マットレスは4種類【専門家が解説】特徴や違いを比較してわかったメリットとデメリット

マットレスは4種類【専門家が解説】特徴や違いを比較してわかったメリットとデメリット

マットレスは種類が多く、自分に合ったマットレスはどれを選べばよいか迷ってしまうことも。

マットレスの種類は大きく分けて4つあります。

  • スプリングマットレス|バネの構造で厚みがある
  • ファイバーマットレス|合成繊維で通気性がよい
  • ウレタンマットレス|低反発と高反発がある
  • ラテックスマットレス|ゴム由来で弾力性がある

素材や構造が違うため、硬さや反発力もさまざまあり、体格や好みによって合うものは違います。

この記事では、睡眠の専門家のアドバイスを交えながら、マットレスの種類ごとの特徴や目的別のおすすめのマットレスを解説します。

上級睡眠改善インストラクター 安達直美さん

監修

上級睡眠改善インストラクター 安達直美さん

株式会社エスアンドエーアソシエーツ取締役副社長、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター特別研究員。航空会社で国際線客室乗務員として勤務後、寝装品メーカーの研究所で主任研究員として睡眠に関わる研究に従事。睡眠文化戦略コーディネーターを経て現職。新規事業のコンサルティング、寝具の開発や調査研究、眠りに関する講演、雑誌・Web・TVへの出演など幅広く活躍する。

マットレスは大きく分けて4種類!特徴を比較して解説

マットレスは大きく分けて4種類!特徴早見表
マットレスは大きく分けると、スプリングマットレス、ファイバーマットレス、ウレタンマットレス、ラテックスマットレスの4種類です。

マットレスの種類は、使用されている素材や構造によって分類され、それぞれに異なる特徴があります。

例えばマットレスの特徴のうち、「体圧分散性」と「反発力」という2つの要素は、マットレスの寝心地を大きく左右します。
体圧分散性とは

マットレスが体の曲線に合わせて適度に沈み込み、均等に体重を分散させる能力のこと。
体圧分散性が高いマットレスは、体への負担が均等に分散するため、局部的に圧がかからず良いとされているが、一方で寝返りはしにくい。

反発力とは

マットレスが体を押し返す力のこと。反発力が高いマットレスは、寝返りが打ちやすい。
一方で、反発力が高すぎると、寝姿勢の安定感が減る。

4種類のマットレスの特徴を、比較表で見ていきましょう。

マットレスのおもな4種類について特徴を比較
種類 おもな特徴 体圧分散性 反発力 通気性 洗濯 音や横揺れ 耐久性 安定感
スプリング 弾力性が高い。重いが通気性はよい 低~高 ◯〜◎ × 約6〜20年
ファイバー 軽量で通気性がよい 低~高 × 約5〜10年
ウレタン 体を包むような寝心地 低~高 × △(一部可) × 約5〜10年
ラテックス 弾力性がありへたりづらい 中~高 × × 約5〜10年
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スプリングマットレス

スプリングイメージ

スプリングマットレスは、マットレス内部にコイルバネを使用している構造。コイルの弾力性によって体を支え、しっかりとした寝心地が特徴です。

通気性がよいのもメリットの一つで、湿気がこもりにくい構造になっています。

スプリングマットレスは、コイルの形状や構造によって、大きく2つのタイプに分けられます。

  • ボンネルコイルマットレス
  • ポケットコイルマットレス

それぞれの特徴を比較してみましょう。

スプリングマットレスの2タイプの特徴を比較
タイプ おもな特徴 体圧分散性 反発力 通気性 洗濯 音や横揺れ 耐久性 安定感
ボンネルコイル コイルが連結している × あり(強め) 約6〜8年
ポケットコイル コイルが個別に包まれている × あり(弱め) 約10〜20年
※耐久年数は商品によって変わるため目安

ボンネルコイル

ボンネルコイルイメージ
ボンネルコイルマットレスは、砂時計のような形をしたコイルを連結して作られています。比較的安価で、全体に均一な硬さをもつのが特徴です。

耐久性はポケットコイルに劣りますが、しっかりとした硬めの寝心地が好みの人には適しています。ただし、コイル同士が連結しているため、寝返りを打つと振動が伝わりやすいという点は注意が必要です。

ポケットコイル

ポケットコイルイメージ
ポケットコイルは、一つ一つのコイルが布製の袋に包まれた構造になっています。
ボンネルコイルマットレスに比べて体圧分散性に優れ、体のラインに沿ってフィットするのが特徴。また、コイルが独立しているため、ボンネルコイルに比べて横揺れが少ないのもメリットです。
スプリングマットレスのなかでも特にポケットコイルマットレスは、体圧分散性が優れているため、腰痛に悩む人にも合います。耐久性も高く、長く愛用できるマットレスといえるでしょう。

