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120周年を機にブランドイメージを一新。

新生・桐生第一が飛躍する。

120周年を機に

ブランドイメージを一新。

新生・桐生第一が飛躍する。

学校法人桐丘学園桐生第一高等学校(以下、桐生第一高校)は1901年(明治34年)に創立し、2021年に120周年を迎えた伝統校。 桐生第一高校ではこの大きな節目の年に、学校のブランドイメージを生まれ変わらせる新たな取り組みや部活動の立ち上げなどを推進するプロジェクトが発足した。そのプロジェクトの一貫として、それまで長年使用されていた体操着もフルモデルチェンジを図り、新たにミズノのユニフォームが採用された。ミズノ採用の経緯についてプロジェクトの推進にあたった広報課長、齋藤康次先生にお話を伺った。今回、複数メーカーによる提案の中から比較検討を行い、最終的に桐生第一高校が採用したのがミズノのデザインプリントオーダーだ。独自のプリント技術による鮮やかな発色が特徴で、豊富なアイテムやカラー、素材など学校のニーズに合わせた多様なカスタマイズが可能だ。「既存のサンプルでの提案が多かった他社メーカーと違い、学校の個性や特色を打ち出せる他にはないデザインを作れることが本校のブランディングにおける狙いと合致した。」と齋藤先生。また従来使用されていた体操着は機能性の面でも課題があり、生徒や教職員の不満の声も多かったことから、総合スポーツメーカーであるミズノの優れた機能性や耐久性が大きな決め手となったようだ。

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進取の精神を感じさせる斬新なフーディスタイルを、

全国の体操着として初採用。

進取の精神を感じさせる

斬新なフーディスタイルを、

全国の体操着として初採用。

「新しいものを積極的に取り入れて前へと進む本校の姿勢を打ち出したい。」齋藤先生のその熱い思いとマッチしたのが斬新なフーディスタイル。学校の体操着としては全国初となる試みだ。スクールカラーもそれまで統一されたイメージがなかったが、今回桐生第一高校のメインカラーである爽やかなスカイブルーをベースに、機能性とファッション性を兼ね備えるデザインに仕上がった。「サンプルを何度も試作いただき、教職員の間で協議を重ねながら納得できるものが完成した。」とくにこだわったのがフーディの左腕側にプリントされた学校名「KIRYU DAIICHI」の文字。位置や大きさなど微調整を繰り返したポイントだ。また左胸とふくらはぎ部分には学年色で生徒のネーム刺繍を入れ、前後から学年色を視認できるよう配慮している。素材は優れた吸汗速乾性があり、肌感触や着心地の良さも追求した。「入学手続きの際には保護者から『カッコイイね』と驚きの声をいただき、学内外での評判も非常にいい。」齋藤先生は喜びの表情を見せる。体操着の着用感について、体育の授業中であった女子生徒の声も聞いた。毎週ダンススクールに通いレッスンに励む彼女も「デザインがカワイイし、着心地も抜群。フード付きなので便利です。」と大絶賛。下校してから自宅で着ることも多いようだ。今回、生徒用だけでなく、配色を逆にした教職員用のフーディも製作。「みんなとても気に入っていて、通勤時に着用している教職員もいます。」スカイブルーはすでに新生・桐生第一高校の新しい顔として定着している。

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体育やスポーツを通じて人間性を高め、

社会で活躍できる人に成長してほしい。

体育やスポーツを通じて

人間性を高め、社会で活躍できる

人に成長してほしい。

「本学の特長のひとつに『選べる』というポイントがあります。大人の価値観だけで判断するのではなく、生徒がやりたいことを自由に選べるようにしたい。」桐生第一高校は生徒の個性や多様性を尊重し、一人ひとりが楽しく深く学べるよう多彩な12コースの教育を展開している。また制服においてもTPOに合わせて自由に組み合わせができるよう、ニットやベスト、ポロシャツは3タイプのデザインを用意。さらに社会の変化に対応し、女子生徒はスカートかスラックスを選択することができる。体操着においても同様の考え方だ。フーディ、パンツ以外にも、ハーフパンツ、Tシャツ2色、ロングTシャツを採用し、季節や用途に合わせた組み合わせが可能に。生徒は運動やスポーツ、学校生活を自分らしいスタイルで楽しむことができる。“社会に出て役立つ人間の育成”という建学の精神に基づき、多くの優れた人材を社会に輩出してきた桐生第一高校。「体育は体力や運動能力の発達だけでなく、人間関係を学ぶためにとても大事です。周囲とうまくコミュニケーションをとるためにどうするかを考える。それは、社会に出てからも役に立つ力です。」生徒の健やかな成長を支えるために、ミズノの体操着はこれからも重要な役割を担っていく。齋藤先生の厳しくも温かい眼差しの奥には、スカイブルーの大空へ羽ばたく生徒たちの姿が映っているにちがいない。

INTERVIEW with TEACHER
生徒一人ひとりが自らの個性を大切に
スカイブルーの大空へ羽ばたくことを期待しています。
  • ミズノの体操着採用の決め手は?

