マットレスの選び方【専門家が解説】硬さや寝返りのしやすさなど目的別に合う種類や素材
毎日の睡眠の質を左右するのが、私たちが毎日使用するマットレスや枕などの寝具です。
しかし、マットレスの種類は多く、自分に合うものを選ぶのは難しいもの。体型は一人ひとり異なり、適切なサイズや硬さも千差万別だからです。
この記事では、睡眠の専門家がマットレスの選び方のポイントを解説。さらに、目的別に適したマットレスの種類や素材について詳しく解説していきます。
マットレスの選び方のポイント5つ
- 硬さ|体を支える機能
- 反発力|寝返りや安定感に影響する
- フィット感 |違和感がない状態を目指す
- サイズ|のびのびと寝返りを打てるかどうか
- お手入れのしやすさ|通気性&洗えるかどうか
マットレスの選び方のポイントは大きく5つ
マットレスを選ぶ際に欠かせないポイントは5つあります。
マットレスの選び方のポイント
- 硬さ
- 反発力
- フィット感
- サイズ
- お手入れのしやすさ
それぞれのポイントが睡眠の質や快適さに大きく影響するので、自分のニーズに合わせて優先順位を決めることが大切です。
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質の高い睡眠をとるために重要なのは、「深い眠りが得られる」ことではなく、「浅い睡眠で何度も起きない」ことです。
浅い睡眠ではちょっとした刺激でも目が覚めやすくなるため、寝具が体に合っていないと肩や腰への負担で目が覚めてしまい、睡眠の質が低下してしまうこともあります。
そこで大切なのが、浅い眠りを妨げないために違和感のない寝具を選ぶことです
ポイント1. 硬さ|体を支える機能は硬さに依存する
一般的に硬すぎるマットレスは体の一部に負担がかかり必要以上に寝返りを増やす傾向にあり、柔らかすぎるマットレスは体をバランス良く支えられず、寝返りが打ちづらい傾向があります。
適度な体圧分散性で体の負担を軽減し、寝返りを打ちやすくする「ほど良い硬さのマットレス」を選びましょう。
体圧分散性とは
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マットレスを選ぶとき、多くの人が硬さにとらわれがちですが、大切なのは「違和感がない」かどうかです。
違和感がない状態とは、腰や肩、首などのどこにも負担がかからず、自然な姿勢でいられる状態のこと。つまりこれが適度な体圧分散性がある状態なんです。
自分に合ったマットレスを選ぶためには、実際に寝転がって確かめることが重要です。そして「気持ちいい」という感覚ではなく「違和感がないか」という点に意識を集中して、ご自身の体に問いかけてみてください。
なぜ寝返りが必要なの?【睡眠コラム】
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寝返りは、体への圧迫を分散し負担を減らすことに役立ちます。人間の体は、長時間同じ体勢を続けていると体の一部に大きな負担がかかります。これは睡眠中も同様なんです。
また、寝返りは寝床内気候(寝具内の温度や湿度)を調整する役割も担っています。寝返りを打つことで、寝具内の空気を循環させ、快適な温度と湿度を保つことができるのです。
ポイント2. 反発力|弾性の違いが安定感を左右する
| 特徴 | 低反発マットレス | 高反発マットレス |
|---|---|---|
| 硬さ | 柔らかい | 硬い |
| 反発力 | 弱い(衝撃を吸収する) | 強い(跳ね返す力が強い) |
| 寝心地 | 柔らかく包み込まれるような感覚 安定感が良い |
寝返りが打ちやすい 反発力が高すぎると安定感が悪くなる |
| 体圧分散性 | 体の形に合わせて圧力を分散 | 適度に体圧を分散するため、寝返りを妨げにくい |
| 耐久性 | へたりやすい | へたりにくい |
| 通気性 | 低い | 高い |
低反発
圧力を分散しやすいメリットがある一方、寝返りが打ちづらい、蒸れやすいといったデメリットもあります。
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低反発ウレタンのマットレスは、温度に敏感な素材のため、暑い時期には柔らかくなりすぎたり、反対に寒い時期には硬くなってしまったりします。水や光に弱いので、取り扱いにも注意が必要です。
また、通気性が低いため、カビが発生しやすい点にも留意しましょう。
高反発
