ミズノのものづくりを支える国内工場~Made in Japanはここから産まれる~ ミズノテクニクス(株)養老工場編

ミズノグループにはスポーツ用具のものづくりに特化した会社「ミズノテクニクス株式会社」があります。

この会社には国内工場が4拠点あり、ゴルフクラブや野球用バット、ラケット等のスポーツ用具を扱う養老工場、陸上シューズ、野球用スパイク等を作る山崎ランバード工場、野球用グラブを作る波賀工場、冬季競技用ウエアや野球のユニフォームを作る氷上工場があります。

今回は、そのひとつである岐阜県養老町の「ミズノテクニクス㈱養老工場」の紹介します。

ミズノテクニクス(株)養老工場の地図
  • ここは、ミズノ国内工場の中で一番大きな工場で、最多アイテム数を製造しています。
    国内最大級の養老工場から、どんな日本製のミズノ品が産まれているのでしょうか?主要な4つの分野についてご紹介します。

  • ミズノテクニクス(株)養老工場の外観写真

まず、1つ目の競技は「野球」です。ここでは、バット、硬式野球ボール、野球用ヘルメットを製造しています。
この工場で作られている「硬式野球用木製バット」は、グラム単位、ミリ単位の精度にこだわり、クラフトマンの技と感性が込められた木製バットなのです。ミズノ契約のすべてのプロ野球選手のバットは、この養老工場にいる2人のクラフトマンが作っています。トップ選手たちのどんな要求にも、妥協なき探究心と高度な技術力を持って応え続けることが、この養老工場の役目なのです。

  • クラフトマンによる硬式野球用木製バット作り
  • クラフトマンによる硬式野球用木製バット作り
  • クラフトマンによる硬式野球用木製バット作り

匠の技!バットクラフトマンによる木製バット削り」はこちら

ちなみに、ミズノは100年以上もの間、野球用品の販売・製造を続けてきています。

クラフトマンによるスペシャル対談」はこちら

2つ目の競技は「ゴルフ」です。ここでは、ゴルフクラブを製造しています。
養老工場で生産されるすべてのゴルフクラブは、経験豊富で技術力が高い職人が、人の手で削り、人の目で測るなど、一本ずつ手作業で作られていきます。

  • ミズノテクニクス㈱山崎ランバード工場でつくられている「MIZUNO SPORTS STYLE」
  • ミズノテクニクス㈱山崎ランバード工場でつくられている「MIZUNO SPORTS STYLE」
  • ミズノテクニクス㈱山崎ランバード工場でつくられている「MIZUNO SPORTS STYLE」

~ミズノのものづくり動画~ゴルフクラブ(アイアン)ができるまで」はこちら

3つ目の競技は、「バドミントン」です。昨年(2018年)、約20年ぶりにバドミントンラケットの生産を開始しました。
長年にわたりラケットの試作開発に携わってきた技術力と、細かな手作業によって、1本1本丁寧に作られていきます。

  • ミズノテクニクス㈱山崎ランバード工場でつくられている「MIZUNO SPORTS STYLE」
  • ミズノテクニクス㈱山崎ランバード工場でつくられている「MIZUNO SPORTS STYLE」
  • ミズノテクニクス㈱山崎ランバード工場でつくられている「MIZUNO SPORTS STYLE」

4つ目は、競技ではないのですが、「カーボン事業」にも力を入れています。
カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)を活用することで、省エネルギー、省資源、ハイスピード、コスト低減につながります。ミズノでは今までゴルフシャフトや過去にはスキー板などスポーツ用品の製造で培ってきたノウハウをいかし、幅広い層に人気のCASIO社の腕時計「G-SHOCK」のリストバンドや高速道路などの料金所のETCレーンに設置されているバー、車いす用カーボンホイールなどを手掛けています。

ミズノテクニクス(株)養老工場の地図

他にもテニスラケットなども取り扱っています。
JAPANブランド「ミズノ」が誇る技術力の宝庫の1つが、この養老工場です。

これからも「ものづくり」の精神を大切に、「より良い商品」を世の中に送り出せるように精進していきます。

YORO factory