高齢者の運動靴選びと運動について

高齢者の運動靴選びと運動について

みなさんもご存じの通り、日本の平均寿命の長さは世界トップクラスです。しかし重要なのは、いつまでもイキイキと元気に健康に暮らすことですよね。健康寿命を延ばすために「運動」は欠かせないキーワードになってきます。 そこで今回は、高齢者が運動するときの靴選びと、おすすめの運動などを取り上げてみたいと思います。

みなさんが『運動を始めてみようかな』と思ったときに先ず直面するのが「運動する靴なんて持っていないなぁ」「どんな靴を買えばいいんだろう?」といったことではないでしょうか。
中には「いつまで続くかわからないから安い靴でいいか」という方も正直多いと思います。 実際、ミズノが全国で運営する施設に来られるご高齢の方の中には、上靴や底の薄い室内履きで来られる方もいらっしゃるようです。そのような方にスタッフがお声がけさせていただくのが

●ご自身の足のサイズにあった靴(かかとを合わせて、つま先1㎝前後くらいゆとりがあるものがベストです)
●滑りにくい靴
●かかと部分の安定性とクッション性のある靴
●足の動きにそってソールが曲がる靴(屈曲性がある)
●つまずき対策のため、つま先が適度に反った靴

足元が不安定では、せっかく運動をしていてもケガに繋がってしまっては元も子もありません。
そこで、ミズノスタッフの一押し靴は、ミズノでロングセラー商品の【マキシマイザー】です。マキシマイザーは発売から20年以上、お客様に愛され続けている商品です。

【マキシマイザーの特徴】

●ソール素材がやわらかく、足に優しい
●インソールがやわらかく※、クッション性がアップ!※当社前モデルと比較
●インソールは取り外し可能なので、洗って清潔な状態を保てます
●3E相当の幅広でゆったり履きやすい設計
●かかと部分にライト等に反射する素材を配置し、安全に配慮しています

これだけの機能が搭載されて、¥5,940(本体価格¥5,400)のお手頃価格!
カラーバリエーションも豊富なので、普段履きから運動するときまで服装に合わせて選んでいただけます!
そして、マキシマイザーはジョギングにも対応可能ですので、「今日は少し調子がいいかも」と感じる時は、ジョギングもしていただけます!!

  • マキシマイザー26(ランニング)[ユニセックス]

    マキシマイザー26(ランニング)[ユニセックス]

  • マキシマイザー26(ランニング)[ウィメンズ]

    マキシマイザー26(ランニング)[ウィメンズ]

  • マキシマイザー26(ランニング)[ユニセックス]

    マキシマイザー26(ランニング)[ユニセックス]

靴が決まったところで、次は無理なく続けられるおすすめの運動をご紹介したいと思います。

■ジョギングや軽運動の前に準備体操でからだを動かしやすくしましょう!

足首まわし

  • 足首まわし
  • ①片脚に重心をおきバランスをとります。
    ②つま先を中心に円を描くように足首を回します。
    内回し・外回しを各5回。左右とも行いましょう。

膝まわし

  • 膝まわし
  • ①軽く左右に脚を開きます。
    ②両膝に手を置き、膝の間隔を一定にしたまま円を描くように回します。
    右回し・左回しとも各5回

腰まわし

  • 腰まわし
  • ①肩幅程度に脚を開きます。
    ②手を腰にあて、円を描くように腰を回します。
    右回し・左回しとも各5回

軽い跳躍

  • 軽い跳躍
  • ①腰幅程度に脚を開き、その場で軽くジャンプを繰り返します。
    ②膝とつま先が同じ方向になるように気を付けましょう。
    10回程度実施しましょう

深呼吸

①鼻からゆっくりと息を吸い込みます。このとき、お腹に空気をためこんでいくイメージでお腹をふくらませます。
②吸ったときの倍くらいの時間をかけて、口から息を吐き出します。このとき、お腹を少しずつすぼめて行くイメージで行います。

■補強運動として、オススメの筋力トレーニング。アクティブに動ける身体づくりを!

かかとあげの運動 ~歩く力を助けます~

  • かかとあげの運動 ~歩く力を助けます~
  • 椅子等に手を添え、肩幅程度に脚を開きます。両足のかかとを1・2で持ち上げ、3・4でゆっくり下ろします。   余裕があれば、かかとを床ギリギリで止めて連続してチャレンジ!
    10回×1~3セット

スクワット ~踏ん張りの効く、下半身に~

  • スクワット ~踏ん張りの効く、下半身に~
  • 肩幅程度に脚を開き、後ろに椅子があるようなイメージで腰を落とします。
      ポイント① 胸を張って、前方を見ましょう。
      ポイント② つま先と膝の向きを合わせましょう。
    10回×1~3セット

■運動の後は疲れをためないためにも、気持ちよくストレッチを行いましょう。

ふくらはぎのストレッチ ~姿勢改善~

  • ふくらはぎのストレッチ ~姿勢改善~
  • 足を前後に開き、椅子等に手を添えて体を支えます(両手を前足の太ももにおいてもOK!)
    後ろ足の踵を床につけたまま前足の膝を曲げていきます。左右それぞれ20~30秒×1~2セット

ふとももの後ろのストレッチ ~歩行改善・転倒防止~

  • ふとももの後ろのストレッチ ~歩行改善・転倒防止~
  • 椅子等に手を添え、肩幅程度に脚を開き、股関節から体を2つに曲げるようにお尻を突き出します。
      膝は伸ばすようにしましょう。
    20~30秒×1~2セット

最後に、運動をする時のポイントをお伝えします。

 

●その日の体調に合わせて、無理なく行いましょう!
●人と会話しながら運動できる程度の運動強度で行いましょう!
●息が少しはずむ程度に、いつもより少しだけ大きく体を動かしましょう。
●しっかり水分補給をしましょう!15~30分毎に200ml程度が推奨です。
●運動継続のため、いつでも変更可能なゆる~い目標をたてましょう。
●ケガ防止と、効率よく運動するために、靴を正しく履きましょう。

  

正しい靴の履き方は、こちらの記事をご覧ください。

正しい靴の履き方と靴ひもの通し方

運動する時の靴選びから、運動するときのポイントまでご紹介してきましたが、「健康のため」と漠然とした目標では運動も三日坊主になってしまうので。

 

●孫と一緒に遊ぶため
●お友達と旅行を楽しむため
●推しのコンサートで、最後まで立って楽しむため

など具体的な目標を掲げて、いつまでも若々しく元気な自分をイメージして、日々健康寿命を延ばす体づくりをしていきましょう!