高反発マットレスの代表的な素材は高反発ウレタンと高反発ファイバーです。
高反発マットレスは耐久性が高いものが多く、長期間使用できる点も魅力です。これらの特徴により、高反発マットレスは現在、多くの人に選ばれる寝具の一つとなっています。
低反発と高反発のどちらが優れているかは、個人の好みや体型、寝姿勢によっても異なります。
寝返りの多い人や腰痛がある人は高反発マットレス、安定感を重視し柔らかい寝心地を好む人は低反発マットレスなど、目的別に選びましょう。
ポイント3. フィット感|厚さや柔らかさなど違和感がない状態
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注意してほしいのは「フィット感がある=気持ちいい」ではない点です。
マットレスを試して「柔らかくて気持ちいい」と感じ購入してしまう方が多いのですが、これは大きな間違いです。柔らかすぎるマットレスは、腰が沈み込みすぎるなど体に負担がかかり、腰痛につながることもあります。
あなたにとって気持ちいいマットレスが、必ずしもあなたの体に適しているとは限らないのです。
またフィット感は、人それぞれ体型や骨格、筋肉量などが異なるため、個人差が大きい点にも注意しましょう。
フィット感を確かめる方法【睡眠コラム】
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マットレスのフィット感を判断するためには、実際に寝具の上で横になれれば一番いいですね。
このとき、腰や肩、首に違和感がないかをよく確認しましょう。また、ふだんと同じ寝姿勢をとったときに快適かどうかも重要なポイントです。
特に注目すべきは、寝つくときの姿勢です。これはもっともリラックスできる姿勢といわれており、寝具がこの姿勢にフィットしているか確かめることが大切です。
自分がどのような姿勢で眠りにつくのかわからない場合は、就寝時の姿勢を意識的にチェックしてみましょう。
横向きなのか、仰向けなのか、自然な寝姿勢を把握することで、より適切な寝具選びにつながります。
ポイント4. サイズ|のびのびと寝返りを打てるかどうか
快適な睡眠を得るには、ただ横になるスペースがあればいいというわけではありません。質の高い睡眠には自由に寝返りができる広さが必要です。
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私たちは睡眠中、寝返りを打つことで体への圧迫を軽減しています。しかし、窮屈なサイズのマットレスでは、寝返りを十分に打てず、睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。
私たちは、寝ている間も無意識のうちに、自分がどれくらいのスペースで寝ているのかを把握しています。ですから、マットレスのサイズ選びは、心地よい眠りのために非常に重要です。
最適なマットレスサイズは、大きく寝返りを打っても手足がマットレスからはみ出さない程度の広さです。日本の狭い住宅事情もあり、あまり大きなサイズは選べないのが現実ですが、選び方の基準の一つとして把握しておくと良いでしょう。
ポイント5. お手入れのしやすさ|通気性と洗濯の可否
| 種類 | 構造・素材 | 通気性 | 洗濯 |
|---|---|---|---|
| スプリング | バネ | 高 | 不可 |
| ファイバー | ファイバー | 高 | 可 |
| ウレタン | ウレタン | 低 | 不可(一部可) |
| ラテックス | ゴム | 低 | 不可 |
マットレスの種類別のお手入れ方法【睡眠コラム】
| 種類 | お手入れ方法 |
|---|---|
| スプリング | 風通しの良い場所に置き、定期的に風を通す |
| ファイバー | 水洗いが可能な商品あり。 商品によってお手入れ方法が異なるため、取扱説明書をよく確認することが大切 |
| ウレタン | 湿気と熱に弱いため、直射日光を避けて保管。 定期的に風を通し、湿気を逃がす |
| ラテックス | 直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に置く。 定期的に風を通し、湿気を逃がす |
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マットレスを長持ちさせるためには、こまめなシーツやパッドの洗濯が重要です。
