子どもが自分で靴を履けるようになるコツは?キッズシューズの選び方も解説

目次
子どもが2〜3歳ぐらいの年齢になると、自分で靴を履ける子が周りに増えてきます。「うちもそろそろ自分で履いてほしい」「どうやったら一人で履けるようになるのだろう」と気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、子どもが自分で靴を履けるようになるために、親ができることを紹介します。子どもが自分で履きやすい靴の特徴や、サイズ選びのポイントも紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
1.子どもが一人で靴を履けるようになるのは何歳?

そもそも子どもは何歳ぐらいから自分で靴を履くようになるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
子どもが自分で靴を履くようになる年齢は、個人差があります。一般的には2歳を過ぎたころから自分で靴を履きたがるようになり、2歳半〜3歳前後には一人で履ける子が多くなります。
もちろんもっと早い年齢で履けるようになる子もいれば、4歳を過ぎてからようやく自分で靴を履くことに興味を持ち始める子もいるでしょう。
「2歳になったから練習させよう」「3歳を過ぎたのだから一人で靴を履いてほしい」と年齢でひとくくりにせず、子どもの性格や発達にあわせ、自分で靴を履くことに興味を持ち始めるのを待ちましょう。
2.子どもが自分で靴を履けるようになるためにできること

子どもが自分で靴を履くことに興味を持ち始めたら、上手に履けるようになるためのサポートをおこないましょう。ここでは子どもが自力で靴を履けるようになるために、親ができることを紹介します。
①まずは靴を履く手順を教えよう
いつもは靴を履かせてもらっていた子どもが「やってみたい!」と関心を示したら、まずは靴を履く手順をゆっくりと教えてあげましょう。
教えるときには隣に座って同じ靴の片方を手に持ち、できる部分は実際に一緒にやってみるのがおすすめです。子どもでもわかるよう、擬音を使うのもポイントです。
(1)ベルトをはがす
「まずはベルトをペリペリってはがそうね」と声をかけ、はがして見せます。指の力が足りずにうまくはがせないときは、様子を見て手伝ってあげましょう。
(2)履き口を広げる
「足を入れやすいように広げようね」と言いながら、実際に履き口を広げて見せます。
(3)つま先を靴に入れる
「足の先っぽを入れてみようか」と伝え、つま先を入れるのを待ちましょう。
(4)靴のかかと部分をひっぱってかかとを入れる
靴のかかと部分に指を入れて見せながら「ここをひっぱって、かかとをシュッ!って入れてみてね」と伝えます。かかと部分にプルストラップがついていると、ひっぱることで足を奥まで入れやすくなります。
(5)ベルトを閉じる
足が全部靴に入ったら「ベルトをペッタンしてとめようね」と伝え、ベルトを閉じさせます。うまくはけたら「上手にできたね!」と最高の笑顔でほめましょう。
②子どもが自分で靴を履きやすくなる環境を整えよう
子どもが自分で靴を履けるようになるためには、環境作りも大切です。子どもをサポートするために、具体的にできることを紹介します。
(1)プルストラップにループをつける
靴を履く手順のなかでは、靴のかかと部分を指やプルストラップで強くひっぱりながら、かかとを滑り込ませるところが難関です。大人でもなかなかかかとを入れられなくて、困ることがありますよね。
(2)左右の目印をつける
小さな子どもは靴の左右を見分けられずに、間違って履いてしまうこともよくあります。そんなときには、靴の左右が簡単にわかるような目印をつけてあげると効果的です。
たとえば靴の甲の部分やインソール(中敷き)に、左右対称になるような模様や左右がそろうと完成するイラストなどのシールを貼ると間違えにくくなります。最初からイラストがプリントされているシューズを選ぶのもおすすめです。
(3)段差のない玄関には子ども用の椅子を用意する
近年はバリアフリーを意識して、玄関に大きな段差を設けない家が多くなりました。段差がないと、床に直接座った状態や、立ったまま片足を浮かせて靴を履く必要があるため、子どもが一人で靴を履く難易度が上がります。
そのようなケースでは、玄関に子ども用の小さな椅子を用意しておきましょう。椅子があれば、格段に靴を履く動作がしやすくなります。
(4)靴を広げて置いておく
子どもが自分で上手に靴を履けるようになるまでは、足を入れやすいようにベルトを緩め、開いた状態で玄関に置いておくのもおすすめです。陰ながらサポートすることで「自分でできた!」という達成感をたくさん味わってもらいましょう。
3.子どもが自分で履きやすいキッズシューズの特徴

