【公式】ミズノ マウスカバーの誕生秘話から実際の評判までを徹底取材!

開発者にインタビュー 体験レビューも紹介

ミズノマウスカバーは、水着や陸上ウエアなどに用いられている独自素材を使用し、通気性やつけ心地などにこだわって開発された製品です。2020年5月に数量限定で発売を開始しましたが、SNSで話題となり、即完売するほどの人気となりました。

実際に商品を手に取った人は、マウスカバーに対してどのような評価をしているのでしょうか?

本記事では、ミズノマウスカバーの開発者の伊藤孝彦(いとう・たかひこ)に話を伺い、どのようにしてミズノマウスカバーが開発されたのか。また、レビュワーが実際にミズノマウスカバーを使ってみた感想についてもまとめています。購入の際の参考にしてみてください。

今回取材した相手は...

伊藤さん写真
氏名
伊藤孝彦(いとう・たかひこ)
担当部署
ライフ&ヘルス事業部
自己紹介
マウスカバーの企画・プロモーションを発売開始当初から担当。

「ミズノマウスカバー」とは?

ミズノマウスカバーは、新型コロナウイルスの感染が拡大していた2020年5月20日に、数量限定(2万枚)で販売しました。マスクの品薄などの問題から需要が高まっていることもあり、即日完売。

伊藤さん
伊藤さん

正直、ここまで人気になるとは思っていませんでした。これだけ多くの人に買っていただけてうれしいと思う気持ちがある一方、購入できなかった方には申し訳ないと感じました。

第二弾では、柄物を新しく追加して販売数も7万枚まで増やしましたが、各メディアに取り上げられた影響で、公式販売サイトのサーバがパンクするほど注目を集めました。

伊藤さん
伊藤さん

コロナ禍による閉塞感を少しでも明るくしようと、柄物を発売しました。それが予想以上の反響を呼んで、一時期はアクセスが集中しサーバダウンしてしまい、抽選受付を停止するほどでした。また、工場や出荷体制も国内だけでは追いつかない状態になっていたので、海外の生産拠点にも協力を仰ぎ、サーバも増強し、その後150万枚を供給できる生産体制を構築しました。

「ミズノマウスカバー」はなぜ生まれたのか?

そもそも、ミズノマウスカバーはどのような背景から生まれた製品なのでしょうか。商品化のきっかけは、「マスクが買えずに困っている」という社員の声でした。

伊藤さん
伊藤さん

『マスクが買えない』という社員の様子を見 て、社長が『水着の生地でマスクに代わるものを作って、社員に配ったらどうや』と言ったことがきっかけでした。商品化するまでは、素材、形状、大きさなど試行錯誤しながらベストな組み合わせを探りました。長く付けると耳かけ部分が痛くなるというマスクの不満をよく聞いていたので、特につけ心地にはこだわりました。当初は、水着の素材1枚だけでしたが、つけ心地を考慮し、最終的に現在の2WAY(二層構造)となりました。

2WAY によって「つけ心地が良い」「耳が痛くなりにくい」など好意的なレビューが多く上がるようになりました。これがきっかけで、その後の、ミズノ独自の機能素材である「ブレスサーモ」や「アイスタッチ」を使用したマウスカバーにつながったと伊藤さんは語ります。

伊藤さん
伊藤さん

もともと、ICE TOUCH やブレスサーモのような機能を考えていたわけでなく、販売していくなかで、『夏は涼しいマスクがあると良い』、『冬は口元が暖かくなるマスクが欲しい』といったニーズを知り、開発に至りました。ICE TOUCH やブレスサーモも、元の弊社技術を活用しているため、マウスカバーの裏地を差し替えるだけで、展開可能でした。その点では、2Way にして良かったと思いますね。

マスクとマウスカバーの違い

マスクとマウスカバーは何が違うのでしょうか。マスクは、空気中に舞う花粉やウイルス、ホコリが侵入するのを防ぐとともに、咳やくしゃみによる飛沫も抑制します。それにたいし、マウスカバーは飛沫拡散を抑制する咳エチケット製品です。

「ミズノマウスカバー」の種類

通常のマウスカバーの他に、あたたかさや冷たさなどの機能性素材を使用したモノ、柄物、キャラプリント、有名アニメとのコラボデザインなど、各種展開しています。

素材・機能別

ブレスサーモマウスカバー

マスクの裏地に、ミズノの独自素材「吸湿発熱素材(ブレスサーモ)」を採用したマウスカバーです。吸湿性・保温性にすぐれた素材で、汗で蒸れることなく、快適に過ごすことができます。

ICE TOUCH

マウスカバーの裏地に、ミズノの独自素材「接触涼感素材(ICE TOUCH)」を採用したマウスカバーです。ポリエステル製品の1.4 倍の接触涼感、速乾性などにすぐれた素材で、汗をかく暑い夏も、快適に過ごすことができます。

※ 一般社団法人カケンテストセンター調べ
※ 比較ポリエステルは自社従来品

ハイドロ銀チタン

表面にハイドロ銀チタン素材を使用しているマウスカバーです。抗菌防臭効果があり、菌の増殖によって発生するイヤな臭いを抑制します。

デザイン別

無地のマウスカバーの他に、プリントデザイン、キャラコラボ商品など、多数デザインを展開しています。

ベーシック

無地のマウスカバーです。現在は、ホワイト、シルバーグレー、グレー、チャコールブラック、ブルーの5種類が販売されています。

プリント

格子柄や、ドット、ライン柄、メランジ柄、ギャラクシー柄、ノルディック柄など、全面にプリントデザインが施されたものから、ワンポイントデザインなど種類豊富です。また、ドラえもん、ピカチュー、仮面ライダーといったコラボ製品や、有名選手がデザインした限定モデルもあります。