また、洗濯の際にマットレスの状態をチェックすることで、へたりやカビの発生にいち早く気づくことができます。
湿気の多い季節には、可能であれば週に一度はマットレスを立てかけて風を通すことを推奨しています。特に日本の高温多湿な環境では、マットレス内部に湿気がこもりやすく、カビの温床になりがちなので注意しましょう。
目的別!おすすめのマットレスの種類と素材
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マットレスの種類は豊富ですが、重要なのは自分の体型や寝姿勢、好み、体質や睡眠習慣を考慮して選ぶことです。
一般的な特徴を参考にしつつ、可能であれば実際に試し寝をして、自分に最適なものを見つけることをおすすめします。
| 目的 | おすすめのマットレスの種類 選び方の軸ごとの評価 | おすすめのマットレスの種類 |
|---|---|---|
| 腰痛や肩こり対策 | 高反発ファイバー | 反発力が強く寝返りしやすい 体圧分散性に優れ、体の負荷を適度に分散させる |
| スプリングのポケットコイル | 硬めで体圧分散性に優れ、寝返りが打ちやすい | |
| 高反発ウレタン | 体の凹凸に合わせて形状が変化するため、体圧分散性に優れる | |
| 体重が重い | スプリング(ボンネルコイル、ポケットコイル) | 硬めで体重をしっかり支える |
| 複数人で一緒に寝る | 高反発ファイバー | 音や横揺れがしない 通気性が良く洗濯可能 |
| スプリングのポケットコイル | 音や横揺れがしない 通気性が良い |
|
| 高齢者 | 高反発ファイバー | 寝返りが打ちやすく、通気性が良い |
| スプリング(ボンネルコイル、ポケットコイル) | 適度な硬さと反発力で寝返りが打ちやすい |
【腰痛や肩こり】体の負荷を適度に分散させる高反発ファイバー・ポケットコイル・高反発ウレタン
高反発ファイバー
ポケットコイル
高反発ウレタン
腰痛に合うマットレスについては以下の記事で詳しくまとめています。
【体重が重い人に】厚みがあり体をしっかり支えるスプリングのボンネルコイルとポケットコイル
| 体重を支えられる | 硬めのマットレスは体重をしっかりと支え、過度の沈み込みを防ぐ |
| スムーズな寝返りをサポートする | 硬めのマットレスは寝返りを打ちやすく、夜間の体勢変換がスムーズになる |
| 高い耐久性がある | 厚みのあるマットレスは、体重による負荷に長期間耐えられるため、へたりにくく長持ちする傾向がある |
体が重めの人や体が大きい人には、体をしっかり支えるスプリングのボンネルコイルとポケットコイルがおすすめです。
ボンネルコイル
ポケットコイル
ボンネルコイルマットレスに比べて体圧分散性に優れ、体のラインに沿ってフィットするのが特徴。ポケットコイルが体全体をしっかり支えることで、肩や首への負担を軽減して快適な睡眠を得られます。
スプリングマットレスのなかでも特にポケットコイルマットレスは、耐久性も高く、長く愛用できるマットレスといえるでしょう。
【複数人で寝る】きしみ音や横揺れが少ない高反発ファイバーとポケットコイル
例えば、スプリングマットレスは、構造上どうしても揺れやすいという特徴があります。寝返りをするたびにスプリングがきしみ、その音が相手に伝わってしまうことも。
もし、誰かと一緒に寝る場合は、振動が伝わりにくい構造のマットレスを選ぶことが大切です。
夫婦や子どもなど複数人で一緒に寝るなら、きしみ音や横揺れが少ない高反発ファイバーとポケットコイルが良いでしょう。
高反発ファイバー
ポケットコイル
ただし、スプリングマットレス全般にいえることですが、構造上どうしても揺れやすい傾向があります。特にコイルの密度が低いものは、揺れを感じやすいので注意しましょう。
【高齢者】寝返りが打ちやすい高反発ファイバーとポケットコイル
例えば、高反発ファイバーやスプリングを使用したマットレス。寝返りが打ちやすく、通気性も確保できるため、高齢者の方にも合うでしょう。
高反発ファイバー
ポケットコイル
高齢者用のマットレス選びでも実際に試してみることが重要です。高齢者自身が横になって、違和感がないか、寝返りが打ちやすいかを確認することが、最適なマットレス選びにつながります。
マットレスの種類については以下の記事で詳しくまとめています。
マットレスを選ぶ際の注意点
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まず前提として、マットレスは「気持ちよさ」だけで判断しないようにしましょう。
