ミズノのものづくりを支える国内工場~Made in Japanはここから産まれる~ ミズノテクニクス(株)氷上工場編
ミズノグループにはスポーツ用具のものづくりに特化した会社「ミズノテクニクス株式会社」があります。
この会社には国内工場が4拠点あり、ゴルフクラブや野球用バット、ラケット等のスポーツ用具を扱う養老工場、陸上シューズ、野球用スパイク等を作る山崎ランバード工場、野球用グラブを作る波賀工場、冬季競技用ウエアや野球のユニフォームを作る氷上工場があります。
今回は、そのひとつである兵庫県丹波市氷上町にある「ミズノテクニクス(株)氷上工場」を紹介します。
ここでは、スキージャンプ、スピードスケート、競泳水着、野球ユニフォームなど、スポーツアパレル製品の設計、製造、さらには製造技術開発などを行っています。また、スキージャンプ選手の競技ウエア、競泳選手の水着、プロ野球のユニフォームなどにおいては、トップ選手やナショナルチームのサポートも行っています。
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ちなみにスキージャンプやスピードスケートのトップ選手が出場する世界大会では、現地で選手のウエア調整をすることもあります。そんなとき、この氷上工場のスタッフがミシンとともに出向き、最終調整を現地でしています。
選手からの信頼がある技術力を持っている工場であり、ミズノのアパレル品の製造の中枢でもある工場が、この「氷上工場」なのです。
氷上工場から産まれた日本製のスキージャンプスーツやスピードスケートのウエアはこのように、多くのクラフトマンによる手作業の工程を経て、製造されています。ちなみに、ミズノのロゴがついたスキージャンプやスピードスケートのウエアは、すべてこの氷上工場からお客様の元へ届けられています。
この氷上工場は、1969年に設立され、現在46名の人が働いています。
その中でも、技術が卓越した人を「クラフトマン」と呼び、工場には5名だけいます。
※2019年2月現在
氷上工場は、今まで培ってきた技術を継承しつつ、職人自身の技術を磨き、ミズノの創業者の言葉である「ええもん作んなはれや」という精神を大切に、“ものづくり”に精進していきます。