GMOインターネットグループ陸上部の嶋津雄大は、創価大学に在籍していた頃から『勝負強さ』を見せている。それは社会人になっても健在で、2年目のニューイヤー駅伝では、強い向かい風をものともせず6区で区間賞を獲得した。その華々しい活躍の影には日頃の地道なジョグにあり。
「月間走行距離のほとんどを占めているのがジョグで、ジョグは自分の土台になっている」
こう話すように、嶋津はジョグを大事にし、丹念に取り組んできた。
「月間走行距離のほとんどを占めているのがジョグで、ジョグは自分の土台になっている」
こう話すように、嶋津はジョグを大事にし、丹念に取り組んできた。
ジョグの意味と目的を
考えることが大事
「歩くことがジョグにつながって、ジョグがレースの走りにつながっていく――というのが高校の先生の教えでした。レースで最大のパフォーマンスを発揮するためには、ジョグが大事です」
嶋津はこう言い切る。
GMOインターネットグループ陸上部では、週に3回のポイント練習(負荷の高い練習)のほか、週に2回朝練習で集団走があり、それ以外の練習が各自ジョグとなる。
「チーム全体でもジョグをしっかりやっていこうという方針です」と嶋津は言う。
朝の集団走はキロ4分で40分から60分程度走る。一方、各自ジョグの時には、嶋津はキロ5分程度。トップアスリートとしては、わりとゆっくりめだ。
「それでも、最近はジョグのペースが自然と上がったんです。大学まではキロ6分ぐらいで、実業団に入ったばかりの頃はキロ5分半ぐらいでしたから。
ウォーミングアップもキロ5分ぐらい。トップアスリートにはキロ4分を切るようなペースでジョグする方もいるので、アップの時にはみんなに抜かれます(笑)。
「その時のジョグの意味を考えて走るのが大事」だと嶋津は言う。
嶋津はこう言い切る。
GMOインターネットグループ陸上部では、週に3回のポイント練習(負荷の高い練習)のほか、週に2回朝練習で集団走があり、それ以外の練習が各自ジョグとなる。
「チーム全体でもジョグをしっかりやっていこうという方針です」と嶋津は言う。
朝の集団走はキロ4分で40分から60分程度走る。一方、各自ジョグの時には、嶋津はキロ5分程度。トップアスリートとしては、わりとゆっくりめだ。
「それでも、最近はジョグのペースが自然と上がったんです。大学まではキロ6分ぐらいで、実業団に入ったばかりの頃はキロ5分半ぐらいでしたから。
ウォーミングアップもキロ5分ぐらい。トップアスリートにはキロ4分を切るようなペースでジョグする方もいるので、アップの時にはみんなに抜かれます(笑)。
「その時のジョグの意味を考えて走るのが大事」だと嶋津は言う。
ジョグでフォームの最適解を探る
嶋津にとってジョグは毎日欠かさずに行うもの。つまりは日課だ。
「ルーティーンとして毎日やっていることだから、走り始め、走っている途中、走り終わった後と、自分がどんな気持ちだったか、どこか痛いところはないか、体調はどうか、ジョグを通してそういったことを確認しています。
“ジョグで強化する”という考え方もあると思いますが、自分の場合は、ジョグで“頑張りすぎない”ようにしています。ただでさえポイント練習は強度が高いので、普段のジョグの距離を延ばしたり、スピードを上げたりして、体がいっぱいいっぱいになったら、故障のリスクも上がりますから」
ジョグを“頑張りすぎない”というのは嶋津ならではの考え方だろう。
また、ジョグはフォームの最適解を模索する作業でもある。