マットレスに横になったとき、最初の数分間は気持ちよく感じても、長時間寝ていると体に負担がかかり、寝心地が悪くなってしまう場合があります。
実際に多くの方が、「柔らかさにひかれてマットレスを購入したものの、結局腰が痛くなって使わなくなってしまった」という失敗を経験しています。
「やや硬いと感じるマットレス」と「やや柔らかいと感じるマットレス」の二択で悩んだ場合は、前者をおすすめしています。
重要なのは「気持ちよさ」ではなく「違和感のなさ」です。一時的な「気持ちよさ」よりも、長時間寝ていても負担にならない、自然な寝姿勢を保てるマットレスこそが、質の高い睡眠につながります。
ベッドではなく床に敷くなら通気性をアップするアイテムが必要
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マットレスを床にじか置きすると、ほこりがたまりやすくなるので注意しましょう。特にフローリングの部屋では、ほこりが舞い上がりやすいため、マットレスを高い位置に置くのがいいでしょう。
実際に試さずにオンラインで買う場合の選び方
| 項目 | チェック内容 |
| 素材 | スプリング、ウレタン、ファイバーなど、それぞれの素材の特徴を理解する |
| 硬さ | 柔らかめ、硬めなど、自分の体格や好みに合った硬さを選ぶ。悩んだら少し硬めを選ぶのが良い |
| サイズ | 寝返りを打てる広さを確保する。両手を広げて少し余裕があるサイズ |
| 厚さ | ベッドフレームを使う場合は、フレームの高さも考慮する |
| 通気性 | 湿気がこもりにくい素材や構造かどうかを確認 |
| 耐久性 | 素材の耐久性やメーカーの保証内容を確認 |
| お手入れ方法 | カバーの洗濯可否や、本体のお手入れ方法を確認 |
また近年は、実店舗ではなくオンラインショップで購入する人が増えています。しかしオンライン購入で特に気になるのが「実際に寝てみないとわからない」という点でしょう。
この不安を解消してくれるのが「返金保証制度」です。一定期間、実際にマットレスを使用してみて、合わなかった場合は返金してもらえる制度を導入しているメーカーもあります。
新しい寝具に慣れるまでには時間がかかります。一定期間試せることは、購入前に寝心地を確かめられないオンライン購入において大きなメリットといえるでしょう。
高機能のマットレスは高額になる場合もある
低価格の商品のなかには耐久性が低いものもあり、なかには数年で使用に耐えられなくなってしまう商品も。
安い商品は初期費用を抑えられるメリットがありますが、頻繁な買い替えが必要となるため、長期的には予想以上にコストがかさむ可能性もあります。
一方、高機能のマットレスは初期投資は高くなりますが、耐久性に優れているものが多く、長期間使用できるのが特徴です。高い体圧分散性と、優れたフィット感も長続きするため、いつまでも高い満足感を得られる傾向にあります。
そのため、一度の出費は大きくても、長い目で見ると買い替えの頻度は少なくなり、結果的にコスパがいいということもあるでしょう。
| 素材 | 耐久性 | 主なポイント |
|---|---|---|
| スプリング(ポケットコイル) | 高 | コイルの密度や素材によって異なるが、メンテナンス次第では10年以上使用できる |
| スプリング(ボンネルコイル) | 高 | ポケットコイルよりも耐久性は劣るが、メンテナンス次第で10年以上使い続けることが可能 |
| 高反発ファイバー | 高 | 熱に強いポリエーテルエステル系素材を使用したものは耐久性が高い。ただし、新しい素材なため、耐久年数に関するデータが少ないのが現状 |
| ラテックス | 中 | 使用環境やメンテナンス方法によって大きく変わる傾向。高温多湿や直射日光を避け、メンテナンスを怠らなければ6〜8年もつといわれている |
| 高反発ウレタン | 中 | 密度が高いものほど耐久性が高い傾向。5〜7年で劣化するのが一般的 |
| 低反発ウレタン | 低 | 一般的には約3〜5年で劣化するといわれているが、開発が進み、商品によっては5年以上使い続けられるものもある |
【専門家が解説】マットレスの選び方に関するよくある質問
ここでは、マットレス選びの際によくある質問に対して上級睡眠改善インストラクターである安達直美さんにお答えいただきました。
マットレスや枕などの寝具が睡眠の質に与える影響は?
