どうする?夏場の汗対策!スーツ着用時のポイントやインナーの選び方もご紹介

どうする?夏場の汗対策!スーツ着用時のポイントやインナーの選び方もご紹介

近年夏になると猛烈な暑さに襲われる日が増え、35度を超える「猛暑日」も珍しくなくなりました。少し外を歩いただけでも大量の汗をかくことに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。とくにビジネスシーンでどれだけ暑くてもスーツの着用を避けられない人にとっては、汗対策は深刻な課題になり得ます。

そこで今回は、夏場の基本的な汗対策とスーツ着用時にできる対策を紹介します。汗対策としてインナーを選ぶときのポイントも解説しますので、参考にしてみてくださいね。

汗を拭く男性の写真

まずは、夏場にできる基本的な汗対策を紹介します。

①こまめに汗を拭き取る

もっとも基本の汗対策は、かいた汗をこまめに拭き取ることです。そのまま放置していると、皮膚についた汚れなどと混ざり合い、細菌が餌にすることでニオイが発生する原因になります。ニオイが衣類に残る恐れもあるので、できるだけ早く拭き取りましょう。

また、汗を含んだ服を着たままでいると、水分に体温が奪われ汗冷えすることもあります。とくに汗をかいた状態で冷房が効いた場所にいくと、体が冷え切り体調を崩しかねないため気をつけましょう。

②体を冷やす

汗がなかなかひかないときは、保冷剤や濡らしたタオル、氷を入れたビニール袋などを体に当てて冷やすのもおすすめです。汗がたくさん出るのは上昇した体温を下げようとしているのが理由なので、体を冷やせば自然と汗もひくためです。

とくに「手首」「足の裏」「ひざの裏」など手で触れて脈拍が取れるような皮膚の薄い部分や、「のどの両脇」「脇の下」「太ももから脚の付け根」など大きな血管が通っている場所を冷やすと、効率よく体温を下げられます。

③汗対策グッズを活用する

汗対策では、グッズを使うのも有効です。

(1)代表的な汗対策グッズ

汗対策グッズは、主に以下の3タイプがあります。

●制汗剤(汗の発生そのものを抑える)
●デオドラント(汗をかいたあとのニオイの原因になる繊維上の菌の発生を抑える)
●汗拭きシート(かいた汗を拭き取る)

それぞれ目的が異なるため、汗をどうしたいのかにより適切なものを選びましょう。なお、上記は一般的な分類です。商品により目的や得られる効果が異なることがあるため、説明をよくチェックして選びましょう。

(2)制汗剤・デオドラントの種類

制汗剤やデオドラントは、使い方によりさらに以下のように分かれます。

●スプレータイプ・・・プッシュしてスプレーすることで広範囲に塗布する
●スティックタイプ・・・固形状の制汗剤やデオドラントをリップクリームのように繰り出し、直接肌に塗り込む
●クリームタイプ・・・手に直接取り肌に塗り込む
●ローラータイプ・・・ヘッド部のローラーで気になる部分に直接塗り込む

広範囲に使用するならスプレータイプやクリームタイプが、気になる部分にピンポイントで使いたいならスティックタイプやローラータイプが向いています。またクリームタイプは手を洗えない場所で使うには不向きです。使う場所やシーンによって、適切な種類を選びましょう。

なお、汗をかくことには体温を調節する役割があります。制汗剤やデオドラントを全身に塗るといった過度な使用は避けましょう。

④汗への対策が施されたインナーを着用する

体から出る汗を吸収するインナーは、汗対策されたものを選びましょう。

たとえば、かいた汗を素早く吸収して乾きやすいタイプのインナーを着用すると、汗冷えや不快感を軽減できます。ニオイが気になる人は抗菌防臭機能が備わったもの、汗ジミが気になる人は脇汗パッドがついたものなど、汗の悩みの種類に応じて適切なタイプを選ぶのがおすすめです。

インナーの選び方については、後ほど詳しく解説します。

扇子で扇ぐ男性のの写真

ビジネスシーンでは、どれだけ暑い日でもスーツの着用を求められることがあります。ここではスーツ着用時にできる、具体的な汗対策を紹介します。

① 夏用のスーツを選ぶ

夏場はオールシーズン対応のスーツではなく、サマースーツを着用しましょう。サマースーツには、背中部分の裏地が少ない、生地そのものが薄い、コットンやリネンなど夏用の素材を使用するなど、暑さを軽減するためのさまざまな工夫が施されています。

