一流アスリートが大集合!千代田区小学生スポーツフェスティバルに潜入!!
ミズノ指定管理施設の千代田区立スポーツセンターが今年竣工50周年を迎えることを受け、7/31(日)にとあるイベントが開催されました。その名も千代田区小学生スポーツフェスティバル。「スポーツを体験して夏休みの思い出を作ろう!」というスローガンで、ミズノゆかりの方も含めた各競技の一流アスリート達が集結し、地域の小学生とスポーツを通じて交流しました。
会場となった千代田区立スポーツセンター
イベントの様子をお伝えする前に、「ミズノの指定管理施設って何だろう?」と思った方もいらっしゃることでしょう。そこで初めに、指定管理施設とは何かをご説明します。
指定管理事業と言われるこの業態は、団体や法人が地方自治体法に基づき行政から指定管理者の指定を受け、公共施設の管理運営を行うことを指します。ミズノでは22年8月時点で全国36の都府県に管理・運営する施設が約1200か所あり、長年スポーツに関わってきたミズノの知見を活かしながら人々の生活をサポートしています。皆様が普段何気なく利用している施設も、もしかしたらミズノの指定管理施設かもしれませんね。
さていよいよ本題です。今回のイベントでは千代田区在住または在学の小学生を対象に、サッカー/陸上/バドミントン/相撲/バレーボール/卓球/体操/柔道/水泳/バスケットボール/アーチェリー/空手の全12競技のプログラムが開催されました。
子供たちが希望する競技を1コマ50分単位で参加する形で、各競技の一流アスリートが直接指導に当たります。
元世界卓球選手権日本代表、シドニー、アテネの2度オリンピックへ出場された卓球の藤沼亜衣さん
参加してくれた小学生の中には、朝一番から時間の限りいろんなスポーツを体験してくれる子もいました!
朝一番の開会式から参加してくれた子供たち
ミズノが開発した“激ムズチャレンジ”という大人でも達成が難しい高難易度のチャレンジ要素も、、、
右手のマシンから出てくるボールを打ち返し、番号のついたパネルを狙います
コロナ禍でスポーツをするにも様々な制限がかかり、自由とは言い難い状況が続いています。そんな中、今回のイベントを通して子供たちの様子はどう映ったのか、またどのような意気込みで参加してくださったのかを講師を務めた3名にお聞きしました。
始めに、現役時代ミズノスイムチームに所属し世界水泳ロシア・カザン2015で日本人女子初の金メダル、2012年ロンドン・2016年リオデジャネイロでオリンピック2大会連続銅メダルを獲得した水泳の星奈津美さんのお話です。
「この1、2年間、せっかくの夏休みも思うように運動ができなかった。そんな中でどうにか運動の機会を作り、子供たちにとって良い思い出にしてほしかった」と意気込みを語ってくれた星さん。指導を終えて、子供たちが『もっとやりたい!』と言ってくれたことが嬉しく、みんなの笑顔を見られてよかったとお話ししてくれました。子供たちの反応は星さんの気持ちがしっかりと伝わったからに違いありませんね。
次にお話ししてくださったのは陸上110Mハードルの金井大旺さん。現役時代はミズノトラッククラブに所属し、アジア大会や世界選手権にも出場。東京オリンピックで日本男子57年ぶりの準決勝進出を果たし、ご活躍されことは皆様の記憶にも新しいのではないでしょうか。金井さんは引退後に歯科医を目指し、歯科大学で学びながらご自身で陸上スクールを創設され、第二の陸上人生を送られています。そのご経験を活かしつつ「子供たちが皆素直で、非常に指導し易かった」とお話ししていました。小学生年代は陸上の未経験者が多いため、基礎作りとなるよう頭と体を使って運動神経を鍛えるプログラムをご用意したそう。子供たちが楽しそうに走る姿が非常に印象的でした。
3人目にお話をお伺いしたのはアーチェリーの山本博さん。世界選手権では団体で銅メダルを獲得。個人では、1984年ロサンゼルスオリンピックで銅、2004年アテネオリンピックで銀メダルを獲得した日本アーチェリー界のレジェンドで、現在は現役を続ける傍ら、日本体育大学の教授としてもご活躍されています。「一番大事なことは、時間があっというまに過ぎるほど楽しいプログラムにすること」小学生にもわかりやすいよう資料を作成し、見事に心をつかんでいました。「全てはアーチェリーを始めるきっかけ作りのため」とのことですが、すぐには上手くいかないそうです。ただアーチェリーは生涯を通して楽しめる魅力が詰まったスポーツであり、その魅力を感じて高校生、大学生になった時にもう一度アーチェリーに触れてもらえれば、そうお話していました。
最後に、今回のイベントの発起人でありミズノ社員でもある千代田区立スポーツセンター館長 大用和宏さんにもお話を聞きました。「コロナ禍で不足していた運動の機会を作ること、楽しい夏の思い出を作ることで、皆に笑顔を届けたい」と、スポーツ運営施設の担当者ならではの発想で今回のイベント開催を決めたそうです。ミズノの持てる力を結集し、今回の豪華メンバーが集まってくださいました。目的は達成できたのか、その問いに大用さんは迷わず「達成できました。オリンピアンの方々の丁寧な指導が、子供たちにきちんと伝わりました」その言葉を裏付けるように、どの競技、プログラムを見ても子供たちが元気に楽しくスポーツをする姿がありました。
「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、今後も全国の指定管理施設で様々なイベントが行われていくことでしょう。皆様の周りでもこういったイベントがあれば、是非参加してみてください!