マットレスと敷布団の違いは?
| 項目 | マットレス | 敷布団 |
|---|---|---|
| 構造 | スプリングやウレタンなどの素材で作られた一体型の寝具 | 綿や羊毛などを詰めた寝具 |
| 硬さと体圧分散性 | 種類によって硬さが異なり、体圧分散性が高いものが多い | 一般的にマットレスより柔らかく、使用とともに圧縮される傾向がある |
| 通気性 | 構造によって異なるが、一般的に敷布団より通気性が劣る | 通気性が高く、湿気を逃がしやすい |
| 収納性 | 一体型のため収納に場所を取る(折りたためるものもあり) | 折りたたんで収納できるため、場所を取らない |
| 耐久性 | 一般的に耐久性が高く、長期間使用可能 | 定期的な打ち直しや交換が必要 |
子どもと一緒に寝るならどのマットレスがいい?
| ポイント | 詳細 |
| 適度な硬さと体圧分散性 | 子どもの軽い体重と大人の体重の両方に対応できる、中程度の硬さのマットレスが良い。 ポケットコイルマットレスは体圧分散性に優れ、かつ横揺れが少ないのでお互いの睡眠を邪魔しにくい |
| 十分な広さ | 人数に合わせて、十分な広さのマットレスを。 例えば、大人2人と子ども2人なら240cm幅、5人家族なら280cm幅程度が目安 |
| 通気性が良くお手入れがしやすいもの | 子どもは大人より体温が高いため、ファイバーマットレスのような通気性が良く洗濯可能なマットレスが望ましい |
| 横揺れがしにくい | ポケットコイルやウレタン、ファイバーのマットレスはきしみ音や横揺れがしにくいので、複数人で寝るのに適している |
一人暮らし用なら、どのマットレスがいい?
サイズとしては、一人用なら一般的には省スペースなシングルサイズ、部屋の広さにゆとりがあればセミダブルサイズが良いでしょう。
ベッド用なのか敷布団の上に敷くのかによって、選ぶマットレスの種類は変わります。
敷布団用ならファイバーやウレタンなどがあります。ベッド用ならスプリングタイプが主流ではありますが、昨今、ファイバーやウレタンなども人気があります。
ただ、スプリングやウレタンは洗えないため、衛生面が気になる人は丸洗いできて通気性が良いファイバー素材など検討するといいでしょう。
寝心地については、高反発のマットレスは寝返りしやすく、体の負担をほどよく分散してくれます。
一方、低反発のマットレスは包み込むような柔らかさが特徴です。しかし、沈み込みにより寝返りがしづらく体を動かすのに負担がかかりやすいため、腰痛がある人は避けた方がいいでしょう。
厚さがあるマットレスの方が寝心地はいい?
特に10cm以上の厚さがあると、床に直接敷いても使用できるとされています。
また、体重が重い人や腰痛がある人は、さらに厚めの15cm以上がおすすめです。
しかし、マットレスは厚ければ厚いほど良いというわけではなく、重要なのはマットレスの硬さや体圧分散性、フィット感です。
厚みがあっても硬すぎたり、体圧分散性が低いと体に負担がかかることもあります。
また、厚いマットレスは重くなりがちで、通気性が低下し湿気がこもりやすくなるため、定期的なお手入れが必要です。
したがって、寝心地を重視する場合でも、厚さだけでなく反発力や通気性などを総合的に考慮して選ぶことが大切です。
布団の上にマットレストッパーを敷くのはあり?
