新たな猛暑対策品 「アイスタッチデバイス」シリーズの特長や機能をご紹介!
目次
1.暑い夏に向けて準備できていますか?
今年もまた暑い夏がやってきますね!気温が高くなるにつれて、連日ニュースなどで報道されるのが熱中症の話題です。2023年の全国の熱中症による救急搬送人数は9万人超と、前年と比べて約2万人多く※1、日本の大きな社会課題の一つとなっています。特に屋内外の暑熱環境下で働く作業員は、一般の人以上に猛暑対策が必須な状況です。
ミズノはそんな作業員向けに、新たな猛暑対策品となるワーク用の「アイスタッチデバイス」シリーズを、2024年夏に発売します。
今回、その驚きの特長や機能を、社内実験も交えながら詳しく紹介したいと思います。
※1 熱中症資料(環境省https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/R05_heatillness_report_23.pdf)
2.「アイスタッチデバイス」シリーズの特長と機能
各製品を使用する際に、まず目につくのが見慣れない丸いデバイスです。これはペルチェ素子と呼ばれる半導体の一種で、ある方向に直流電流を流すと素子の上面で吸熱(冷却)し、下面で発熱(加熱)する性質を持つものです。
バッテリーとペルチェデバイスをケーブルでつなげ、スイッチを入れるとすぐに銀色の冷却面が冷たくなってきます。この冷却面を体に当てることで、クーリングが期待できるという仕組みです。例えば「アイスタッチデバイスベスト」は、ペルチェデバイスを計3つ付けることができるのですが、実はこの各製品の最大の特長はデバイスの位置にあります。
ペルチェデバイス 画像左が発熱(加熱)面、右が吸熱(冷却)面
昭和商会/ペルチェデバイス(1個/アイスタッチデバイス・バッテリー別売り)
品番:F6JSD49210昭和商会/ペルチェデバイス(3個/アイスタッチデバイス・バッテリー別売り)
品番:F6JSD49230
「アイスタッチデバイス」シリーズには、スポーツで培ったノウハウであるミズノ独自の『COOLING BODY MAP』設計を採用しています。『COOLING BODY MAP』とは、ミズノが広島大学長谷川博教授との共同研究において、屋内外の暑熱環境下でプレーするアスリートのパフォーマンスを支えるため、身体部位ごとのクーリング効果を検証し、各部位を冷却した時の身体への影響の大きさを色で示したものです。「アイスタッチデバイス」シリーズは、ペルチェデバイスを冷却効果の高い部位にそれぞれ配置することで、効率的なクーリングが期待できるアイテムなのです!なお、「アイスタッチデバイス」シリーズを使用する場合、本体とは別でペルチェデバイスおよびモバイルバッテリーが必要です。
![独自設計の『COOLING BODY MAP』 ※青色が冷却効果の高い部位](/sites/default/files/2024-06/cc_mm_1260624_img005.jpg)
独自設計の『COOLING BODY MAP』 ※青色が冷却効果の高い部位
「アイスタッチデバイス」シリーズは冷却効果の高い部位へ、それぞれペルチェデバイスを配置している
3.イノベーションセンター「MIZUNO ENGINE」で社内実験してみました
では、実際にどれくらいペルチェデバイスが冷却するのか気になりますよね。そこで、ミズノのイノベーションセンター「MIZUNO ENGINE」で社内実験を行いました。
具体的には、温度30℃、湿度60%RHの環境下で、「アイスタッチデバイスベスト」に付けたペルチェデバイスのスイッチを入れてから、冷却面の温度変化をサーモグラフィーで計測します。「アイスタッチデバイス」シリーズに採用しているペルチェデバイスは、強・中・弱の3段階冷却モード切り替えが可能ですが、今回は強モードを選択します。気になる実験結果ですが、スイッチを入れた直後から冷却面が冷たくなり始め、1分後に冷却面の低下温度は約14.3℃※2になり、その後は低下温度の値が上下することなく、一定の温度に保たれるという結果でした。サーモグラフィーをのぞくと、周囲の温度に対して、ペルチェデバイスの冷却面のみが冷たくなっていることがよく分かりますね!実際に、強モードで稼働時のペルチェデバイスの冷却面を触ってみると、まるで氷を触っているかのように、とても冷たくて驚きます!
※2 ミズノ調べ 10,000mAh モバイルバッテリー使用時の目安値であり、使用状態・環境によって冷却温度や持続時間は異なります
![実験の様子 テーブルに「アイスタッチデバイスベスト」を置き、上からサーモグラフィーでペルチェデバイスの冷却面を撮影](/sites/default/files/2024-06/cc_mm_1260624_img009.jpg)
実験の様子 テーブルに「アイスタッチデバイスベスト」を置き、上からサーモグラフィーでペルチェデバイスの冷却面を撮影
![撮影中のサーモグラフィーをのぞくと、冷却面の温度が低下するペルチェデバイスの様子が確認できます](/sites/default/files/2024-06/cc_mm_1260624_img010.jpg)
撮影中のサーモグラフィーをのぞくと、冷却面の温度が低下するペルチェデバイスの様子が確認できます
![冷却中のペルチェデバイスを映したサーモグラフィーを拡大した画像](/sites/default/files/2024-06/cc_mm_1260624_img011.jpg)
冷却中のペルチェデバイスを映したサーモグラフィーを拡大した画像
4.「アイスタッチデバイス」シリーズのメリット
ここまでの説明と社内実験結果からも、屋内外の暑熱環境下で「アイスタッチデバイス」シリーズを身に着けることで、効率的な冷却が期待できることを感じていただけたかと思います。ここではさらに、「アイスタッチデバイス」シリーズを使用するメリットをご紹介します。
① 持続性
屋内外の暑熱環境下で、例えば一般的な保冷剤を体に当てて冷やすと、1~2時間程度もすれば温かくなってしまいます。それに対して、ペルチェデバイスはフル充電時の10,000mAHのバッテリーを使用する場合、強モードでも約3.5時間連続で稼働し※3、さらにバッテリーを交換すれば冷却効果を持続することが可能です。
※3 デバイス3個タイプの場合 使用状態・環境によって冷却温度や持続時間は異なります
② 衛生面
「アイスタッチデバイス」シリーズは、ペルチェデバイスやバッテリーを取り外すことで洗濯可能です。さらに汗臭や加齢臭の成分を中和分解する『ミズノデオドラントテープ』を、ニオイの気になる部分にそれぞれ使用するなど、夏のお悩みである衣服の衛生面にも対応しています。
5.おわりに
いかがでしたでしょうか。今回「アイスタッチデバイス」シリーズをワーク用の製品として紹介しましたが、動作音も低く(40dB以下)※4、例えば暑い日のスポーツ観戦やDIYなど日常生活でも使用できます。 ミズノ公式オンラインストアから順次発売予定※5ですので、2024年夏の新たな猛暑対策品として、皆さんもぜひチェックしてみてください!
※4 動作音の感じ方には個人差があります
※5 「アイスタッチデバイスベスト」は恐れ入りますが、既に完売いたしました
※「アイスタッチデバイス」シリーズ着用時の注意
・ベスト ・ネックタイプについて、T シャツなど薄い素材の衣服の上から着用してください。
・ベスト着用時、ファン付きウエア以外の上着は着用しないでください。また、ネック、インナーキャップを着用し、襟付きの上着を着用した際、本製品を襟で覆わないでください。
(ペルチェデバイスの排熱の妨げを招き、衣服内に熱がこもり、デバイスの発熱、故障、やけどに繋がる可能性があります。)
・防水性能はございません。水に濡れない環境でご使用ください。