インナー同様に速乾や抗菌・防臭などの機能がついているタイプなら、さらに汗対策になります。ついてしまった汗のニオイや汚れを簡単にケアできるよう、洗濯機で洗えるウォッシャブルスーツを選ぶのもおすすめです。

② インナーを着る

暑い夏には「できるだけ服の枚数を減らしたいから」と、インナーを着ない人も多いのではないでしょうか。しかし汗対策を考えるなら、きちんとインナーを着ることをおすすめします。

たとえば地肌に直接ワイシャツを着ると、汗をかいたときに肌に張り付き不快です。さらに汗ジミが目立ったり、汗がなかなか乾かず細菌が活発化してニオイの原因になったりすることも。

下半身も同様で、スラックスに直接汗がしみ込むのを防ぐには、ステテコなどを履くと効果的です。ひざ下丈のものを選べば、すっきりしたシルエットを保てます。

③スーツはきちんと手入れする

汗をかいたあとのスーツをそのままにしておくと、ニオイが残ったりカビが生えたりする恐れがあります。脱いだあとはハンガーにかけ、風通しの良い場所で陰干ししましょう。

たくさん汗をかいたときには、背中や脇などを中心に、濡らして絞ったタオルで叩き拭きしておくことをおすすめします。ケアしても汗のニオイがひかない場合は、早めにクリーニングに出しましょう。

洗濯物の写真

ここからは、汗対策でインナーを選ぶときのポイントを紹介します。

①吸水性・速乾性

汗を素早く吸収して乾きやすいインナーを選ぶことは、汗対策として重要です。地肌に汗が残った状態が長く続くと、細菌が活発化してニオイの原因になったり、汗冷えを引き起こしたりするためです。インナーが湿ったままだと、不快感も続きます。汗対策でインナーを選ぶときには、吸水性や速乾性にこだわりましょう。

② 消臭・抗菌防臭機能

汗のニオイが気になる場合は、ニオイの元になる繊維上の菌の増殖を抑える抗菌防臭機能を有しているかも確認しましょう。消臭機能が備わっていると、発生してしまったニオイも抑えられます。

③ 汗取りパッド

つり革を持つなどで腕を上げたときの汗ジミが気になる人は、パッドがついたインナーを選びましょう。たくさん汗をかく人向けのパッド面積が大きいものや、あわせて防臭・消臭機能が施されているものを選ぶと同時にニオイ対策もおこなえます。

④ カップ付きインナー(女性)

胸元の汗が気になる女性は、汗を吸収してくれるカップ付きのインナーを検討しましょう。ワイヤーがなく、夏向けの素材を使っているタイプなら、汗をかいたときの肌のトラブル軽減も期待できます。

接触冷感で「ひんやりして気持ちいい」と夏に人気のミズノのインナー「アイスタッチ」は、汗対策にもおすすめです。ここではアイスタッチの特徴を紹介します。

①接触冷感に速乾性をプラスしたから夏にぴったり

アイスタッチは、体の熱を奪いやすい特殊な糸を使用し、さらに肌への接地面積が大きくなるよう糸の形状を工夫。肌に触れた瞬間、一般的なポリエステル素材のインナー(自社従来品)に比べて1.3倍の冷感を得られます。ひんやり感が心地よいだけでなく速乾性にも優れているので、汗をかきやすい夏にぴったりのインナーです。

②脇汗パッド

脇汗パッドがついているため、気になる汗ジミを防いでくれます。電車でつり革を持つときや、外出後に上着を脱ぐときなどの汗じみが気になる人におすすめです。※半袖シャツ・フレンチスリーブのみ

③消臭テープでニオイ対策

脇(※)と襟に消臭テープを使用し、汗が原因で発生する気になるニオイを抑制します。※半袖シャツ・フレンチスリーブのみ

④後ろ着丈ロング

かがんだときにスラックスからはみ出ないよう、後ろ丈を長めに設計。ワイシャツの下でインナーだけがはみ出てしてもたつく、といった心配がありません。

⑤カラーバリエーションは3色

アイスタッチは、ホワイト・グレージュ・キャスチャコールの3色をご用意。白いワイシャツなら透けにくいグレージュやホワイトを。オフスタイルにはトップにあわせてキャスチャコールも。ファッションにあわせて選べます。

  • アイスタッチ(接触冷感)春夏シーズン

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