ファイバーマットレス

ファイバーマットレスイメージ

ファイバーマットレスは、合成繊維を高密度に詰めた構造のマットレスです。軽量で通気性に優れており、近年注目を集めています。

ファイバーマットレスは、おもに以下の2つの素材に分けられます。

  • ポリエチレン
  • ポリエーテルエステル系

それぞれの特徴を比較してみましょう。

ファイバーマットレスの2素材の特徴を比較
素材 おもな特徴 体圧分散性 反発力 通気性 洗濯 音や横揺れ 耐久性 安定感
ポリエチレン 柔らかめ 熱に弱い 低~中 なし
ポリエーテルエステル系 高反発 熱に強い なし
※耐久年数は商品によって変わり明示できないため省略
ファイバーマットレスで、ポリエーテルエステル系は耐熱強化素材なので熱に強いものの、他の素材は熱に弱く、私たちが寝ている間に体温でへたっていくというデメリットもあります。

ポリエチレン

ポリエチレン素材のファイバーマットレスは、柔らかな寝心地が特徴です。比較的安価で購入できる商品が多いのはメリットといえるでしょう。

一方で、ポリエステルやポリエーテルエステルと比べて耐久性が低いため、4〜6年を目安に買い替える必要があるかもしれません。

合成繊維ポリエーテルエステル

腰痛に悩む人に合うマットレスは「高反発ファイバーマットレス」
ポリエーテルエステル系素材を使用したファイバーマットレスは、高反発の特性で体をしっかりと支え、優れた体圧分散性があり、快適なフィット感も得られます。

またポリエーテルエステルはファイバー系では唯一熱に強いのも特徴で、耐久性も高くへたりにくいというメリットもあります。

通気性が高いうえに洗える商品もあるので、お手入れがしやすく衛生面でも優れています。

また、体の部位に合わせて硬さを調整する「ゾーン構造」を採用した高機能なファイバーマットレスの商品も開発されていて、より高い体圧分散性が期待できるでしょう。

ウレタンマットレス

ウレタンイメージ

ウレタンマットレスは、石油を原料とする「ウレタンフォーム」を使用したマットレスです。

ウレタン素材は、密度や配合を変えることで、さまざまな硬さや反発力を実現できるため、ウレタンを使ったマットレスの商品は非常に多くラインナップが豊富です。

ウレタンマットレスは反発力の違いで大きく3つに分かれます。

  • 低反発ウレタン
  • 高反発ウレタン
  • 高弾性ウレタン

ただし共通して通気性が悪いため、定期的にサーキュレーターで風を当てたり、壁に立てかけたりして換気することが大事。ウレタン素材は温度によって硬さが変化するため、室温管理にも注意が必要です。

ウレタンマットレスの3タイプの特徴を比較
タイプ おもな特徴 体圧分散性 反発力 通気性 洗濯 音や横揺れ 耐久性 安定感
低反発ウレタン 柔らかく体が包まれる寝心地 × × なし 約3〜5年
高反発ウレタン ほどよい硬さで寝返りしやすい × なし 約6〜8年
高弾性ウレタン 適度な反発力 × なし
※耐久年数は商品によって変わるため目安

低反発ウレタン

低反発ウレタンマットレスは、体圧にゆっくりと反応し、じんわりと沈み込むのが特徴です。体のラインに合わせて形状が変化し、圧力を分散してくれるため、安定感があり包み込まれるような寝心地を好む人におすすめです。

しかし、反発力が低いため、寝返りが打ちづらく、熱がこもりやすいというデメリットもあります。

高反発ウレタン

高反発ウレタンマットレスは高い反発力をもつのが特徴です。体をしっかりと支え、沈み込みすぎないため、寝返りがしやすいというメリットがあります。
腰が沈み込みすぎないため、腰の負担が気になる人は低反発よりも高反発タイプの方が良いでしょう。

また、高反発タイプは低反発より耐久性が高いので、へたりにくさもポイントです。

高弾性ウレタン

高弾性ウレタンマットレスは、低反発ウレタンと高反発ウレタンの中間的な特性をもつマットレスです。

適度な体圧分散性と反発力を持ち合わせており、幅広い体型や寝姿勢の人に適応できるのも特徴です。

一方で高弾性ウレタンは、製造コストが高いため、他の種類のウレタンマットレスに比べて価格が高くなる傾向があります。

ラテックスマットレス

ラテックスマットレスイメージ

ラテックスマットレスは、ゴムの木から採取される樹液を原料とした「ラテックスフォーム」を使用したマットレス。天然ゴム由来の素材ならではの、独特の弾力性と高い耐久性が特徴です。弾力性が高いため、ふわふわと体が弾み安定感が減る傾向にあり、腰痛の方には向きません。

