「めざせ!キッズレスキュー」で楽しく防災について学ぼう!

めざせ!キッズレスキュー

9月1日は防災の日。皆さん災害への備えは万全でしょうか?突然の事態に備えて、この日は改めて家族で防災について話し合うのも良いかもしれません。
さてミズノでは8月26日、第50回全国消防救助技術大会の実施に合わせて、東京都立川市・ドーム立川立飛で運動あそびプログラム「めざせ!キッズレスキュー」を実施しました。これは、東京消防庁協力のもと子どもたちが消防士からレスキュー隊になるために、様々な訓練をクリアし最終ミッションとして町を守ることをテーマとした運動あそびプログラムです。プログラムの中には幼少期(3~9 歳頃)のうちに身につけておきたい36の基本動作が散りばめられており、楽しみながら「走る」「投げる」「跳ぶ」などの動きを身につけることができます。当日は4~9歳の子どもたちが、憧れのレスキュー隊風のコスチュームを着てイベントに参加しました。

■幼少期に身につけたい36の基本動作とは?

人間の基本的な動きは36種類に分類でき、幼少期からバランスよく身に付けることが望ましいとされています。子どもの体力は1985年をピークに著しく低下しており、体力・運動能力の低下は、ケガの増大や生活習慣病の増大につながることが懸念されています。遊びながら運動発達の芽を伸ばすことで、体を使う楽しみを知り、体力・運動能力の向上を目指します。

まず子どもたちは一列に整列し、リーダーを務めるプレイリーダーとご挨拶。プレイリーダーとは、「子どもが、遊びの場でいきいきとあそべるように環境をつくり、子どもを見守る人」として認定する社内ラインセンスです。準備運動も終わっていざ、開始!

輪っかを置いてバランスを取りながら飛んだり、障害物を飛び越えたり・・炎に見立てたコーンに向かってボールを投げてみんなで消火!その他、プレイリーダーが「火の鬼」になって、捕まった仲間の足元をほふく前進で通り抜けて救助する鬼ごっこも行いました。また、火事の現場では煙を吸わないように低い姿勢を保つことが肝心。プレイリーダーとの綱引き対決では、低い姿勢を保つことや、緊急事態には仲間と協力しあうことが重要であることを学びました。
イベントが始まる前は、年齢や住んでいるところもバラバラで、どこかぎこちない雰囲気の子どもたちでしたが、運動あそびを通じて、困っている子がいれば助けてあげたり、うまくいったときには歓声があがるなど、自然と一体感が生まれていました。

最後に、運動あそびのエキスパートであるプレイリーダーの中でも、ミズノでたった3名しかいないプレイリーダー1級の資格を持つスポーツ施設サービス事業部の堂森さんにお話を聞きました(プレイリーダーには、その能力に応じて1~3級までの階級があるのです!)。

堂森さん:「運動あそびプログラムでは、子どもの可能性を認めて、どう楽しませるかが最も重要なことです。今回のイベントではレスキュー隊が好きで憧れを持っている子がたくさん集まってくれました。この運動あそびプログラムを通じて、からだを動かすことの楽しさに加えて、子どもたちの防災意識もはぐくむことができればうれしいです」

東京消防庁の協力のもと、今回初めて実施できたこの「めざせ!キッズレスキュー」。これから全国のレスキュー隊に憧れる子どもたちがたくさん参加できるようになればいいですね!