軽減する効果が期待できますという優れものです。

記者発表会場での試着体験の模様

記者発表会場での試着体験の模様

▼『ミズノパワーアシストスーツ』について
URL:https://jpn.mizuno.com/poweredlife/mizunoadapt/powerassistsuit/

今後ますます需要が増えそうな『MIZUNO ADAPT』シリーズに期待です。
また、『Motion DNA』は2023年までに10万人の歩行能力測定機会の提供を目指し、そのデータをもとに商品やサービス向上を図るそうです。

▼『MIZUNO ADAPT』について
URL:https://jpn.mizuno.com/poweredlife/mizunoadapt/