CASE 06 尚絅学院高等学校/宮城県
速乾性と着心地を両立し、快適にパフォーマンスを発揮できるウエアを。

速乾性と着心地を両立し、

快適にパフォーマンスを発揮できるウエアを。

速乾性と着心地を両立し、

快適にパフォーマンスを

発揮できるウエアを。

秋の気配を感じる爽やかな風が吹き抜けるグラウンド。澄みわたる晴空のように鮮やかなブルーのポロシャツをまとった生徒たちが次々とハードルを跳び越えていく。尚絅学院高等学校(以下、尚絅学院)は1892(明治25)年の建学以来、130年の長い歴史を誇る伝統校。“杜の都”仙台の市街地近くに校舎を構え、グラウンドから見上げる青葉山が四季折々に異なった表情を見せる美しい自然環境に囲まれる。尚絅学院では7年ほど前からミズノのウエアを体操着として採用している。その経緯について、保健体育科教諭を務める加藤十大(みつひろ)先生にお話を伺った。「以前は綿生地のポロシャツを使用していたが、仙台の夏は蒸し暑く、汗が乾きにくい、頻繁に洗濯するのが大変といった声が生徒たちから挙がり、思い切ってドライ生地のポロシャツに変更しようという話になった」。メーカー選定にあたり、数社からサンプルを取り寄せ、加藤先生はじめ体育科の教員数名で機能性やデザイン、着用感などの検討に入った。当時のドライ生地は速乾性に優れる反面、肌触りがざらっとして硬いものが多く、着心地の面で懸念があったという。ミズノ採用の大きな理由として「ミズノのドライ生地は速乾性に優れ、柔らかく非常に肌触りもいい。快適性と機能性を両立した高品質のウエアに他のメーカーにはない魅力を感じた」と加藤先生は語る。尚絅学院ではハーフジップタイプのウォームアップシャツとパンツ、夏場に活躍するポロシャツとハーフパンツ、シューズをミズノ製品で揃えている。

躍動感あふれる鮮やかなクリアブルーが生徒たちの挑戦を支える。

躍動感あふれる鮮やかなクリアブルーが

生徒たちの挑戦を支える。

躍動感あふれる

鮮やかなクリアブルーが

生徒たちの挑戦を支える。

ウォームアップシャツにはミズノ独自の吸汗・速乾素材「フィギュアタッチ」が使用されている。「フィギュアタッチ」は裏面のハニカム構造が肌と衣服の接触面積を小さくし、常にドライで快適な着心地を保つことができる。デザインはカラーコンビネーションを効かせた切り替えがアクティブな印象を感じさせる。背中の襟下、左胸、パンツの右大腿部には、緑、青、赤の学年色を用いた「SHOKEI」のロゴタイプが映える。尚絅学院のシンボルマークは生命の輝きを感じさせるクリアブルーが特徴で、このスクールカラーとマッチしていたこともミズノ採用の決め手になったようだ。ポロシャツについて以前は白ベースのものを使用していたが、汚れが目立つ、透けやすいなどの課題があり、2年ほど前から現在の鮮やかなブルーのポロシャツに変更した。「カラーも学校の雰囲気にマッチし、保護者の方からお褒めの声をいただくこともある」と加藤先生。体育の授業はクラスによって多い場合週3回あるため、洗濯してもすぐに乾く速乾性の高さは生徒たちに好評のようだ。体育の授業でハードル走に取り組んでいた女子生徒に感想を聞いた。力強い走りがひときわ目を引いた彼女は現在ダンス部に所属。「夏場でも涼しく通気性がいいので、体育の授業だけでなくダンス部の練習にも活用している」。夏のダンス大会では思うような成績を残せなかったと語る彼女。その悔しさをバネに、次の全国大会出場を目標として掲げ、日々練習に汗を流す。

