ムネスエスポーツ
地元の選手の育成を通してバドミントンの強化に力を注ぐ
山口県下松市――山陽新幹線が停車する徳山駅から2駅(下松駅)、下松市役所の目の前に大型店舗を構える「ムネスエスポーツ」。創業50余年を数え、バドミントンのみならず、地域で様々なスポーツに携わるプレーヤーや愛好家に親しまれています。そんなムネスエスポーツの棟居秀行社長にお話を伺うべく、お店に訪れました。2010年には、山口国体(2011年開催)を目指して女子バドミントンチーム『ACT SAIKYO』を設立。6年間(2015年に1部に昇格)監督を務めたのち、2018年からは部長となり、2019年には西京銀行・光山医院様の協力のもとに中学生のアカデミー『ACT ACADEMY』を立ち上げました。
現在はどのようなかたちでバドミントンに関わっていらっしゃいますか?
下松への帰省後は「下松ジュニア(バドミントンクラブ)」を指導していました。現在は山口県バドミントン協会副理事長、ACT SAIKYO部長、ACT ACADEMY監督、徳山大学監督、柳井商工高校コーチ、ムネスエスポーツ代表取締役と幅広くバドミントンに関わっています。そうした活動の合間を縫って会社の運営や店舗での仕事、さらには県内の各学校から依頼を受けて臨時で訪れる、そんな毎日ですね。
指導に関しては、現在は昔の現場以上に日々勉強が求められていると感じます。私もコーチの資格取得や新しい指導スタイルの獲得のために〝目で見て学ぶ〟べく、できる限り多くの現場に足を運ぶようにしています。とくに小学生や中学生など、思春期を迎える世代を指導するのは難しく、デリケートな年代なので丁寧に接するよう心がけています。
現場での指導を通して嬉しかったことはありますか?
個人的には、バドミントンの「普及」以上に「強化」に力を入れてきました。そうした中で、教えている子どもたちや選手たちが強くなり、大会で勝ってくれると私も嬉しくなりますね。わざわざ報告に来てくれる子たちや選手も多いのです。お店があるからこその〝つながり〟を持ち続けられるのはありがたいです。
山口県はバドミントンが盛んな地域という認識が定着しつつありますし、保木選手や岩永選手、水津選手などトップレベルで活躍するプレーヤーも育ってきました。地元のプレーヤーが大きな舞台へ巣立っていくのを見守るのも楽しみにしています。
最後に、今後の目標についてお聞かせください。
単に店舗を運営するだけでなく、設備投資も含めてお客様にアプローチする手法も工夫していきたいですね。商品説明やストリンギングなどサービス面もお客様に納得いただくよう、日々、進化させていかなければと感じています。
「ムネスエスポーツ」は売り場を広く、豊富な商品を取り揃えることを目指し、幅広いお客様に見て触って楽しんでいただきたいと考えております。そして地元から強い選手たちがたくさん育っていくのを見守りながら、地域の小学生から社会人/実業団まで、幅広い層のバドミントン熱を後押ししていきたいと思っています。皆様のご来店をお待ちしております。
ムネスエスポーツ
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