卓球女子オーダーユニフォームをミズノカスタムスタジオで作ってみた!

卓球女子オーダーユニフォームをミズノカスタムスタジオで作ってみた!

30歳以上の卓球を趣味とされる女性を対象にしたWEBメディア・卓球レディース。私はその編集長を務める西村と申します。2023年12月、当サイトのスポンサー企業であるミズノ株式会社様より、

「卓球レディースのオリジナルユニフォームを作らないか?」

とのお話をいただきました。チームウエアが簡単にカスタムできる「Mizuno Custom Studio(ミズノカスタムスタジオ)」を利用してのデザイン&製作。私もレディース仲間と卓球を楽しみながらサイトの運営を続けておりますもので、喜んでこの企画に乗らせていただきました。
そして2024年の春、ついに当サイトのオリジナルチームユニフォームが完成しました。

それがこちら↓ジャーン!

  • 出来上がったユニフォーム

シックな黒をベースに差し色のピンクが際立つ大人かわいいデザイン。胸元に「卓球レディース」のロゴを入れて、唯一無二のユニフォームに仕上がりました。この晴れウエアを共に着てくれるのは私のレディース仲間5名。30代、40代、50代と各世代の女性で構成されたメンバーが初めてのチームウエアに舞い上がり、グループラインは「どの試合に出る?」と早くも大会の話題に花が咲いています。

  • 集合写真

ユニフォームに着替えたメンバーにその感想を聞いてみると、

「インナーパンツがぴったりフィット。短くて動きやすい!」
「袖とスカートにさりげなく入っているグラフィックがかっこいい!」
「ラグラン袖で腕が回しやすい!」
「黒×ピンクって強そうに見える!」

など、心が浮き立つ様子で答えてくれました。みんなが大はしゃぎするのも無理はない。実はこのメンバーは私と一緒にデザインを考えてくれたのです。

と言っても、色・柄・形を選択しながらオリジナルユニフォームが作れる超便利な「Mizuno Custom Studio(ミズノカスタムスタジオ)」を利用したので、一からデザインをするほどの苦労はありませんでした。デザイン初心者にとって、フルオーダーはハードルが高いけれど、カスタムオーダーなら気軽にチャレンジできますものね。

デザイン会議と称して家に仲間を呼んだ時も
「カスタムするだけならサクッと10分でデザインが決まりそう。残った時間は家飲み宴会だな」
と、高をくくっておりました。
ところが、集まってくれたメンバー5名は、オシャレが好きなレディーたち。初めてのウエア作りに気合も十分。そんな彼女たちの意見をまとめるのは、実際は簡単なことではありませんでした。

デザイン会議を催したのは平日の夜。仕事や家事を終えてわが家に集まった仲間たちと、ビール片手にワイワイとおしゃれ談議を始めると、酔いが回る前にお互いの意見がぶつかりあいました。

「全身黒が無難でいい」
「会場で目立つ色がいい」
「派手な色が似合う年ではない」
……など。

正反対の意見の応酬に永遠に答えが出ない負のループにハマった私たち。色をひとつ決めるに、なんと2時間を要しました。 だって、カラーだけでも13種類もあるんですもの。ほかにも襟は4種類、パターンは4種類、柄は15種類と選択肢が豊富。組み合わせ次第で素人でもフルオーダーに近いデザインが簡単に作れてしまうのです。おかげで「これもいい」「あれもいい」で、気づけば一番やってはいけない柄×柄をデザインに落とし込むことも。

「ボーダーにゼブラ柄合わせるの? 大阪のおばちゃんみたいやん。大阪のおばちゃんやけど(笑)」

誰かのなにげない発言が爆笑のスパイスとなって、我々のビールが進む進む。その半面、話は進まない進まない。宴もたけなわになると、私はデザイン会議のもてなしにお酒を用意したのか、それともお酒のおつまみにデザイン会議を開いたのか、もはや主目的すら分からなくなる始末。
そして、会議スタートから3時間が経過。全員の意見をまとめるのは不可能と気づいた我々は、ここに来て一番センスの良いデザイナーのUさんにデザインを一任することに決めました。酔っぱらって考えるのが面倒くさくなったのです。すると、彼女は頭の中にすでにイメージがあったのか、ささっとデザインを作り上げてくれました。