「今の自分の癖だったりとか、筋力バランスだったりとかを把握して、自分が一番楽に走れるフォームと理想のフォームとを照らし合わせ、最適解を見つけていく作業がジョグにはあるのかなと考えています。レースペースのフォームとジョグのフォームって結構違うので難しいんですけど。でも、レースでこういうフォームで走りたいっていうイメージを持ちながらジョグすることはできる。腰の位置を高くしたり、胸張って走ったり、顎を引く、腕の位置を下にしようか、上にしようかとか、どこら辺に接地しようとか、接地した時に足の指はどういうふうな状態がいいのかとか、頭の先から足の先まで、結構細かいことを考えながら走っています。ここまで細かく考える人はあまりいないかもしれませんが、ジョグの時だったらそれが考えられるんですよ。
もちろん一歩一歩、全部のことを考えることは難しいですが、何か1つだけでも普段から意識して走ることはできます。ジョグは一番時間をかけている練習ですから、普段から何かを意識するかしないかでは、雲泥の差になります。自分にとっての一番良い走りを追い求めて磨いていくのは、ジョグの時が一番いいのかなと思います。逆を言えば、ジョグでできていないことはレースでできるわけがないですから」
嶋津にジョグを語らせればついつい熱がこもる。いかにジョグを大事にしているかが、その熱い口ぶりからも伝わってくる。
「ルーティーンとして毎日やっていることだから、走り始め、走っている途中、走り終わった後と、自分がどんな気持ちだったか、どこか痛いところはないか、体調はどうか、ジョグを通してそういったことを確認しています。
“ジョグで強化する”という考え方もあると思いますが、自分の場合は、ジョグで“頑張りすぎない”ようにしています。ただでさえポイント練習は強度が高いので、普段のジョグの距離を延ばしたり、スピードを上げたりして、体がいっぱいいっぱいになったら、故障のリスクも上がりますから」
ジョグを“頑張りすぎない”というのは嶋津ならではの考え方だろう。
また、ジョグはフォームの最適解を模索する作業でもある。
「今の自分の癖だったりとか、筋力バランスだったりとかを把握して、自分が一番楽に走れるフォームと理想のフォームとを照らし合わせ、最適解を見つけていく作業がジョグにはあるのかなと考えています。レースペースのフォームとジョグのフォームって結構違うので難しいんですけど。でも、レースでこういうフォームで走りたいっていうイメージを持ちながらジョグすることはできる。腰の位置を高くしたり、胸張って走ったり、顎を引く、腕の位置を下にしようか、上にしようかとか、どこら辺に接地しようとか、接地した時に足の指はどういうふうな状態がいいのかとか、頭の先から足の先まで、結構細かいことを考えながら走っています。ここまで細かく考える人はあまりいないかもしれませんが、ジョグの時だったらそれが考えられるんですよ。
もちろん一歩一歩、全部のことを考えることは難しいですが、何か1つだけでも普段から意識して走ることはできます。ジョグは一番時間をかけている練習ですから、普段から何かを意識するかしないかでは、雲泥の差になります。自分にとっての一番良い走りを追い求めて磨いていくのは、ジョグの時が一番いいのかなと思います。逆を言えば、ジョグでできていないことはレースでできるわけがないですから」
嶋津にジョグを語らせればついつい熱がこもる。いかにジョグを大事にしているかが、その熱い口ぶりからも伝わってくる。
また、フォームを意識するだけでなく、ジョグをしているときに、レースプランをイメージすることもあるという。
「どういうコースを走っているかとか、周りにどんな人がいるかとか、実際の映像として見えてくることがあるんです。こうなるといいなっていうイメージが見えたレースは、だいたいそのイメージ通りになります」
思索をイメージに落とし込めた時、嶋津は爆発的なパフォーマンスを発揮してきたのだろう。
「どういうコースを走っているかとか、周りにどんな人がいるかとか、実際の映像として見えてくることがあるんです。こうなるといいなっていうイメージが見えたレースは、だいたいそのイメージ通りになります」
思索をイメージに落とし込めた時、嶋津は爆発的なパフォーマンスを発揮してきたのだろう。