「不動心」。常に先手をとって動き、前へと進む力を育てる。

「不動心」。常に先手をとって動き、

前へと進む力を育てる。

「不動心」。

常に先手をとって動き、

前へと進む力を育てる。

尚絅学院では生徒たちの体操着の他、教職員が着用する紺をベースとしたポロシャツもミズノが提供している。「教職員のユニフォームを作ろうと声をかけたところ、多くの先生方から賛同を得られた」と加藤先生。体育科以外の教職員もこのポロシャツを愛用し、普段の授業や文化祭、体育祭といった学校行事に活用している。オーダーごとにデザインのモデルチェンジを行い、現在のポロシャツはすでに3代目になる。加藤先生が愛用している一着は、学内でも貴重な初代デザイン。使い始めて8年ほど経過しているとのことだが経年劣化も少なく、加藤先生もその耐久性の高さに驚く。加藤先生は剣道部の顧問も務め、座右の銘は「不動心」。3年生の卒業文集ではいつもこの言葉を生徒たちに送る。不動心とは一般的には“動じない心”を意味するが、加藤先生の解釈は少し異なる。何事に対してもしっかり準備し、常に先手をとって動くということだ。ただ自分を曲げない、その場に留まる、のではなく、押されたら受け流し、前が開いたら進めばいい。剣道歴30年を誇る加藤先生だからこそ辿りつける境地だ。「ブレることなく自分らしく進んでいく。運動やスポーツを通じて生徒たちにはそうした強さを学んでほしい」と熱く語る。「育む、羽ばたく、知と心」を教育理念に掲げ、夢に向かって大きく飛躍する力を育む尚絅学院。軽やかに、力強く、人生のハードルを跳び越えていく生徒たちの未来の姿が加藤先生の目に映っているにちがいない。

INTERVIEW with TEACHER
生徒たちが母校を誇りに思えるよう、
長く愛され続けるウエアを。
  • ミズノのウエアの着心地は?

    以前はドライ生地だと肌あれしてしまうこともあったので綿生地のものを使っていたが、ミズノのドライ生地は柔らかく着心地もいいのでとても気にっている。
  • ミズノのブランドイメージは?

    学生の頃、剣道部でミズノのジャージを愛用していたので安心感がある。どんな種目やスポーツシーンでも手に取りやすいブランドという印象がある。
  • 生徒にはどのように成長してほしい?

    将来社会に出て、どのような状況になっても臨機応変に、ずぶとく、ちょっとしたことでへこんだりしない。そんな人間に成長してほしいと願っている。
  • ミズノのものづくりに求めるものは?

    卒業した生徒が後輩の姿を見るたびに、高校時代を思い出したり、母校のことを誇りに思えるよう、この尚絅学院で長く愛され続けるウエアを作っていただきたい。
尚絅学院高等学校 教諭 保健体育科 加藤十大先生
部活動インタビュー 女子バレーボール部

スクールカラーが映えるオリジナルユニフォームを
ミズノカスタムスタジオで制作。

床を張り替えたばかりの真新しい体育館で、女子バレーボール部の部員たちが次々とスパイクを打ち込んでいく。尚絅学院では体育の授業や部活動に取り組む生徒たちがベストなパフォーマンスを発揮できるよう安全で快適な環境づくりに力を入れている。尚絅学院の女子バレーボール部は県総体で常に上位に食い込む実力校。平均身長が160cm台という小柄なチームがめざすのは拾ってつなぐ粘りのバレー。そのプレースタイルに惹かれて入部する部員たちの多くが中学時代からの経験者だ。現在部員18名のチームを指導する髙橋正監督にお話を伺った。女子バレーボール部では4年前からミズノのユニフォームを採用。ユニフォームの胸元には赤のラインが映え、これが尚絅学院のトレードマークにもなっている。「バレーボールはレシーブで床に滑り込むことも多く、汗で床が滑りやすくなり、ケガの原因にもなる」。そのため生地の吸汗・速乾性が非常に重要になるが、「ミズノのユニフォームは汗をかいても非常に乾きやすい。着心地もいいので選手たちは常に快適にプレーできている」と髙橋監督は語る。試合用ユニフォームは、白と紺それぞれをベースカラーとした2種類。尚絅学院のスクールカラーである赤、紺、白の3色を組み合わせたデザインが特徴で、前監督の時代にミズノのカスタムスタジオで制作したものだ。カスタムスタジオは3Dグラフィックにより、多彩なデザイン、カラー、マークを組み合わせたオリジナルユニフォームを制作できるミズノ独自のカスタムオーダーシミュレーター。パソコン画面上で360度回転、拡大縮小ができ、チームのシンボルマークやロゴタイプ、ナンバーなどのマーキングも3Dモデルの形状に沿って配置されるため、仕上がりをイメージしやすいのがメリットだ。

