この書籍は、ミズノが製品やサービスを生み出すための指針として掲げる「MIZUNO MIRAI VISION」の中にある、「スポーツでたくさんの子どもを育む」という思いを実現するため、「あそび」がどのように子どもたちの心と体に影響を与えるかを1冊にまとめたものです。
子どもの体力・運動能力は1985年ごろをピークに低下しており、ケガや生活習慣病の増大につながることが懸念されています。ミズノでは、この社会課題を解決するために2012年から健やかな子どもを育む運動あそびプログラムを開発し運営してきました。この運動プログラムの基礎になっているのが、「あそびは最高のスポーツ」であるという考え方です。
幼少期は、一生の中でも特に体の使い方を吸収する時期・集団生活の中での社交性が芽生える時期といわれています。この時期に多様な動きを経験することや、多様な子ども同士が関わりあう体験をすることが、心と体の発達の基礎に影響してきます。書籍では、ミズノの子ども向け運動あそびプログラムに取り入れている「幼少期に身につけたい36の基本動作」や、その動きがなぜ子どもたちの才能を伸ばすのかなど、子どもたちの心と体を健やかに育むポイントを紹介しています。
現代の子どもが抱える運動不足や、集中力低下、コミュニケーション能力不足などを救うメソッドをすべて解説します。
■運動遊びの大切さ
■運動遊びレシピ
サイズ | 四六判/縦18.8cm×横12.7cm |
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質量 | 215g |
備考 | ページ数/192ページ |
発売シーズン | 2023年秋冬 |
「すべての未来はあそびからはじまる。」の特長
■今の子どもたちが抱える課題
子どもの時「あそび」にのめり込み、くたくたになって家に帰った記憶は、大人の多くが持っていると思います。昨今、公園などのあそび場には「ボール遊びをしてはいけません」や、「大きな声を出してはいけません」など、あそぶために必要なことが禁止されていることが多く、子どもたちを取り巻くあそびの環境が大きく変わり、子どもたちの間であそびが減っています。それに伴い、昔はできていたことができなくなっています。たとえば、転んだ時に手を突けず顔にけがをする子どもが増えるなど、子どもの体力・運動能力は低下しています。また、自分の頭で考える力や、仲間と協力する力の低下も危惧されています。このような今の子どもたちが抱える課題を明らかにし、運動あそびについて分かりやすく解説しています。
■運動あそびの大切さと特長
ミズノの運動あそびプログラムには、幼少期に身につけたい36の動きを取り入れています。あそびの1つである、鬼ごっこを見ても「あるく」「はしる」「はねる」「とまる」など多様な動作が含まれています。幼少期にこれらの基本的動作を身につけることで動きが洗練され、複雑な動きができるようになり、将来いろいろなことにチャレンジする土台をつくることができます。
※1 子どものやる気や好奇心を引き出し運動あそびを通じて健やかな発育を支えるエキスパート
幼少期に身につけたい36の動き
ヘキサスロン