ミズノマウスカバー

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「ミズノマウスカバー」の特徴

ミズノマウスカバーと市販のマスクでは、何が違うのか?開発担当者の伊藤さんに、ミズノマウスカバーの特徴について聞きました。

独自の機能素材を使用

ミズノマウスカバーの最大の特徴は、ミズノ独自の機能素材です。冷感マスクや保温マスクは、過去にも販売されていました。しかし、何度も繰り返し使えて、かつ冷感や保温機能が備わったマウスカバーは、反響が大きかったです。

水着やスポーツウエアで培った技術をマスクに応用できたことが、人気商品になった1つの理由と言えるでしょう。

柄もののラインナップが豊富

累計で30~40種類ほどのデザインが展開されています。マウスカバーは、水着を製造する工場で生産しています。水着の工場では、細かく派手な柄もデザインできる「昇華プリント」を採用しているため、すぐにさまざまな柄物のバリュエーション展開が実現できました。

顔にフィットしやすい3Dパターン設計

水着やスポーツウエアのパターンを応用して生まれたのが、3Dパターン設計です。どうすれば、長くつけても耳が痛くならないか、試行錯誤を重ねました。フェイスラインをやさしく包み込み、飛沫を抑制します。

※本品は感染(侵入)を防ぐものではありません。
※咳やくしゃみをした際の飛沫の拡散をやわらげるための、咳エチケットとしてご使用ください。

「ミズノマウスカバー」の評判は?実際に使用した人のレビューを紹介!

今回はレビュワーの俵谷と内野が、実際にミズノマウスカバーを使用してみました。

レビュワー1. 俵谷さん

着用について

チャコール M マウスカバー(着用正面)

チャコール M マウスカバー(着用横)

チャコール M マウスカバー(着用斜め前)

顔のサイズは標準くらいですが、Mサイズだと少し小さいかなと感じました。ただ、フェイスラインはシュッとしますし、ずり落ちてくることもありません。シャープに見せたい方はMサイズを、ゆとりが欲しい方は、Lサイズでも良いかもしれません。

ミズノのマウスカバーのウリの1つである耳掛けの部分ですが、たしかに評判のとおり、やわらかく線も太いため、長時間つけていても痛くなりませんでした。

※レビュワー個人の感想

このように生地がやわらかいため、耳が痛くなりにくい

使い方について

マウスカバーを何度も使うと汚れてくるので、こまめに洗う必要がありそうです。洗濯機やタンブル乾燥機の使用は推奨されていないため、手洗いでケアしました。

濡れた状態で他の衣類と置いておくと、色移りする可能性があるため注意しました。

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レビュワー2. 内野さん

着用について

ピンク M マウスカバー(着用横)

ピンク M マウスカバー(着用正面)

最初手に取ったとき「薄くて軽い!」というのが第一印象でした。羽のように軽い点は布製のマスクの中では特徴的かと思います。使用されている布もとても柔らかく、ストレスフリーな付け心地です。

デザインについて

今回はくすみピンクを着用しましたが、大人でも可愛すぎない肌馴染みの良いピンクでした。顎部分が少しシュッとなっているデザインなので、顔が立体的に見え、小顔効果もあるような気がしました。特徴的なのは横からみると口元に空間がきちんとできているので、息がしやすく蒸れにくいデザインになっています。普段小さめサイズのマスクを使用していますが、今回Mサイズを着用。普段小さめマスクがちょうど良い方は、Sサイズでも問題ないかと思います。

※レビュワー個人の感想

使用感について

あまりの薄さに最初は少し戸惑いましたが、内側を見ると布が二重になっており、薄いのにしっかりガードしてくれる機能面でも非常に安心できました。また普段人と話したり、口を動かしたりすると不織布マスクや布マスクはズレやすいことが、個人的に苦手でした。

しかしこちらはしっかりフィットする形状なので、ズレにくいことが非常にうれしかったです!鼻が出たりするととてもだらしなく感じてしまうので、その点ミズノのマウスカバーはとてもに優秀なマスクだと思いました。

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「ミズノマウスカバー」に関するQ&A

Q:いろいろな種類があるが、どれを選べば良いか迷う。おすすめ利用シーンを教えてもらいたい
A:利用シーンは限定しておりません。スポーツを除く、出張、ちょっとしたお出かけ、買い物など、さまざまな日常のシーンでお使いいただけます。
Q:なぜ、手洗いが推奨されている?
A:素材・生地を傷めずに長くご利用いただけるよう、手洗いを推奨しております。
Q:買い替え時期はどのくらいが目安?
A:使用者の利用頻度や洗濯回数、使い方によっても異なるため、一概には言えません。しかし、マウスカバーは水着や陸上ウエアでも採用している2wayストレッチトリコット素材を使用しています。耐久性に優れ、長くお使いいただける素材になっております。
Q:サイズの選び方を教えてください。
A:サイズは、XS、S、M、L、XL の5種類です。なお、XS・XL は一部商品での取り扱いとなりますので、各商品ページでご確認ください。サイズは鼻の下から耳かけ部分までの長さを目安にしております。下記画像を参考にしてください。
Q:子供用のサイズはある?
A:小学校高学年以上は、Sサイズを推奨しています。ドラえもん、仮面ライダー、すみっコ、ワンポイント(コンフォート)など、一部商品ではXS サイズもご用意しています。
Q:金属アレルギーですが、つけても大丈夫?
マウスカバーの生地に使用されているICE TOUCH、ベーシック、プリント、ブレスサーモは、金属アレルギーをお持ちの方もお使いいただけます。ただし、ハイドロ銀チタンマウスカバーは表の布部分にハイドロ銀チタンを使用しているため、金属アレルギー(銀・チタン)をお持ちの方は使用をお控えください。

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