小柄なチームでも頑張れば勝てる。
気持ちをひとつに悲願の大会優勝へ。

カスタムスタジオは多様な種目のチームオーダーに対応し、尚絅学院では女子バレーボール部の他、弓道部、剣道部、バドミントン部がカスタムスタジオでユニフォームを制作。デザイン性や機能性の高さが部員たちに好評だ。女子バレーボール部でリベロを務める佐藤キャプテンも「試合用ユニフォームは硬めの生地が多いが、ミズノは薄手でストレッチ性も高いので快適に動ける。通気性も非常にいい」と絶賛。10月には全日本選手権、春高バレー宮城県予選を控え、宮城県の絶対王者・古川学園の打倒を目標に掲げる。圧倒的な高さを誇るライバルチームとの戦力差を補うため、髙橋監督は正確なレシーブと守備の重要性を説く。「バレーボールは身長の高い選手が活躍すると思われがちだが、自分たちのバレーボールで小柄なチームでも頑張れば勝てることを証明したい」と熱く語る。「部員たちの気持ちを理解し、全員の心がひとつになれるよう指導にあたっている」。自身も現役時代春高バレーの舞台に立ち、バレーボール選手として勝つ喜び、負ける悔しさを味わってきた髙橋監督だからこその言葉の重みを感じる。髙橋監督はさらに続ける。「言われたことをやるのは簡単。言われる前に自ら考え、行動できるか。それが社会で生きていくための基本。そういった主体性をバレーボールを通じて育てたい」。最後に佐藤キャプテンの目標を聞いた。「次の大会では優勝をめざして全力で挑みたい。実力では他校に負けていない。とにかく拾ってつないでチャンスをものにする」。さらにレシーブ力だけでなく、ボールコントロールの質を高め、ラストまでしっかりつなぐことがチームの課題であると冷静に分析する。佐藤キャプテンを中心に自分たちで考え、主体的に取り組む部員たちの姿は、まさに髙橋監督がめざすチームそのものだ。過酷な練習を乗り越えてこそたどりつける高みへ、日々チーム一丸となって挑む。

尚絅学院高等学校 女子バレーボール部 高橋正監督
スクールカラーが映えるオリジナルユニフォームをミズノカスタムスタジオで制作。
小柄なチームでも頑張れば勝てる。気持ちをひとつに悲願の大会優勝へ。

※本記事内の生徒や教員の方々からいただいたコメントは個人の感想であり、機能性を担保するものではございません。
※掲載記事は2022年9月12日時点のものです。

区切り
尚絅学院高等学校

1892(明治25)年に建学し、2022年に130周年を迎えた伝統校。「人間のあり方を探り、他者と共に生きる」を教育目標に掲げ、社会や時代のニーズに応え、未来を切り拓くたくましい生徒の教育に取り組む。コース別の進路指導が充実し、〈総合進学コース〉、大学受験も部活動も両立したい〈文理進学コース〉、国公立大学・難関私立大学の合格をめざす〈特別進学コース〉がある。全国大会連続出場の実績を誇る弓道部、県総体で常に上位に食い込む女子バレーボール部や女子バスケットボール部など部活動も盛ん。体育館、トラック、サッカー場、ソフトボール場、テニスコート、弓道場など施設・設備面においても力を入れ、文武両面から充実した学校生活をサポートしている。