~ミズノのものづくり動画~ 野球グラブができるまで
「皮」と「革」の違い、わかりますか?
答えは、動物や植物の皮膚、つまり加工していない天然のものが「皮」。
これに対し天然の皮を加工したもの、鞣(なめ)したものが「革」です。
豆知識として是非覚えておいてくださいね。
さて、皆さんは野球のグラブがどのようにして作られているか、ご存知でしょうか?
今回は社員の手によって一つひとつ想いをこめて作っている「野球グラブ」ができるまでを動画でご紹介します!
ステップ1: 素材の選定
![ステップ1: 素材の選定](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_001.jpg?la=ja-JP&v=eb556790-c30a-4a22-ae52-f63e1fd66809)
まずは素材を選びます。主に野球グラブの材料となるのは、牛の革です。オーダー内容に合わせて数ある革の種類から選定します。
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ステップ2: 裁断作業
![ステップ2: 裁断作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_002.jpg?la=ja-JP&v=b448680f-190b-44cb-b2bf-cd69384ee378)
グラブの各パーツを、決められた裁断箇所で裁断していきます。
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ステップ3: 捺印作業
![ステップ3: 捺印作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_003.jpg?la=ja-JP&v=1767d78d-cecd-411a-962d-d25792f4d0f8)
ミズノのロゴや商品名などを捺印します。
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ステップ4:革漉(す)き作業
![ステップ4:革漉(す)き作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_004.jpg?la=ja-JP&v=4c61ac7a-f3cd-45ab-a8ba-980b7d907e76)
各パーツごとに革の厚さを設定して、革漉(す)きをします。
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ステップ5:刺繍作業
![ステップ5:刺繍作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_005.jpg?la=ja-JP&v=85cfb031-33bf-42ef-b2a4-3c2abbd4c45d)
オーダーの刺繍内容(「名前」や「言葉」など)を刺繍ミシンで刺繍します。
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ステップ6:裏指、表指縫製作業:
![ステップ6:裏指、表指縫製作業:](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_006.jpg?la=ja-JP&v=52ced298-6888-4c60-9af4-a7a43da107e4)
裁断した各パーツを指つぎ縫製していきます。
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ステップ7:表マトメ縫製作業
![ステップ7:表マトメ縫製作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_007.jpg?la=ja-JP&v=a2d2a435-5125-4e92-afdd-7f62f85c41f1)
表指を縫製したあと、受球面と縫い合わせます。縫製作業の中で技術が伴う一番難しい作業です。
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ステップ8:表返し作業
![ステップ8:表返し作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_008.jpg?la=ja-JP&v=9b5a73d4-01b1-4cf3-95cc-b0ea34be7718)
マトメ縫製作業は、表指・受球面の表側どうしで縫い合わせるため、縫製後はすべて裏側になっているので、これをすべて表に返します。
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ステップ9:くせ取り作業
![ステップ9:くせ取り作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_009.jpg?la=ja-JP&v=3f71bcb6-f270-4f3d-b14a-f5d56b8bab08)
表に返したあとにできる各指の凸凹などを、指型形状のアイロンに入れて、叩きながら立体形状にしていきます。
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ステップ10:表飾り縫い作業
![ステップ10:表飾り縫い作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_010.jpg?la=ja-JP&v=7a3f9255-92d2-44eb-bcf1-b3565df2523c)
受球面側から繋がっている部分を背面側へ折り返して、親指・人差し指と縫い合わせる飾り縫いをします。
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ステップ11:手口貼り作業・裏入れ作業
![ステップ11:手口貼り作業・裏入れ作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_011.jpg?la=ja-JP&v=5250e288-aa36-47a7-b653-e27d536f1702)
仕上がった表パーツと裏パーツの接着部にのりを塗ります。次に、表パーツを裏パーツにかぶせて、のりをつけた部分を貼り合わせていきます。このときに、最終仕上がりを想定して、手入れ、指入れを確認しながら作業をします。
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ステップ12:へり付け縫製作業
![ステップ12:へり付け縫製作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_012.jpg?la=ja-JP&v=851190e3-7997-48c0-b9dc-4e33983ee06a)
貼り合わせた表パーツと裏パーツのふち部分をへり付け縫製します。
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ステップ13:へり押え縫製作業
![ステップ13:へり押え縫製作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_013.jpg?la=ja-JP&v=c15570d9-a739-4569-b673-5a66e35711e9)
パイプ状にへり押さえ縫製をします。
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ステップ14:親小芯入れ作業
![ステップ14:親小芯入れ作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_014.jpg?la=ja-JP&v=56d0fd76-eab5-4020-b6e5-a9810336e2ba)
親指、小指はボールを捕らえる上で重要な部分です。フェルト芯を入れて指の動き、握りの伝わり方などを調整していきます。
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ステップ15:グリス入れ作業
![ステップ15:グリス入れ作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_015.jpg?la=ja-JP&v=10e3af1b-9c85-4f7b-a1fb-760650534214)
捕球時に、表と裏が馴染むようにグリスを塗ります。グラブの表パーツと裏パーツの間に塗ることで、捕球のしやすさを補います。
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ステップ16:紐通し、仕上げ作業
![ステップ16:紐通し、仕上げ作業](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_016.jpg?la=ja-JP&v=7a72a0b9-c298-4f22-9306-dcb7a6b861f8)
紐を通しながら、グラブ形状を作っていきます。最後に、仕上がったグラブを捕球しやすくするために、くり返しポケットを叩き、硬軟を確かめながら揉んでいきます。紐の間隔、手入れ、曲がり箇所などを整えながら完成させていきます。
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最終検品をしたあと、箱にいれて完成です!
![完成](/sites/default/files/2022-01/pk_hk_20180201_final.jpg?la=ja-JP&v=549631ef-ae77-4e80-adb0-16e91949f941)
~野球グラブのトリビア~
①野球のグラブはポジションによって、投手用、内野手用、外野手用グラブでタイプが分かれていますよね。実は、ポジション別グラブを初めて作ったのは、ミズノなんです!当時は、すべてのポジションで同じ形状のグラブが使われていましたが、各ポジションで求められるスキルにあわせて、プレーしやすいようにポジション別にグラブを開発しました。
② 野球のグラブには、さまざまなカラーのグラブがありますよね。その中で、唯一禁止されている色があるって知ってましたか?
答えは、白色のグラブです。理由は、バッターが見たときに、ボールの色と被って見えてしまうからなんです。
※プロ野球、社会人硬式野球、大学・高校硬式野球では、全ポジションで禁止されていて、軟式野球では、投手のみ禁止されています。(野手は使用OKです)
※各都道府県により異なる場合があります。