「歩く」に寄り添うミズノのライフスタイル・ウォーキングシューズには、お客様の手に届くまでに多くの担当者の想いが込められています。今回は、開発・企画担当者が語る、機能性へのこだわりや開発の舞台裏をお届けします。
目次
1.LD ネクストイージーが生まれた背景を教えていただけますでしょうか?
(企画担当)
弊社のウォーキングシューズ「LD40シリーズ」は、今年20周年を迎えるロングセラーシリーズです。発売当初はビジネスパーソンを中心に支持を集め、今なお多くのリピーターのお客様に愛用され続けています。
その一方で、ライフスタイルや価値観が目まぐるしく変化する現代において、私たちは「LD40シリーズ」を選んでくださるお客様へ、新たな選択肢を提案したいと考えました。そうした背景から生まれたのが「LD ネクストイージー」です。
年齢とともに健康や足元への意識が高まってきた方に、ぜひ手に取っていただきたい一足です。
2.LD40の機能性が詰まったソール設計についてもう少し教えてください。
「LD ネクストイージー」には、「LD40」から引き継いだ木型(ラスト)とソールがそのまま使われています。ウォーキング専用のラストは、つま先部分はゆったり感を意識し、かかとのホールド性を重視した設計。長い距離を歩いても窮屈にならず、かかとのブレを軽減します。
ソールにはミズノの基幹機能であるミズノウエーブとミズノエナジーを組み合わせたものを採用。波形のプレートがかかとから中足部にかけて大きく配置されており、接地時から安定した歩行をサポートします。また、ウエーブプレート下部のミズノエナジーは柔らかく弾む素材で、やさしい接地と蹴り出しへのスムーズな体重移動を実現します。
アウトソールにはWgripラバーを採用しており、濡れた路面でもしっかりとグリップ力を発揮*¹。あらゆるシーンで安心して歩ける機能が備わっています。*¹当社従来品比較
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LD40ソール(左)とLDネクストイージーソール(右)
3.「オープンフィット構造」を搭載していることも特徴ですよね?
「LD ネクストイージー」の最大の特徴がオープンフィット構造です。ミズノ独自のアプローチをとり、特許を取得しました。
着目したのは"履き口の広さ"。足を入れる際はベロが立ち上がった状態となり、広い履き口にスムーズに足を入れられます。脱ぐ時は、ベロ下半分の起毛素材が足の動きに追随して立ち上がり、履き口が広がってスムーズに脱げる仕組みです。
さらに、このシューズは見た目が通常の紐靴と変わらないのもポイント。シューレースやハトメは独立したパーツとなっているため、紐を締めてフィット感を調節しながら、着脱容易機能はそのまま保たれます。着脱のしやすさとフィット感の両立が「LD ネクストイージー」のこだわりです。
4.機能がふんだんに詰め込まれていますが、開発で苦労した部分はありますか?
脱ぎ履きのしやすさとフィット感の両立は、思っている以上に難易度が高いものでした。着脱容易機能のある靴は一般的にフィット感の調節が難しく、蹴り出し時にかかとが抜けてしまうといった弱点を持つものも少なくありません。
「LD ネクストイージー」の開発段階では、通常の開発よりも多くの試作サンプルを作り、構造を確認するための試験工程も重ねることで、履き口の広さ・ベロの形状・かかと部の厚みなど、細部の微調整を繰り返しました。
また、担当者自ら海外の現地工場に赴き、現地スタッフと直接協議しながらフィット感を磨き上げた積み重ねが、今の「LD ネクストイージー」を生み出しています。
歩き心地や耐久性のテストを重ねて汚れたサンプルシューズ
5.最後に、このシューズに込められた思いがあれば教えてください。
このシューズのコンセプトは“歩きやすさをもっと身近に”です。私たちがこの靴に込めたのは、忙しい日常の中で、自分にあった歩きやすい靴を選ぶというハードルを下げ、もっと気軽に歩き出してほしいという思いです。
今年20周年を迎える「LD40シリーズ」で作り上げてきたシューズ機能のノウハウを詰め込みながらも、さっと履けてパッと脱げる、そんな気軽さも兼ね備えることで、ちょっとしたお出かけや日常の一歩を後押しします。
歩きやすさと着脱のしやすさを兼ね備えた「LD ネクストイージー」は、歩くことをもっと自然な習慣にしてくれる、そんな一足です。
