case04 進徳女子高等学校 しなやかに、心豊かに。 自ら道を切り拓いて進む 女性をめざして。
CASE 04 進徳女子高校 イメージ1

ヨガやダンスなど多様なカリキュラムに、

安心して快適に取り組めるウエアを。

ヨガやダンスなど

多様なカリキュラムに、

新安心して快適に取り組めるウエアを。

静寂に包まれた空間のなかで、生徒たちが呼吸を整えながら深い瞑想に入る。進徳女子高等学校(以下、進徳女子高校)では、全国でも珍しく、生徒の心と身体の調和を図ることを目的としてヨガを授業の一環として取り入れている。進徳女子高校ではヨガやダンスの授業に使用する全面鏡張りの多目的ホールを設置。1年生は週に1回、ここでヨガの授業に参加し、心身をリフレッシュする時間をつくっている。進徳女子高校は、1908(明治41)年に創立。以来114年の歴史のなかで、建学の精神「行道進徳」に基づく「こころ豊かで礼節を重んじる女性」への教育に取り組んでいる。進徳女子高校では、2019年度よりミズノの体操着を採用。それまで使用していたスポーツメーカーがスクールウエアの展開を縮小したため、選択できるアイテムやデザインの幅が狭くなったことが、メーカーを切り替えた主な理由だ。保健体育科教科主任でダンス部顧問も務める菅原純先生にその経緯について伺った。メーカー選定にあたっては菅原先生が主導し、他の体育科教員と協議を重ねるなかでミズノの採用を決定した。「決められたものを全員が着るというルールのなかで、生徒全員が安心して快適に授業を受けられるウエアを選びたいというのが教員陣の総意だった」。課題であったアイテムバリエーションの豊富さに加え、菅原先生は「他のメーカーも比較検討を行ったが、素材の良さ、デザイン性の高さ、価格など総合的な評価でミズノを選んだ」と語る。

CASE 04 進徳女子高校 イメージ2

女子校ならではのデリケートなニーズに、

ナビドライ素材で細やかに配慮。

女子校ならではの

デリケートなニーズに、

ナビドライ素材で細やかに配慮。

体操着選びにおいては、女子校特有のニーズもある。「週に3回体育の授業があるので、特に夏場においては汗をかいたり洗濯したりしてもすぐ乾くことが求められる」。そうした思春期の生徒たちのデリケートなお悩みに応えられるのもミズノの強みだ。進徳女子高校が採用した体操着には「ナビドライ」という素材が使用されている。「ナビドライ」は糸・編組織により肌面の汗を吸い上げ、生地表面にすばやく移動拡散し乾燥を促す素材。またウォームアップシャツの内襟と脇下内側にはデオドラントニットテープが使用され、消臭機能も備える。さらに、「白いTシャツは透けにくいことが絶対条件。日焼けを気にする生徒もたくさんいる」と菅原先生が指摘するように、紫外線などの課題に細やかに配慮した素材や機能が充実していることもミズノ採用の決め手になったといえそうだ。デザインにおいてはアシンメトリーに配置されたステッチが特徴。ステッチには学校が指定する3色の学年色を使用し、前後から視認しやすい設計となっている。ヨガの授業を受けていた1年生はグリーンのラインがフレッシュな印象を際立たせている。「夏場でも風通しが良くて、ヨガマットを使ったストレッチやさまざまなポーズをとる際も動きやすい。のびのびとヨガに取り組める」と生徒の評価も上々だ。ヨガでリフレッシュした後は「瞑想することで勉強の不安や人間関係の悩みもすっきりする」。高校生という繊細な心をもつ時期だからこそ、ウエア選びも非常に重要だ。