それがこちら↓

  • Uさんにデザインのユニフォーム

ブルー×イエローのコントラストがまぶしく、キュートな千鳥柄もナイスなセットアップ。みんなも「これ、いーじゃん!」と拍手喝采。

「さすがUさん!」
「紺色のハイソックスと合わせてもかわいい!」
「卓球レディースのユニフォームはこれで決まりだね!」

と大盛り上がり。ところが、話がまとまりかけたところで重鎮のOさんが一石を投じました。

Oさん:「ところで、この黄色、私たち世代の肌色に合うかしら……?」
一同:「……( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)」

ファンデーションの色をライトからオークルへ。トーンダウンを余儀なくされるレディース世代。Oさんのひと言は私たちの酔いを一瞬で冷ましました。そして、デザインが暗礁に乗り上げた私たちは、何も決まらないまま会議をお開きに。午前0時の鐘が鳴る前に、主婦という名のシンデレラたちはわが家にガラスの靴を残して家族が待つ家へと帰っていったのです。

それから3週間たっても卓球レディースのユニフォームはデザインに進展なし。私はミズノのデザイナーさんと別件で打ち合わせの際、どうすればみんなが納得する素敵なチームウエアが作れるか相談することにしました。すると彼は、

「難しく考えないで。チームウエアは着た時にみんなのテンションが上がるかどうかで決めればいい。年齢を気にせず、好きな色柄にチャレンジしてください!」

と笑顔。「さすがプロ!」と、うなりたくなる良回答。プロのデザイナーさんから意見をもらうとデザインが完成した気になる。これは問題集を買っただけで勉強した気になる切羽詰まった学生と同じ心理ですが、少し楽な気持ちになった私は、今回のレディースデザイン会議のことをおもしろおかしくデザイナーさんに打ち明けました。それもダラダラと30分以上も。おばさんの悪いクセが出て。

ところが彼は、新幹線の出発時間が迫っていると言いながらも、嫌な顔ひとつせずに私の話を聞いて具体的なアドバイスをくれました。

「タイプはウィメンズとスコートを選ぶと女性らしさが出ますよ」
「色は最小限に抑えた方がまとまります」
「首元に注目を集めたいなら、ミズノ独自のデザインのスタンド襟がおすすめです」
……などなど。

彼の話を聞きながらマウスを握る手を動かすと、スムーズに色・柄・形が決まります。私はたったの5分でデザインを完成させることができました。

それがこちら↓

  • Uさんにデザインのユニフォーム

シンプルだけどいいデザインです!卓球レディースのロゴにもあうし、さりげなくみんなの意見も反映できている!!! 私はとてつもない集中力を発揮したようです。そして風のように去るデザイナーさんを見送った後、この完成図をチームのグループラインにアップしました。すると、みんなからすぐさま、「これでOK」と喜びのスタンプが送られてきました。自分たちでデザインを考えたかったのでは? という疑問をよそに、卓球レディースのユニフォームデザインはついに完成したのです!
しかし、あれだけ時間かけて、あれだけ意見を出して、なぜ、みんなでこの形にたどり着けなかったんだろう???

スマホを見ると、ラインに新たなメッセージが届いていました。

「すごい! いい感じー!」
「決起会しよー!」
「オソロユニフォーム着て呑もう!」

と飲みにつなげたいコメントが多数。

私:「(*´▽`*)(*´▽`*)(*´▽`*)」

結局のところ、私たちレディースは仲間との交流が一番楽しいのです。デザインがさっさと決まればつまらない。
誤解を恐れずに言うならば、デザイン選びは最高のお酒のおつまみなのです。みんなとビールを飲みながらワイワイと大盛り上がりしたデザイン会議。このウエアに袖を通すたびに、あの夜のハッピーな高揚感を思い出すでしょう。

だからいま、あの時にナイスなアドバイスをくれたミズノのデザイナーさんに伝えたいです。

「私たちが着るだけでテンションがあがる本命のチームユニフォームは、間違いなくコレです!」

  • 集合写真

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