ミズノベースボールドリームカップ ジュニアトーナメント2022

ミズノベースボールドリームカップ(以下、ドリームカップ)とは、『ミスを怒らず、みんなで助け合う』を大会理念とした少年野球大会です。昨年から始まったこの取り組み、初年度はコロナ禍で全国大会を開催できず、今年初めて全国大会を開催することができました!1stラウンドは熊本で、ファイナルラウンドはなんと、野球の聖地阪神甲子園球場での開催!12月10日、11日に開催されたドリームカップ甲子園大会について、振り返っていきます。

そもそもドリームカップとは、純粋に「野球」というスポーツの楽しさ・魅力を、より多くの子どもたちに感じてもらえるよう、昨年から始まった取り組みです。野球大会としては新しい試みが3つありますので、まずはそのご紹介を。

① リエントリー制度の採用

野球のルールとして、交代で一度退いた選手は再度出場することはできないことになっています。ドリームカップでは、1人でも多くの子どもたちに出場機会を与えるため、一度退いても、再度試合に出場できるルールを設けています。

② 怒らずに励ましあう

子どもたちに純粋に野球を楽しんでもらうため、指導者・保護者は怒ることを厳禁としています。もし怒った場合は、警告としてイエローカードが出されます。

③ ユニフォームが揃っていなくても参加OK

野球をしたことのない子どもたちでも気軽に参加できるよう、ユニフォームが揃っていなくても、ビブスを着用すれば参加OKとしています。用具の準備がないチームには、ミズノから貸し出しも可能です。

実際に地区予選ではビブスで出場するチームもありました!サッカースパイクやランニングシューズで出場する子どもたちの姿も。

野球人なら誰もが憧れるであろう阪神甲子園球場。ベスト8以降の試合は、この聖地、阪神甲子園球場で開催されました!少年野球大会の開催は初めてだそうです。夢のある大会。まさに「ドリームカップ」です!

球場内にはフォトスポットがあったり、大会の記念グッズの販売があったり。思い出になりますね。

そして、優勝チームには優勝旗や金メダルも用意されていました!

それでは、試合の様子もご紹介していきましょう!

12月10日、11日の2日間で全国大会ファイナルラウンドとして、ベスト8以降の試合が行われました。10日は準々決勝の4試合、11日は準決勝、決勝の3試合と、表彰式の開催です。

今回の甲子園大会の出場チームは、「北ナニワハヤテタイガース(兵庫県)」「スモールスポーツ少年団(三重県)」「老松グレートボーイズ(岡山県)」「ガッツ少年野球クラブ(熊本県)」「PRIDEJAPAN選抜(愛知県)」「高田イーグルス(奈良県)」「オール富山JBC(富山県)」「宇土ブルーナイン(熊本県)」の8チームでした!

11日の朝だけ少し雨でしたが、それ以外はとても良いお天気で、12月とは思えないほどポカポカ陽気の中で行われた試合。各チーム、応援隊もたくさん駆けつけてくれました!チームカラーのバルーンを用意しているチームや、選手一人一人ののぼりを準備したり、チームの大きな横断幕を掲げたり。初めての甲子園の舞台に、応援隊も力が入ります!

決勝は、北ナニワハヤテタイガースvs宇土ブルーナイン。箕面自由学園吹奏楽部の皆さんも応援に駆けつけ、試合を盛り上げてくれました!選手一人ずつの応援歌も準備してくれて、まるで高校野球を見ているかのような迫力です!!

試合中も仲間を見守る真剣な眼差し。

結果は7-0で北ナニワハヤテタイガースの完封勝利!優勝おめでとうございます!!
監督から子どもたちに「ブラボー!」とお褒めの言葉も飛んでいましたね!

決勝終了後の表彰式には、佐藤輝明選手(阪神タイガース)が登場!子どもたちだけでなく、親御さん、観客の皆さんも大喜び!大人気ぶりがうかがえます。子どもたちに優勝旗、メダルの授与をしていただきました。

子どもたち一人一人に声をかけながらメダルを渡して下さった佐藤選手。神対応!!

最後は全チームと写真撮影。恒例のZポーズも見られました!佐藤選手、ありがとうございました!

高校生でもほとんどがマウンドに上がることのできない阪神甲子園球場。そんな夢の舞台に小学生が立ち、野球をできる。夢いっぱいの少年野球大会です。「野球は厳しい」イメージを持っている人も多いかもしれませんが、本来とても楽しくて、夢が溢れるスポーツです。もちろん真剣に取り組むこともとても大切ですが、大人も子どもも「純粋に楽しむ心」を忘れず、野球に取り組んだり、観戦したりしてもらえたらと思います。

そして、2022年大会が終わったところですが、2023年大会の募集がスタートしています。来年も全国大会ファイナルラウンドは阪神甲子園球場での開催が決定しました!!既に野球をやっている子も、まだやったことのない子も、ぜひ阪神甲子園球場を目指してみませんか?たくさんのご応募お待ちしています!