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伝統と先進性。女子教育の可能性を追求し、

社会で輝く女性に導く。

伝統と先進性。

女子教育の可能性を追求し、

社会で輝く女性に導く。

ミズノに切り替える以前からスポーツメーカーを採用していた背景には、一般的な体操着メーカーではなく、競技で培った技術がしっかりと生かされたウエアを選びたいという菅原先生のこだわりがあった。「体育の授業や部活動を通じて、何かを達成できたときの喜びや楽しさを学んでもらいたい」。菅原先生の教育にかける強い思いが、総合スポーツメーカーであるミズノに対する信頼にもつながっている。昨今、男女別学校の共学化の流れが全国的に進み、広島県も例外ではない。これからの時代において女子教育が担う役割や社会的意義について「女子校は入ってみてわかる良さがある」と菅原先生は強調する。進徳女子高校では、文化祭などの学校行事の運営は生徒が中心になって行う。テントの設営といった力仕事も男子まかせというわけにはいかない。「自分たちですべてをやらないといけない環境があるからこそ、生徒たちの間で自然と役割分担の意識が生まれ、自分にできることを自分で考えて取り組むようになる」。そうした経験が社会で強く生きていくための自信につながるというわけだ。高校時代は目立たなかった生徒が、大学進学後にオープンキャンパスの企画・運営に率先して取り組んでいるという話もよくあるそうだ。女性の社会進出がますます進むであろう将来を見据えた、まさに先進的な教育環境といえる。多様性の時代に先駆けて女性視点の製品開発にも力を入れてきたミズノが、今後の女子教育において果たせる役割は大きい。進徳女子高校は、何事にも一生懸命に取り組む素直さと、新しい時代を切り拓く力を育み、社会で輝く女性にこれからも導いていく。

INTERVIEW with TEACHER 青木将大と菅原純先生
運動やスポーツを通じて自己肯定感を育み、
社会で活躍できる女性に成長してほしい。
運動やスポーツを通じて
自己肯定感を育み、社会で活躍できる
女性に成長してほしい。
  • ミズノのウエアに対する評価は?

    着心地が良く、アイテムのバリエーションも豊富。体育祭やオープンスクールの際など、教員陣もミズノのユニフォームを愛用しています。
  • 教育において大切にしていることは?

    運動やスポーツを通じて生徒たちに“できる喜び”を伝えたい。今までできなかったことができるようになることで、自己肯定感が高まります。
  • ミズノのブランドイメージは?

    さまざまな競技でトップアスリートが着用しているのでとても信頼できるブランド。スポーツで培われた機能がしっかりと生かされているのがいいですね。
  • 女子校の良さは?

    すべて女性だけでやらないといけない環境なので、一人ひとりが自分にできることを考えて行動するようになり、役割分担の意識や自主性が育まれることですね。
保健体育科の教科主任を務める菅原先生。現在、約20名の部員が所属するダンス部の顧問としても指導を行う。菅原先生自身もお気に入りのミズノのウエアを愛用する。進徳女子高等学校 保健体育科 教科主任 ダンス部顧問 菅原 純 先生
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CASE 04 進徳女子高校 1.バレーボール部 活動インタビュー

部員たちの憧れであった
ミズノのユニフォームに
モデルチェンジ。

放課後の体育館。バレーボール部員たちの溌剌とした声が響き、キャプテンを中心に統率のとれた動きで次々と練習メニューをこなしていく。進徳女子高校バレーボール部は春高バレーでの連続出場経験やインターハイ出場実績を誇る。県内では不動の地位を築きつつある強豪チームで、県外からの入部希望者も後を絶たない。2006年には、チーム強化の一環として元JT監督の小田雅志氏を新監督として迎え入れた。小田監督の豊かな経験に基づく指導のもと、今年7大会ぶり8度目となるインターハイ出場を決めた。バレーボール部では2020年よりミズノのユニフォームを採用している。それまで使用していたユニフォームが古くなっていたことが変更の主な理由だが、小田監督は「バレーボール女子日本代表チームがミズノのユニフォームを着用していることもあり、部員たちの憧れのブランドであったミズノを採用した」と語る。現役時代、名セッターとして活躍し、ユニフォームに対して強いこだわりを持つ小田監督も「汗をかいても吸汗速乾性が良く、快適にプレーできる。デザインも豊富で面白い」と高評価。部員たちが練習時に身につけていたブルーとホワイトの爽やかな配色のデザインも小田監督のお気に入りだ。また公式戦ユニフォームとして、当時県内の高校では初めての試みであったノースリーブデザインのユニフォームを採用。ノースリーブはVリーグのチームでも主流となっているスタイルだ。優れた機能性と鮮やかな発色が特徴の昇華プリントによるもので、チェックの透かし柄が可愛いデザインに仕上がっている。「進徳らしさを大切に、他校とは違ったスタイルでやってみようと思った」。そこには、部員たちにもトップ選手と同じ環境でプレーさせてあげたいという小田監督流の配慮もあるのだろう。