    ブランドイメージを一新し、本校の特色や姿勢を打ち出すために、他の学校にないオリジナリティの高いデザインを作れる昇華プリントにとても魅力を感じました。
  • 学内外でのデザインの評価は?

    生徒からも教職員からも好評です。生徒用のフーディと配色を逆にしたデザインを教職員用にも作っていただき、みんな着心地が良くて大変気に入っています。
  • 先生の教育におけるお考えは?

    教育効果は後になって出てくるもの。高校の3年間思うようにいかなくても、在学中に身につけたことが社会に出てから実を結び、活躍してくれるとうれしいです。
  • 120周年の新たな取り組みは?

    2021年4月に県内の全日制では初の試みとなるeスポーツ部が始動し、ゲーミングPCも導入するなど生徒がやりたいことを学べる環境を整えています。
齋藤 康次先生
体操着
スクールカラーのスカイブルーと濃紺の配色がスポーティなアシンメトリーデザイン。トレンドのフーディスタイルは体操着としては全国初となるデザイン。吸汗速乾性に優れた素材で、縦方向の伸縮性も高く、肘や腰などのストレスを軽減。素早い動きにもスムーズに対応し、肌感触も良く着心地がいい。フーディの左腕側には「KIRYU DAIICHI」の文字をプリント。
区切り
部活動インタビュー1.陸上競技部

部員たちがタフなトレーニングに
安心して取り組める新しい素材のウエアを。

桐生市の中心部にある桐生市陸上競技場。部員たちはこの場所でやり投げや砲丸投げなどの投擲競技、トラック競技、八種競技など多様な種目のトレーニングで汗を流し、切磋琢磨している。桐生第一高校の陸上競技部は現在部員45名。数年前よりミズノのトレーニングウエアを採用し、全国大会での準優勝を含む数多くの入賞者を輩出するなどコンスタントに実績を残し続けている。この伝統ある部を牽引するのが、自身もやり投げで20年以上第一線で活躍してきた岩脇正和監督だ。トップアスリートとして常に限界に挑戦してきた岩脇監督だけに、ウエアへのこだわりは強い。「種目によってウエアに求められる機能が異なるなかで、ミズノは新しい素材を追求し、軽さや柔らかさ、耐久性に優れているので、毎日のタフなトレーニングでも安心感がある。」また、部員の声を大切により良いウエアを選ぶ岩脇監督は、現場のサポート力においてもミズノを高く評価している。陸上競技部では八種競技に取り組む部員も多く、過去に全国大会準優勝の実績もある。八種競技は100mや110mハードル、やり投げなど二日間で合計八種の競技を行い、その合計得点を競う。ウエアにもオールラウンドな機能が求められるなか、総合スポーツメーカーであるミズノはその点において大きな強みを発揮できる。八種競技に取り組む陸上競技部キャプテンも「走るときのフィット感が良く、汗をかいてもすぐに乾くので快適に競技に取り組める。」とミズノのウエアに信頼をおく。

自分で感じて、考えて、実行する。
あきらめない気持ちで全国大会をめざす。

陸上競技部では多くの部員たちがミズノのシューズを使用している。「シューズの選びかたや紐の結びかたひとつで足の形状に悪影響を及ぼしたり、ケガにつながるリスクがある。」今の子どもはフィット性よりもファッション性でシューズを選ぶ傾向が強いが、足の幅が狭いなど日本人の足の形に合っていないシューズも多いと指摘する。「日本人の足の形をしっかりと考えてくれるミズノのシューズなら安心して競技に取り組めてパフォーマンスも上がる。」これまで常に結果にこだわってきた岩脇監督は指導法も先進的だ。「指導のしかたも時代に合わせて変えていかないといけない。昔のように監督の指導に“はい”“いいえ”で答えさせるのではなく、自分で感じて、考えて、実行できるよう導くことが大事。」大会で思うような成績が残せなかったときも、課題がどこにあるのか、自分に足りないものは何か、じっくりと時間をかけて本人に気づかせる。高校の陸上競技は中学校には無い種目もあり、陸上競技の経験のない部員が全国大会で入賞を果たすケースも多いそうだ。「あきらめずに頑張れば、能力や経験の足りない子でも全国で戦えるようになる。」部員たちのモチベーションを維持するために、ウエアもシューズもいいものを長く使うことが大切だと語る。岩脇監督の粘り強い指導のもと、全国大会出場をめざして部員たちは着実に力を伸ばしている。