ラテックスマットレスは、原料によって2つのタイプに分けられます。

  • 天然ラテックスマットレス
  • 合成ラテックスマットレス

それぞれの特徴を比較してみましょう。

ラテックスマットレスの2タイプの特徴を比較
タイプ おもな特徴 体圧分散性 反発力 通気性 洗濯 音や横揺れ 耐久性 安定感
天然ラテックス ゴムの木から採取した天然ゴム。高価 中~高 なし
合成ラテックス 石油由来の化学物質から人工的に合成。比較的安価 中~高 なし

天然ラテックス

天然ラテックスマットレスは、100%天然ゴムを使用しており、環境に優しいマットレスです。
弾力性と耐久性に優れ、長期間にわたって快適な寝心地を維持しやすいでしょう。天然素材なので、環境問題に関心の高い人などに合います。

ただし採取や加工に手間がかかるため、合成ラテックスに比べて価格が高くなる点、重量がある点には注意が必要です。

合成ラテックス

合成ラテックスマットレスは、石油由来の化学物質から人工的に合成したラテックスを使用しています。天然ラテックスと比べて価格が手頃で、入手しやすいというメリットがあります。
天然ラテックスに比べて安いものの、性能は天然ラテックスに近いものが多くあります。

マットレスの種類別のメリットとデメリット【目的別のおすすめの種類】

寝室イメージ

ここからは4種類のマットレスを使用するメリットとデメリットを比較し、目的別におすすめのマットレスを提案します。

マットレス4種類のメリットとデメリットを比較
種類 メリット デメリット 合う人
スプリング 耐久性が高い
厚さがある
比較的安い
重い
きしみ音と横揺れがある
洗えない
安いマットレスがいい人
耐久性を重視したい人
体が大きい人
ファイバー 高反発で寝返りがしやすい
通気性が高い
洗える
へたりやすいタイプもある
空気を通すので寒い場合も
硬く感じる場合も
腰や肩への負担が気になる人
きしみ音がなく静かに寝たい人
清潔に使いたい人
ウレタン 比較的安価
低反発と高反発がある
商品の種類が豊富
熱がこもりやすく通気性が低い
耐久性がやや劣る
気温によって硬さが変わり寝心地が変化する
複数人で寝る人
きしみ音がなく静かに寝たい人
安く手軽に買いたい人
ラテックス 耐久性が高い
反発力が高い
天然素材は環境に優しい
重い 高価
洗濯は非推奨
長期使用を考えている人
環境に優しい素材がいい人
※上記はあくまで一般的な傾向であり、同じ種類でも商品によって特徴や価格、品質は異なる
マットレスの詳しい選び方については以下の記事でまとめています。

睡眠の質と清潔感を求めるならファイバーマットレスがおすすめ

体の負担を考えて睡眠の質を上げたいという人におすすめなのが、ファイバーマットレスです。

細いポリエステル系の繊維を高密度に詰め込んだ構造をしており、優れた体圧分散性と高い通気性が特徴。硬すぎず柔らかすぎない寝心地で、体をしっかりと支えながらも心地よいフィット感を得られます。

ファイバーマットレスに使われる素材は、ポリエチレンとポリエーテルエステル系の2種類に分けられますが、なかでもポリエーテルエステル系素材は、高反発で体圧分散性と耐久性、フィット感に優れている点で注目されています。

さらに、多くの商品が水洗い可能なので、清潔に保ちたい人にも合うでしょう。

また、ファイバーマットレスは、合成繊維を使用しているため、他の種類のマットレスに比べて軽量という特徴があります。
  • 上級睡眠改善インストラクター 安達直美さんコメント
  • ファイバーマットレスの高品質モデルは体圧分散性が向上し、適度な反発力で寝返りの負担も軽減されているため、腰に違和感を感じている人向けにも注目されています。
    特に体の部位によって硬さや形状を変えた「ゾーン構造」を採用した商品は、体へのフィット感が高く違和感がない眠りをサポートします。

