ミズノベースボールドリームカップジュニアトーナメント2023全国大会1stステージ~大会編~
7月29日から31日にミズノベースボールドリームカップジュニアトーナメント2023全国大会1stステージが熊本で行われました。以前お届けしたボールパーク編に続き、今回は大会編をお届けします。
1.大会理念
ミズノベースボールドリームカップジュニアトーナメント(以下、ドリームカップ)は、2021年から始まった「ミスを怒らず、みんなで助け合う」少年野球大会です。今年から新たに「みんなで褒め合おう!みんな笑顔で楽しもう!」という理念も掲げ、よりポジティブな大会理念に生まれ変わりました。
野球人口の減少が嘆かれている今、少しでも純粋に野球というスポーツを楽しんでもらおうと始まった大会です。厳しい、怒られる、、、そんなことを気にすることなく、のびのびとプレーしてもらいたい。勝ち負けにこだわらず、ただ楽しいという気持ちを大切に、この大会に参加してもらいたいと思っています。
2.開会セレモニー
大会前日の28日、パークドーム熊本で開会セレモニーが行われました。今回の熊本ラウンド出場は全部で48チーム、約1,500人の子どもたちが参加してくれました。
まずは大会理念を改めて説明。そして選手宣誓を通して、翌日からの試合に向けて気持ちを高めます。
熊本と言えば、くまモン!今年もくまモン隊パフォーマンスで楽しませてくれました。
今回の開会セレモニーの目玉は何と言ってもサプライズゲストの登場!元プロ野球選手の松坂大輔さんです!
29日にトークショーを予定していましたが、大会参加者に向けて、前日の開会セレモニーにも登壇して下さりました!!
抽選で当たったチームには、サイン入りユニフォームのプレゼントまで。ありがとうございます!
とてもうれしそうな笑顔で走ってきて、松坂さんから直接手渡し。なかなかない貴重な経験になりましたね。
3.試合の様子
ここからは、試合の様子をお届けします。とても良いお天気の中での開催となった熊本ラウンドです!
こちらは北海道から出場の中標津ホルスタイン野球少年団。試合前にはみんなでいくぞ!と気合い十分な様子。
大会初日の第1試合でしたが、取って取られてのとても良い試合をしていました。
そしてもちろん、点を取られても怒る人はいません。終始ポジティブな言葉が飛び交う、とても素敵なチームでした!
影の立役者、審判さんもご紹介。審判の方も大会理念に共感して下さり、「ここから頑張ろう!」「取り返していくぞ!」など、子どもたちを鼓舞する言葉掛けをして下さっていました。
29日の第3試合には、なんと、これまた松坂さんが!!今度は球場に登場し、始球式をして下さりました!!
受けるキャッチャーは、千葉県から出場の打瀬ベイバスターズの皿田直大くん、バッターは三重県から出場のスモールスポーツ少年団の當銘優歩くんです。貴重すぎる経験ですね…!
また、今大会からホームランセレブレーションとして、兜を準備しました。
東京から出場の府中二小ブラックイーグルスの八城巧史朗くん。お見事!ホームランおめでとうございます!
大会をより楽しんでもらえるよう、各球場にフォトプロップスの準備もしました♪
4.おまけに
選手たちも一生懸命ですが、応援に来ている親御さんたちも一生懸命です。
選手一人一人ののぼりを掲げ、一人一人の応援歌を流しながら応援していたスモールスポーツ少年団の応援隊の皆さん。選手だけではなく、応援隊の皆さんも笑顔いっぱい。
打瀬ベイバスターズは、手作りの応援うちわです。とてもきれいに作られていて、可愛い…!
スタッフTシャツもご紹介。背中には大会理念が刻み込まれています。関係者は全員このTシャツを着用し、子どもたちを見守ります。
5.運営担当者からメッセージ
最後に、このドリームカップの運営担当者、古谷さんにこの大会に対する思いを語ってもらいました。
「野球人口が減少傾向にある今、野球の楽しさを伝えていきたい、1人でも多くの子どもたちに野球をやってほしい、そんな思いからドリームカップを立ち上げました。
熊本ラウンドでは、子どもたちの必死にプレーする姿や野球を楽しむ顔が多く見られました。今後も子どもたちのために楽しくて魅力ある大会に育てていきたいと思います。」
さて、次は12月9日、10日に開催予定のファイナルラウンドです。場所は、今まさに高校野球で盛り上がっている野球の聖地、阪神甲子園球場。ここまで来たら、もちろんみんな勝ちたい気持ちもいっぱいだと思います。みんな笑顔で楽しく取り組むその先に、優勝が待っていますように。