女性はひざの内側に負担がかかりすいのはなぜ?ひざに優しいウォーキングシューズを紹介

女性はひざの内側に負担がかかりすいのはなぜ?ひざに優しいウォーキングシューズを紹介

通勤や買い物など日常生活を送るうえで、「歩く」というのは欠かせない動作です。しかし「歩きたいけれどもひざが痛い」と悩みを抱える人は少なくありません。なかでも女性は、ひざに負担がかかりやすいといわれています。

歩行時にひざにかかる負担を減らすためには、靴選びが重要です。今回は、ひざに悩みを抱える人に女性が多い理由や、ひざに負担がかからない靴選びの重要性を解説します。

ひざに負担がかかりにくい靴の特徴や、おすすめのウォーキングシューズも紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

座って膝を抑える女性の写真

日本では、3,000万人もの人がひざに悩みを抱えているそうです。なかでも女性に多いといわれており、厚生労働省の調査でもひざを含む「手足の関節が痛む」と自覚症状がある人は、男性41.3%に対して女性は69.9%と約30ポイント近くも高い結果が出ています。※

その理由のひとつとして、日本人女性の約9割が、ひざの内側に負荷が偏りやすい骨格をしていることが挙げられます。女性の多くはO脚ぎみであることが多く、着地のときにひざの外側に体重がかかってしまう傾向があるのです。

ひざには上の骨と下の骨をつなぐ部分に「関節軟骨」と呼ばれる組織があり、骨と骨とが直接ぶつかるのを防ぐクッションの役割をしています。しかし負荷がかかることで内側がすり減ってしまいます。その結果、骨と骨が直接ぶつかるようになり、ひざが痛くなることがあるのです。

座って膝を抑える女性の写真

※参考:2019年国民生活基礎調査の概況|厚生労働省(17頁)

電車の中の写真

歩行時にひざにかかる衝撃は、体重の約1.5〜2倍にも及ぶといわれています。歩行時の負担を軽減するには、ひざの内側にばかり負荷がかからないよう工夫し、衝撃を吸収することが大切です。

そのために重要なのが、靴選びです。ひざへの負担軽減を考えるのであれば、着地時にかかる衝撃を吸収し、ひざが自然と内側に傾くような設計となったものを選ぶことが大切です。

とくに近年は、老化防止や健康寿命を伸ばすために、ウォーキングをする人が増えてきました。しかしその分、ひざへの負担が増える機会が増加する点には注意が必要です。

健康のためのウォーキングがかえって負担にならないよう、ひざをはじめ足全体にかかる負荷を考慮して設計された靴を選びましょう。

歩いている人の後ろ姿

ここではひざへの負担がかかりにくい靴の特徴を紹介します。

①靴底にクッション性がある

革靴など靴底が硬い靴は、着地時の衝撃がダイレクトにひざに伝わります。ひざに負担をかけたくない場合は、クッション性がある靴底の靴を選びましょう。

ビジネスシーンでどうしても革靴を履く必要がある場合は、インソールを入れるなど工夫するとひざへの負担を軽減できます。

通勤時はウォーキングシューズを履き、オフィスに着いてから革靴に履き替えるのもおすすめです。

②素材が柔らかすぎない

靴底にクッション性があるほうがよいといっても、柔らかすぎると着地時の衝撃を吸収できず、かえってひざへの負荷がかかりやすくなります。

靴底だけでなく、アッパーの素材が柔らかすぎる場合も、足をしっかり固定できないためできるだけ避け、ある程度しっかりした素材でできた靴を選びましょう。

③ヒールが低い

ヒールが高い靴は足元が不安定になり、身体のバランスを取りにくくなります。前かがみの姿勢になりがちで、ひざへの負担も大きくなる傾向があるためできるだけ避けましょう。

④かかとが固定されている

スリッパやサンダルなどかかとがないタイプの靴も、歩行時の姿勢のバランスが悪くなるため、ひざに負担がかかりやすくなります。

スリッパはかかと部分が覆われるルームシューズを、サンダルであればかかとを固定するベルトがあるタイプを選びましょう。

ミズノでは、歩行時のひざへの負担を軽減することを目的に開発されたウォーキングシューズ「YOUDO(ユウドウ)」を提供しています。ここではYOUDOの特徴を紹介します。

①着地の衝撃を吸収するソール

YOUDOには、ミズノが5年を費やしひざへの衝撃を軽減するために開発したソールが採用されています。軽量なミッドソールに柔らかく沈み込むクッション性が高い素材をプラスし、さらに高弾力の素材を底面に備えた3層構造とすることで、ひざへの衝撃を軽減できるようになりました。

底面に備えられたホールが踏み込むときに変形し、歩行時の体重を内側へと自然に誘導するのもポイントです。

②福祉大学の医学博士と共同開発

YOUDOは、ひざへの研究を40年以上も続けきた新潟医療福祉大学の医学博士の大森豪教授と共同開発されました。

医学のプロと、スポーツメーカーとして人の歩行にノウハウを有したミズノが協力することで、従来のシューズよりも衝撃吸収性を約8%向上し、ひざの内側にかかる力を4%減らすことに成功しました。

小さな数字に見えますが、1歩ごとの効果であることを考えると、結果としては大きな負担軽減につながります。

③カジュアルからエレガントまで選べるデザイン

YOUDOは、天然レザーを使用したファッショナブルな「ユウドウ」と、カジュアルなメッシュタイプの「ユウドウミー」の2タイプがあります。エレガントにもアクティブにも、シーンにあわせて選べます。

  • ユウドウST[ウォーキング][ウィメンズ]

    ユウドウST[ウォーキング][ウィメンズ]

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