年間約50個の新製品を生み出す仕事とは?

手袋

ミズノには、手袋に愛情と情熱をかける一人の社員がいます。その人は、ミズノの用具企画部門に在籍する金光さん。金光さんは、ミズノの手袋の可能性を誰よりも信じ、今までトライしていなかった領域にもチャレンジし、年間約50個もの新製品を世の中に生み出しています!

用具企画部門に在籍する金光さん

用具企画部門に在籍する金光さん

■手袋との出会いは?

金光さんは、2006年にミズノに入社し、東京にある直営店に配属されました。野球売り場とラケットスポーツの売り場を経験し、商品のこと、接客のことなどを勉強しました。その後、海外のマーケティングを担当するチームが大阪本社で発足し、金光さんはそのメンバーとなります。はじめに担当したのは、アメリカの野球手袋と防具の企画。会社の組織編制で所属先は変わっていきますが、ここから金光さんの手袋人生がスタートします。はじめはアメリカの担当だけでしたが、現在では、国内・海外の野球・ゴルフを中心とした競技手袋、ビリヤード手袋、パイロット手袋、乗馬手袋など、数多くのミズノの手袋を手掛けています。

■お仕事について

Q:どんな仕事ですか?

A:手袋の商品企画です。国内・海外の市場のニーズを分析し、新しい機能はどうするか、デザインはどうするかなど、どんな手袋をお客様に提供するのかを考える仕事です。たとえば、ゴルフ。ひとつの競技ですが、海外それぞれでニーズが違ってくるので、各国のニーズに合わせて企画します。

Q:やりがいはありますか?

A:もちろんです!やりがいと思うポイントがいくつかありますが、1つは入社前から「海外で仕事がしたい」というひとつの目標がありました。入社4年目で、その夢が叶いました。今では、アメリカだけでなく、ヨーロッパやアジアなど各国の仕事ができ、楽しいし、やりがいがあります。もう1つは、より多くのお客様にミズノの手袋を使っていただくことで、快適な競技ライフや趣味、仕事を楽しんでもらうべく、新規開拓を行っています。新しい挑戦ができることもやりがいですね。やりたい仕事ができていることに感謝しています。

Q:思い出に残る手袋はありますか?

A:たくさんあるので、2つ紹介させてください。1つ目は、「パイロット」の手袋です。命を預かる仕事のお手伝いができたことは、感慨深いです。完成するまでに3年という長い年月がかかりましたが、新しい挑戦にワクワクする日々でした。

パイロット手袋

パイロット手袋

2つ目は、野球 ミズノプロ「シリコンパワーアーク」シリーズです。この商品は、ミズノの中でも重要な商品なので、携わることができることに喜びを感じています。完成まで、選手対応チームやマーケティングチームなど多くの人が関わるので、ミズノの総合力を発揮している商品だと感じます。この人気商品のラインナップを考えることは、やりがいです。

野球手袋「シリコンパワーアークLI(品番:1EJEA200)」

野球手袋「シリコンパワーアークLI(品番:1EJEA200)」

■お仕事について

仕事をするうえで信念が2つあるそうです。
1つ目は「自分が100%納得しているサンプルでしか勝負しない」ということ。お客様に良い商品を届けるためには、まず自分が良いと思えるサンプルまで作り上げます。100%納得できるサンプルが完成するまでは、取引先様やバイヤー様へ提案する候補にあげません、と金光さん。

納得するサンプルをつくるために、必ず自分のサイズの手袋をつくっているそうです。レディースやキッズの企画でも。「今は、ゴルフのレディース手袋の企画をしています。爪が長い方向けの手袋なので、爪を伸ばしています(笑)」と金光さん。お客様が、手袋をはめたときの感覚をできるだけ実体験し、その感覚を大切に、より良い製品づくりに生かしています。

2つ目は、「ミズノがするからには新しいことを」です。ミズノには、今までのノウハウやテクノロジーが蓄積されています。この蓄積されたものを有効活用し、さらにバージョンアップさせ、お客様の手元に届けたいと思っています。また、今までのノウハウやテクノロジーは分野を変えて、新しいカタチへと生まれ変わることができる、と金光さん。

用具企画部門に在籍する金光さん

最後に「仕事をしていく中で一番感謝したいのは、ミズノの手袋を製造している協力工場のプロフェッショナルの皆さんです。こだわりを持ち、高い品質を守り抜き、ミズノと同じ信念を持って、一緒に仕事をする皆さんのためにも、多くのヒット商品を生み出したいです。」と金光さんは力強く語ってくれました。金光さんが情熱と愛情をかけ、考えぬいた手袋たちをぜひ一度チェックしてみてください!