運動具屋
ご縁を紡ぐ、若きバドミントン専門店オーナーの熱き思い
福岡県北九州市唯一のバドミントン専門店「運動具屋」。1984年創業の同店を、現社長の吉本貴さんが先代オーナーから引き継いだのは4年前の2018年。当時は外商中心の展開でしたが、スタッフとして働いていた吉本社長が前オーナーに移転を提案し、経営を引き継ぐかたちで新天地での営業が始まりました。今回、吉本社長に同店を継承した経緯や思い、経営者としてのやりがいや今後の展望などについて伺いました。ただ当時は外商が中心ということもあり、広域なエリアをカバーするために移動だけでも相当時間を費やす必要がありました。そこで、お客様にご来店いただきやすい環境をつくるべく、当時スタッフとして働いていた私は、街中の好立地での出店を提案し、移転して再オープンすると同時に先代から経営を引き継がせてもらったのです。
先代に相談しながら移転先の物件を探しましたが、体育館などの施設に近く、駐車場もあって……といった条件を設定したので大変でした。それでも先代がいつも寄り添ってくださり、私では見えない選択肢をいくつも与えてくださるなど、親身に助言をしていただけたことで、大きなトラブルもなく今の場所に決定し、念願のオープンに至りました。
どのような思いで経営を引き継がれたのでしょう?
もちろん不安はたくさんありました。ですがこの仕事は面白いと純粋に思えたんです。一度きりの人生で、自分が経営者としてトライしてみたい思いもありました。バドミントンは小さい頃から大好きだったので、お客様と接するなかで楽しいことや嬉しいことが積み重なっていった面もありますが、店舗を経営するなかで数字と向き合うのが好きな自分がいることも発見した感じです。
小学校の頃から物事の裏側や背景を知ることが好きで、スタッフとして働き出してからも店舗運営における数字の仕組みを知りたいと思っていました。たとえば仕入れや利益の構造などです。こうした仕組みを意識しながら経営するのは性に合っていたような気がします。先代のオーナーは、そんな私をよく観察してくれていたようで、後継者として適任者だと思ってくださったそうです。
今後どんなお店にしていきたいと思っていますか?
中期的には店舗の規模をさらに拡大し、シューズやラケットなどの商品を充実させるとともに、さまざまなメーカーの商品を取り揃えてお客様の選択肢を増やしていきたいです。専門店としての良さを引き出しながら、メーカー直営店ではない魅力も追いかけていき、業界全体が盛り上がっていけるよう尽力していきたいです。
最近のお客様の傾向として、男性(男の子)は事前にネットでしっかり調べて、指名買いをされる方が多い印象です。一方の女性(女の子)はデザインにこだわりをもち、スタッフの話を聞きながら道具を選ぶ方が多いような気がしています。当店の強みはスピード感ある対応とアフターフォローです。買っていただいた後のフォローやお客様一人ひとりの趣向や動向にも気を配りながら、お客様に常に寄り添っていけるようにしたいです。
これからご来店される未来のお客様にひと言お願いします
「運動具屋」に関わるメンバー全員、バドミントン経験が長く、それぞれがもつ専門知識は誰にも負けない自負があります。プレー面だけでなく、バドミントンを楽しみたい方のさまざまなニーズに応えられるよう日々心がけています。
お店に陳列している商品一つひとつは自分たちで試し、自信をもって薦められるものばかりです。お客様に合った商品選びには自信があります。ぜひご期待ください。
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