初心にあるのは、
走ることを楽しむこと
ジョグの最中も常に嶋津の頭の中はフル回転……と思いきや、嶋津が最も大事にしているのは、ジョグの中に楽しみを見出すことだ。
「競技力アップのためにジョグは大切ですけど、ジョグは楽しいものなので、それを苦にしてはいけない。音楽を聴きながら走るのもいいですし、逆に、街の音に耳を傾けながら走るのもいい。僕は新しい道を走るのが好きです。旅行先や遠征先で走る時には、新しいマップを1から探る楽しさがあります。
毎日同じ道を走っていても、その日によって天気も違えば、すれ違う人や動物も違いますし、何かしら変化はある。そういうことに気づいて“素敵だな”と思えたらハッピーな1日になりそうじゃないですか。
初心にあるのは、走ることは楽しいということ。苦しい時もありますが、そんな時には初心に帰って、それを思い出せればいいなと思います」
ジョグとは“楽しむもの”。嶋津の根幹にあるのは、こんなシンプルかつ究極のジョグ論だ。
「競技力アップのためにジョグは大切ですけど、ジョグは楽しいものなので、それを苦にしてはいけない。音楽を聴きながら走るのもいいですし、逆に、街の音に耳を傾けながら走るのもいい。僕は新しい道を走るのが好きです。旅行先や遠征先で走る時には、新しいマップを1から探る楽しさがあります。
毎日同じ道を走っていても、その日によって天気も違えば、すれ違う人や動物も違いますし、何かしら変化はある。そういうことに気づいて“素敵だな”と思えたらハッピーな1日になりそうじゃないですか。
初心にあるのは、走ることは楽しいということ。苦しい時もありますが、そんな時には初心に帰って、それを思い出せればいいなと思います」
ジョグとは“楽しむもの”。嶋津の根幹にあるのは、こんなシンプルかつ究極のジョグ論だ。
ジョグシューズだけで4足を履き分け。
さらに……
ジョグの目的を理解することを大事にしている嶋津は、着用するシューズも、その時の気分やコンディション、ジョグのペースなどに応じて変えている。
「キロ4で走る集団走の時はミズノネオビスタ、キロ5分で気持ち良く走りたい時はミズノネオゼン、自分の脚で走っているという感覚を得たい時はウエーブライダー、足の指の感覚を研ぎ澄ませたい時はウエーブデュエル3と、履くシューズが毎日違っていることもあります」
こう話すように、ジョグだけでなんと4足ものシューズに足を入れている。
新しく登場するミズノネオビスタ2も、一般発売より一足早く足を入れてさっそく気に入った様子だ。
「クッション感がしっかり感じられるので、リカバリー目的のゆっくりジョグで履けそうです。一方で、反発もしっかり感じられるので、スピードを上げられます。キロ3分10秒とか3分ぐらいで走る練習にも良さそうです。一般のランナーだったら、レースにも対応できると思います」
嶋津のジョグシューズのラインナップに、ミズノネオビスタ2が新しく仲間入りを果たすことになりそうだ。
「キロ4で走る集団走の時はミズノネオビスタ、キロ5分で気持ち良く走りたい時はミズノネオゼン、自分の脚で走っているという感覚を得たい時はウエーブライダー、足の指の感覚を研ぎ澄ませたい時はウエーブデュエル3と、履くシューズが毎日違っていることもあります」
こう話すように、ジョグだけでなんと4足ものシューズに足を入れている。
新しく登場するミズノネオビスタ2も、一般発売より一足早く足を入れてさっそく気に入った様子だ。
「クッション感がしっかり感じられるので、リカバリー目的のゆっくりジョグで履けそうです。一方で、反発もしっかり感じられるので、スピードを上げられます。キロ3分10秒とか3分ぐらいで走る練習にも良さそうです。一般のランナーだったら、レースにも対応できると思います」
嶋津のジョグシューズのラインナップに、ミズノネオビスタ2が新しく仲間入りを果たすことになりそうだ。