ここからは、子どもが一人で履きやすいキッズシューズの特徴を紹介します。
①靴ひもではなくベルトになっている
靴にはベルトタイプと靴ひもタイプがありますが、子どもが自分で履ける靴を選ぶときにはベルトタイプがおすすめです。
靴ひもタイプは足へのフィット感を調整しやすいのがメリットですが、2〜3歳の子どもにとって、靴ひもを結ぶ・ほどく動作は簡単ではありません。靴を履くのがいやになってしまわないよう、簡単に脱着できるベルトを選びましょう。
②かかと部分にプルストラップがついている
靴のかかと部分を引き上げてかかとを入れやすくするためには、ループをつけるのがおすすめです。そのためには、ループを取りつけられるプルストラップが靴についている必要があります。
自分で靴を履くのに慣れてくれば、ループがなくてもプルストラップや指だけで上手にかかとを入れられるようになるでしょう。
③履き口が広い
子どもが自分で履く靴は、履き口が広くて伸縮性が高いタイプを選ぶと足を入れやすいのでおすすめです。履き口が狭かったり硬い素材だったりすると、履き心地が悪く足が痛くなり、子どもが靴を履くこと自体を嫌がるようになってしまうかもしれません。
④左右がわかるマークがついている
靴の左右を簡単に見分けられるよう、中敷きや靴の外側などに左右がわかるマークが最初からついているタイプもあります。子どもが靴の左右を見分けられずに困っている場合は、子どもが気に入るマークやイラストが入った靴を、一緒に探しにいくのもおすすめです。
4.靴のサイズを選ぶポイント

子どもの成長は早く、靴もすぐにサイズが合わなくなります。大きさが合わない靴を履き続けると、足に負担がかかりやすいので、適切なサイズの靴を選ぶことが大切です。子どもの靴を買うときの、サイズ選びのポイントを紹介します。
①子どもの靴のサイズはつま先に余裕を持たす
子どもの靴のサイズを選ぶときには、まずは足長を測ります。足長は左右で異なることも多いので、両足のサイズを測ったうえで、長いほうを採用します。
靴を選ぶ際には、かかとをあわせて履いたときに、つま先に0.5〜1cmほどの指が自由に動かせる程度の余裕があるサイズを選びましょう。
ただし、どの程度の余裕があると履き心地がよいと感じるかは個人差があります。また、試し履きするときには、左右両方の靴を履いてみることが大切です。
なおミズノでは、ダウンロードして使える足サイズ計測シートを用意しています。ぜひご活用ください。
※印刷時のご注意
・印刷メニューの「用紙(ページ)サイズに合わせる」ではなく、「実際(規定)のサイズ」で印刷してください。
・ご利用の環境、プリンターによっては正しいサイズで印刷できない場合がございます。ご了承ください。
②定期的にチェックする
子どもの足は成長が早く、2〜3歳では1年間に1cmのペースで大きくなるといわれています。しかし靴は毎日履くものなので、子ども自身はサイズが小さくなったことに気がつきにくいものです。
そのため3〜4カ月から、せめて半年に1度程度の頻度で足のサイズを測り、靴がサイズアウトしていないかをチェックしましょう。
5.ミズノのキッズシューズ「ミズノプレモアシリーズ」
ミズノの「ミズノプレモアシリーズ」は、子どもの「やってみたい」「できた!」という気持ちを引き出し、可能性を伸ばすことをコンセプトにしたキッズシューズです。ミズノプレモアシリーズの特徴を紹介します。
①一人でも簡単に履くための3つの工夫
ミズノプレモアシリーズには、子どもが自分ひとりで簡単に靴を履くための3つの工夫が施されています。
(1)2ステップで履ける!ピットイン構造(特許取得)
一般的なベルトタイプの靴は、開いたベルトを押さえていないと戻ってきてしまい、うまく足を入れられないことがあるのが課題でした。
そこでミズノプレモアでは、サンダルみたいに履ける「ピットイン構造」をアッパーに採用。ベロとベルトが一体化することで、履き口が大きく開くようになりました。ベルトを開くと自重で開いたままの状態をキープできるので、手で押さえておく必要がありません。
「パカッと開いてペタッと閉じる」の簡単2ステップなので、初めて靴を履く子どもにおすすめです。
(2)ベロがないから巻き込まれない
甲の部分にベロがあると、つま先を入れるときに巻き込んでしまいがち。ミズノプレモアシリーズにはベロがないので、お手伝いしなくてよくなります。
(3)左右を履き間違えない星マーク付き
インソールには、左右をそろえると星になるマーク付き。左右をうまく見分けられない子どもでも、履き間違えないから自信がつきます。
②動きやすさを徹底追求
ミズノプレモアシリーズはスポーツシューズメーカーのミズノが作っているから、履きやすさだけでなく動きやすさもとことん追求。アウトソールにランニングシューズ・インドアシューズ・フットボールシューズのそれぞれの良さを取り入れました。走る・止まる・切り返しなどの動作を軽い負担でスムーズにおこなえます。
③サイズがわかるライン付き
ちょうどいいサイズを選べるように、インソールのつま先部分に青いラインを入れました。インソールを靴の外に出して足を乗せたとき、青いラインの上ならつま先に余裕があるちょうどいいサイズだとわかります。はみ出たときにはワンサイズ上の靴に買い替えましょう。
④ミズノプレモア2はカラーバリエーションが豊富
ミズノプレモアシリーズは、2022年8月に「ミズノプレモア2」にリニューアルしました。カラーバリエーションも7色あるので、子どもの好みにあわせて選べます。