特に和室で敷布団一枚で寝ているという人は、どうしても底付き感があり、腰など体に負担を感じてしまうものです。
マットレストッパーをプラスすることで、敷布団が硬すぎたり経年劣化で薄くなったりした場合に、やわらかさやサポート力を補助できますし、敷布団がへたっていたりやわらかすぎたりする場合には、適度な硬さを得られます。
ただし、トッパーの厚さや素材によっては通気性が低下し、湿気がこもりやすくなることも。たとえばウレタン素材は通気性が低いため、トッパーとして採用するなら頻繁に立てて風を通すなどのメンテナンスが必要でしょう。
敷布団と組み合わせるなら、トッパーは湿気がこもらない素材を選ぶことが大切です。通気性が高いトッパー素材としては、ファイバーがあげられます。
また、厚すぎると敷布団の上に置いた際に不安定になる場合もあるので、厚さは5〜7cmを目安にするといいでしょう。
電動ベッドに合うマットレスはある?
電動ベッドのためのマットレス選びの注意点
- 個人の健康状態や身体的特徴に合わせて選ぶことが大切
- 医療・介護の専門家にも相談してみる
- 電動ベッドとマットレスの相性を確認し、適切なサイズと厚さを選ぼう
耐久性があるマットレスの種類や素材はどれ?
重要なのは、それぞれの素材に合わせた適切なメンテナンス。定期的に風を通したり、掃除機をかけたりといったお手入れを心がけましょう。
| マットレスの種類 | 耐久年数 | おもな特徴 |
|---|---|---|
| スプリングマットレス (特にポケットコイル) |
約10〜20年 | 高品質なものは長期間使用可能 |
| ラテックスマットレス | 約5〜10年 | 天然素材で耐久性が高い |
| ウレタンマットレス | 約5〜10年 | 密度が高いほど耐久性が増すがへたりやすい面も |
| 高反発ファイバーマットレス | 約5〜10年 | 洗濯可能で通気性がよく、適切なケアにより長持ちする |
マットレスの耐久性の注意点
- 実際の耐久性は使用状況や手入れ方法によって変わる
- 定期的な回転や通気、適切な洗濯などのケアで寿命が延びる
- 5〜10年を目安に買い替えを検討するのが一般的
マットレスの国内製と海外製の違いは何か?
| 特徴 | 国内製マットレス | 海外製マットレス |
|---|---|---|
| 品質管理 | 日本の厳格な品質基準に基づいて製造 | 製造国によって品質基準が異なる場合あり |
| サイズ | 日本の住宅事情に合わせたサイズが豊富 | 国際規格のサイズが中心、日本の規格と異なる場合あり |
| 硬さ | 日本人の体格や好みに合わせた硬さ設定 | 製造国の一般的な好みに合わせた硬さ設定の場合あり |
| 素材 | 日本の気候に適した素材選びが多い | 製造国の気候に合わせた素材が使用される場合あり |
| アフターサービス | 日本国内でのサポートが充実 | ブランドによってはサポート体制が限定的な場合あり |
| 価格 | 一般的に海外製より高価な傾向 | 製造コストの違いから、比較的安価な商品が多い |
| デザイン | 日本の住環境や好みに合わせたデザイン | 国際的なトレンドを取り入れたデザインが多い |
まとめ. 目的や環境に合ったマットレスを選ぼう
今回はあなたがマットレスを選ぶためのヒントとなる情報をまとめて紹介しました。
良質な睡眠は健康的な生活の基盤となります。自分に合ったマットレスを見つけることで、毎日の睡眠の質を高め、心身ともに健康な生活を送りましょう。
眠る身体をアシストするマットレス
【スタンダードモデル】 厚さ7cm
-
6ゾーン
-
3層構造
寝返りアシスト -
リバーシブル カバー
- 高反発
- 通気性
- 洗える
- 軽量
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眠る身体をアシストする1層構造
【エントリーモデル】 厚さ5.5cm
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6ゾーン
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1層構造
寝返りアシスト -
リバーシブル カバー
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- 洗える
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