陸上競技部 岩脇 正和 監督 インタビュー
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部活動インタビュー2.硬式野球部

全国制覇を果たした1999年から、
ミズノのユニフォームを採用。

桐生第一高校では7つの強化指定クラブを設け、一流のコーチ陣が競技の実践と理論を専門的に指導しながら、それぞれの目標をめざして日々練習に取り組んでいる。硬式野球部もそのうちのひとつだ。硬式野球部は甲子園に春夏通算15回出場、1999年夏の大会では群馬県勢として初優勝を達成した県内屈指の強豪チームだ。ミズノが手がける甲子園でもおなじみの縦縞のユニフォームは、全国制覇したその年から採用されたものだ。現在、公式戦で使用するユニフォームや道具、用品類については一式ミズノの製品を採用している。ユニフォームのデザインには大きな変更点はないが、部員たちのより快適なプレーをサポートできるよう機能性に優れた新しい素材にマイナーチェンジを繰り返している。チーム運営を務め、現場コーチとしても精力的に部員の指導にあたる佐藤秀太郎部長は「日々成長する高校生の身体の変化に合わせた着心地や動きやすさにこだわっている。」と語る。とくに甲子園などの大会前には部員たちとしっかりコミュニケーションをとりながら、素材や着心地について選手にとってより良いものを選び、最大限のパフォーマンスが発揮できるようサポートしている。「群馬県の夏は連日高温注意情報が出るほど暑く、40度を超える野球場のグラウンドで9回を戦い抜くためにウエア選びはとても重要です。」汗の吸収や速乾性、通気性に優れるミズノのユニフォームは、そうした過酷な環境下で非常に頼りになる存在だ。

人間的な成長の先に見据える、
甲子園で勝てるチームづくり。

チームの雰囲気は非常に良いと語る佐藤部長。「経験豊富な3年生が技術的なサポートに回り、スタメンに入れない部員たちも他のメンバーのためにできることをやる。」一人ひとりが自らの役割を認識し、チーム一丸となることが結果にもつながっている。部員数が102名にも上る硬式野球部には二名のキャプテンが存在する。一人はプレーや技術面で牽引するゲームキャプテン。そしてもう一人、チーム全体をまとめる選手会長である古賀キャプテンに話を聞いた。「打線は軸が決まり、パワーもついてきた。守備面ではまだ課題はあるが、以前より確実にレベルアップしている。」とチームの仕上がりに自信をのぞかせる。「ミズノのウエアはとても動きやすく、プレー面ではまったくストレスがない。あとは目標を高く持ち、甲子園で勝てるチームとはどういうものかを考えながら取り組んでいきたい。」競技者である前に、一人の人間として成長をめざす古賀キャプテンの姿勢は非常に印象的だ。チームの持ち味は“元気”と“気迫”。「地域の人々から応援していただけるように、あいさつや礼儀、学校生活をおろそかにしてはならない。」高校生としての健全な生活基盤の上に、野球の技術も進歩していくと佐藤部長は教える。「強豪校がひしめくなか、ひとつひとつ勝ちを積み重ねていきたい。」佐藤部長と部員たちが見据える先には甲子園出場、さらには二度目の全国制覇がある。

硬式野球部 佐藤 秀太郎 部長 インタビュー
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※本記事内の生徒や教員の方々からいただいたコメントは個人の感想であり、機能性を担保するものではございません。
※掲載内容は2022年4月21日時点の情報です。

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桐生第一高等学校

明治34年桐生裁縫専門女学館として創立以来、「社会に出て役立つ人間の育成」という建学の精神に基づき、幾多の有為の人材を世に輩出。2021年に創立120周年を迎えた。教育方針「実学実践」に基づいた学びを通して、生徒が学ぶ楽しさや将来の仕事の楽しさを知り、成長を遂げていくための多彩な12のコースを設置。国公立、難関私立大学をめざす「特別進学コース」、専門的な技術の習得や専門性の高い分野への進学をめざす「総合コース」、硬式野球部や陸上競技部といった強化指定クラブ7競技で構成される「進学スポーツコース」などがあり、一人ひとりの個性や能力を育み、生徒それぞれの自己実現の達成と社会への寄与をめざしている。