3年間地道にあきらめずに
やり遂げることが将来につながる。

バレーボール部では、シューズもミズノで揃え、体育館の床でも滑りにくく履きやすいと部員やコーチから好評を得ている。「スポーツに取り組む上で、気持ちを高めてくれるウエアやシューズを選ぶことが大切」と小田監督。チームを率いる馬崎キャプテンも「動きやすく通気性も良いので思いっきり練習に打ち込める」。インターハイを控えて「全国の舞台で自分たちのバレーがどこまで通用するのか楽しみ」と、大会ベスト4を目標に掲げ、チームの強みである高さを生かしたブロックと多彩な攻撃に磨きをかける。全国で戦える強いチームづくりをめざしながらも、「高校生らしく、皆さんにいいチームだなと思ってもらえるよう指導していきたい」と小田監督は語る。チーム全体に目を配り、一人ひとりを大事にしたいという姿勢から、小田監督の温かな人柄が伝わってくる。「第一線でレギュラーとして活躍する子もいれば、頑張ってもなかなかコートに立てない子もいる。全員が同じ方向を見て、同じ熱量を持って一丸となれるチームになってほしい」。まるで部員たちを見守る父親のように、指導における厳しさのなかに垣間見える優しさが非常に印象的だった。「球拾いでもいい。コートに立てなくても、3年間地道にあきらめずにやり遂げることがきっと将来につながる」。進徳女子高校のバレーボール部監督に就任した当時、百戦錬磨の名将をもってしても「指導することがこれほど難しいとは思わなかった」と語る。しかし、小田監督の思いはきっと部員たちの心に届いているはずだ。青と白のユニフォームをまとい、悲願の全国制覇へ。勝負の時はまもなくだ。

現役時代、Vリーグ男子JTバレー部のセッターとして活躍。引退後は、約10年間にわたりJT監督を務めた名将。一人ひとりを大事にするその指導に、部員からの信頼も非常に厚い。進徳女子高等学校 バレーボール部 小田雅志 監督(元JT監督)
CASE 04 進徳女子高校 1.バレーボール部 イメージ1
CASE 04 進徳女子高校 1.バレーボール部 イメージ2
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CASE 04 進徳女子高校 2.卓球部 活動インタビュー

鮮やかな紫とピンクの配色が
インターハイ常連校の
トレードマーク。

ラリーのリズミカルな音が響く卓球練習場。紫とピンクの配色が鮮やかなユニフォームに身を包み、部員たちが一心不乱にトレーニングを続ける。進徳女子高校卓球部は全国選抜、インターハイいずれも第3位、国体ベスト8の実績を誇る強豪。インターハイにおいては今年9大会連続、9度目の出場を決めた。バレーボール部と同様、県外からの部員も多い。現在部員12名、伝統と実績あるこの卓球部を牽引するのが中島健太監督だ。今年就任13年目となる中島監督は大学卒業後一度は卓球を離れ、企業に就職。その後恩師の言葉で教員の道に進み、再び卓球の世界に戻ってきた異色の経歴の持ち主だ。卓球部の監督に就任した当初、部員はたったの1名。当時の校長に、3年で全国大会に出場できなければ監督を辞めると告げ、背水の陣で挑んだ3年目に全国選抜出場を決めて見事約束を果たした。まさに有言実行の人だ。今年で採用5年目となる紫とピンクのユニフォームは、ミズノの昇華プリントによるもの。今や進徳女子高校卓球部のトレードマークともいえる。デザインや機能面については中島監督自身がミズノと協議し、スクールカラーである紫をベースカラーに、セカンドカラーのピンクの2色を用いたデザインをミズノに依頼。ミズノからの提案に対し、中島監督が一発OKを出した。「卓球は大会を通じて試合数が非常に多いため、汗をかいてもすぐに乾くことが機能として重要になる」。また遠征の機会も多く、洗濯後に速く乾いて連日の試合に対応できることも求められる。ミズノのユニフォームについて「想像以上に速乾性が高く、軽量性にも優れている。デザインも進徳らしく仕上がって、文句のつけようがない」と中島監督は絶賛する。

