靴紐のほどけにくい結び方は?スポーツごとのシューズの紐の通し方や結び方を紹介

スポーツをしているときに、簡単に靴紐がほどけて困っている場合は、結び方を工夫するとほどけにくくなります。スパイクやトレーニングシューズがフィットしないと感じている場合も、靴そのものを買い替える前に紐の通し方を変えてみましょう。
今回の記事では、ほどけにくい靴紐の結び方を紹介します。
1.ほどけにくい靴紐の結び方は?
靴紐がよくほどけてしまう場合は、下記の結び方を試してみましょう。
①イアン結び(イアンノット)
蝶々結びの代わりになる方法です。蝶々結びをするように、左右それぞれの紐に輪をつくり、その輪同士を左右に引っ張って結びます。
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1.一回普通に結んだあと、通常なら蝶々結びをするタイミングで、左右に輪をつくります。
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2.左右の輪をクロスさせます。
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3.左右に引っ張れば完成です。
②蝶々結びの中にさらに輪を入れる結び方
一度蝶々結びをしてから、根元の輪の中に、片方の輪を入れて結ぶ方法です。
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1.蝶々結びをした状態で、紐の根っこに少しゆとりを持たせます。縦になっている輪の部分に、左右どちらかの輪を通します。(輪を一つの紐として通しましょう。)
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2.しっかりと結べば完了です。
③ベルルッティ結び
フランスの靴ブランド発祥の結び方です。蝶々結びの輪をつくる前、通常は1回しか結びませんが、ベルルッティ結びでは2回巻きます。あとは、いつも通りに蝶々結びをします。
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1.蝶々結びの前、通常であればこのように1回しか結びません。
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2.ベルルッティ結びでは、片方の紐をもう片方の紐に2回巻きつけます。
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3.蝶々結びをすれば完成です。
ミズノでは、②のほどけにくい靴紐の結び方を動画で紹介していますので、確認してみてください。
2.靴紐を通したあとの基本的な履き方

靴のフィット感を高めるためには、靴紐の通し方や結び方を工夫するのとあわせ、正しい手順で履くことが大切です。
1.穴に通した靴紐を、いったん全部緩めます。
2.足を靴に入れたらつま先を上げ、かかとを強めにトントンと地面に打ち付けましょう。
3.つま先を上げたまま、シューズとの隙間ができやすい土踏まずとその反対側の甲の部分のフィット感を意識しながら紐を締めていきます。
4.最後の穴の部分の紐は、強めにつま先方向に引っ張って締め、かかとをしっかりロックします。そうすれば、仕上げの蝶々結びはぎゅうぎゅうに縛らなくても靴はぴったりフィットします。
ミズノでは、以下ページで正しいシューズの履き方を詳しく紹介しています。
3.スポーツの競技別おすすめの靴紐の通し方
靴ひもの結び方には多くの種類がありますが、スポーツによって適した結び方は違うのでしょうか?ここからは、主なスポーツ競技でおすすめの結び方を紹介します。
①サッカースパイク
サッカースパイクは、締め付け感を強くするのか、ゆとりを持たせるのか好みによって、オーバーラップとアンダーラップのいずれかで紐を通すのが一般的です。
シューレースホルダー(スパイクやシューズのベロ部分に付いている紐を通す輪)にも紐を通すと、よりフィットします。メーカーによっては、ハトメ穴(かかと側にある一段だけ外側にある穴)が付いており、そこにも紐を通すとさらにフィット感が高まります。
②野球スパイク
野球スパイクは、瞬発的な動きに対応できるよう、フィット感が強いオーバーラップで紐を通すのが一般的です。
③ランニングシューズ
長距離はアンダーラップ、短距離はオーバーラップが向いているとされますが、好みによって選んで問題ありません。
4.ほどけにくい靴紐「ゼログライドシューレース」
ミズノでは、滑りにくくほどけにくい靴紐「ゼログライドシューレース」を販売しています。
①グリップ機能付きスポーツシューレース
紐の両面に特殊樹脂加工がされており、高いグリップ力を誇ります。試合中に靴紐がほどけることに悩んでいる人はもちろん、小さい子どもがスポーツするときにもおすすめです。
②長さが選べて幅広い競技で利用可能
ゼログライドシューレースの長さは最長で140cmまであるため、ジュニアから大人まで対応可能。ハイカットのバスケットシューズや足幅が広い方でも使えます。
※商品紹介ページには、スポーツシューズごとの長さの対応表もあるので参考にしてください。
③17色の豊富なカラーバリエーション
ゼログライドのカラーバリエーションは17色。部活やチームで靴紐の色を合わせ、連帯感を高めるといった使い方も可能です。
スポーツシューズだけではなく、日常履きのスニーカーの紐を変え、おしゃれ度をアップしたいときにもおすすめです。