卓球競技においても、
社会においても
自らの夢を叶えられる人間に。

卓球部では紫とピンクの逆配色のデザインを含め、全部で4種類のユニフォームを試合に応じて使い分けている。伝統的に使用しているという背中の「Shintoku」の文字も、女子校ならではの丸みのあるフォントがアクセントになっている。「試合会場に大勢の選手が集まるなか、観客の皆さんや保護者、関係者のだれが見ても一目で進徳の部員と分かる」と中島監督は語る。ユニフォームの着用感について植木キャプテンにも話を聞いた。「とても動きやすくて、常に安定したパフォーマンスを発揮できる。紫を使っているのが進徳らしくて可愛い」。団体戦の時は全員が同じユニフォームで揃え、気持ちをひとつにして挑む。チームの強さについて「練習は真剣に、休みの日は楽しく、オンとオフのメリハリをつけている」と答える。もちろんそれだけではなく、中島監督の手腕と、想像を絶するような部員たちの努力があるにちがいない。キャプテンとして心がけていることは、チームメイトの意見と自らの意見をうまく調和させることだという。中島監督が彼女の人間性を見てキャプテンに抜擢したと語る通り、まさにチームのムードメーカー的な存在だ。「中島先生が熱心に指導してくれるので、頑張ろうという気持ちになる。インターハイでは進徳らしく最後まであきらめずに戦いたい」と植木キャプテンが目標として掲げるのは団体戦優勝だ。中島監督は技術的な指導だけでなく心の教育にも力を入れる。「卓球競技でも、人間としても日本一。果敢に挑戦し、自らの夢を叶えられる人間に成長してほしい」。インターハイ常連と呼ばれるまでになった現在も「上には上がいる。ミズノのユニフォームで全国の頂点をめざす」。もう、その夢に手が届くところまで来ている。

部員1名からスタートし、インターハイ常連の地位にまでチームの実力を引き上げた中島監督。持ち前の熱い指導で部員たちを鼓舞する。Tリーグに参加する卒業生もいて、「いつか進徳対決を見てみたい」と語る。進徳女子高等学校 卓球部 中島健太 監督
CASE 04 進徳女子高校 2.卓球部 イメージ1
CASE 04 進徳女子高校 2.卓球部 イメージ2

※本記事内の生徒や教員の方々からいただいたコメントは個人の感想であり、機能性を担保するものではございません。
※掲載内容は2022年6月28日時点の情報です。

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進徳女子高等学校ロゴ
学校法人進徳学園 進徳女子高等学校

1908(明治41)年に創立。以来114年の歴史のなかで、建学の精神「行道進徳」に基づく「こころ豊かで礼節を重んじる女性」への教育に取り組む。「普通科」と「国際食育デザイン科」という2つの学科で構成され、普通科には〈総合コース〉・〈選抜コース〉があり、将来を見据えた進路や大学進学をサポート。食育デザイン科は、2年生から〈進学〉・〈製菓〉に分かれ、より専門的な学びを深める。部活動においては、元JT監督を迎え入れたバレーボール部やインターハイ常連の卓球部のほか、自発的に活動の幅を広げているダンス部が有名。また、全国的にも珍しい雅楽部や日本女性の教養を深める茶華道部などがあり、部活動を通じて健全な心と体を育んでいる。