    睡眠の質や衛生面の高さを兼ね備えた選択肢として、検討する価値は十分にあるでしょう。

耐久性重視ならスプリングマットレスとラテックスマットレスがおすすめ

へたりにくく長く使えるマットレスがほしいという人におすすめなのが、スプリングマットレスとラテックスマットレスです。
スプリングマットレスは、他の種類のマットレスに比べて、耐久性が高くへたりにくいため、長期間使用できる傾向があります。
また、スプリングマットレスのうちポケットコイルマットレスは体圧分散性に優れているほか、厚みがあり体をしっかり支えてくれるため、体が重めの人や体が大きな人にもおすすめです。 ラテックスマットレスは、スプリングマットレスよりは劣るものの高い耐久性を誇ります。ただし、腰痛の方には不向きです。

また、直射日光や水に弱いため管理には注意しましょう。

きしみ音や横揺れが気になる人はウレタンマットレスがおすすめ

ウレタンマットレスは、スプリングマットレスのようにコイルを使用していないため、音や振動が少ないのが特徴です。振動を吸収するため、夫婦や子どもなど複数人で一緒に寝ても振動で起こしてしまうことは少ないでしょう。

ウレタンマットレスは、比較的安価なものが多く、低反発から高反発、高弾性まで、幅広い硬さの選択肢がある点がポイント。
また、体のラインに合わせて形状を変化させる特徴もあり、包み込まれるような寝心地を求める人にも適しています。

しかし、ウレタンマットレスは、通気性と耐久性がやや劣るというデメリットも。湿気がこもりやすいため、こまめな換気やお手入れが必要です。
また、耐久性も他の素材に比べて低いため、定期的な買い替えが必要になる場合もあるでしょう。購入直後に独特のウレタンの臭いがある場合は、一日程度、日陰で風通しのよいところに放置する時間が必要です。

【専門家が解説】マットレスの種類に関するよくある質問

マットレスイメージ

ここでは、上級睡眠改善インストラクターである安達直美さんに、マットレスの種類に関する質問について答えていただきました。

自分に合うマットレスの種類がわからない

自分に合うマットレスの探し方で大切なのは、自分の体格や寝姿勢、好みや睡眠中の悩みなどを把握することです。
  • 上級睡眠改善インストラクター 安達直美さんコメント
  • マットレスが自分に合っているかを判断するときは、寝つくときの姿勢に注目しましょう。これは自分がもっともリラックスできる姿勢といわれています。マットレスがこの姿勢にフィットすることが重要です。

    またネットで購入する場合は、返品・返金保証などのキャンペーンを活用するとよいでしょう。実際の睡眠環境でマットレスを試し、自分に合うかどうか、満足いくかどうかを判断することができます。

厚みがあるマットレスの方が寝心地がいい?

一般的には、厚みのあるマットレスの方が寝心地がいいといわれていますが、実際はどうなのでしょうか。
  • 上級睡眠改善インストラクター 安達直美さんコメント
  • マットレスの厚みは、寝心地に影響を与える要素の一つではありますが、厚ければ厚いほどよいというわけではありません。重要なのは、マットレスの硬さと適度な体圧分散性、フィット感です。

    厚みがあるマットレスでも、硬すぎたり体圧分散性が低かったりすると、体に負担がかかることもあります。逆に、薄くても適切な硬さと体圧分散性、フィット感があれば快適な眠りにつながります。

    マットレスの厚さは、収納スペースやベッドフレームの高さなども考慮して、総合的に判断するようにしましょう。

腰痛には硬いマットレスがいいというのは本当?

腰痛とマットレスは密接な関係にあります。大切なのは、自分に合った硬さのマットレスを選ぶことです。
  • 上級睡眠改善インストラクター 安達直美さんコメント
  • 腰痛に悩む方に、硬めのマットレスがおすすめなのは事実ですが、 硬ければ硬いほどよいというわけではありません。

    硬すぎるマットレスは、体のラインにフィットせず、腰や肩に負担がかかりやすく、かえって腰痛を悪化させてしまう可能性もあります。

    腰痛の方にとっては、硬すぎず柔らかすぎず、適度な硬さのマットレスを選ぶことが大切です。

    仰向けに寝たときに、腰とマットレスの間に隙間ができないかどうか、つまりフィット感も確認することをおすすめします。
    寝返りが打ちやすいかどうかも重要なポイントですので、忘れずに。

腰痛に合うマットレスについては以下の記事で詳しくまとめています。

高反発マットレスを探しているが、何種類あるか?

高反発マットレスには、大きく分けてウレタン素材を使用した高反発ウレタンと、ファイバー素材を使用した高反発ファイバーの2種類があります。
  • 上級睡眠改善インストラクター 安達直美さんコメント
  • 高反発ウレタンマットレスは、比較的安価で入手しやすいのですが、通気性が低いというデメリットもあります。高反発ファイバーマットレスは、通気性に優れ、水洗いできる商品もあるのが特徴です。

    どちらの素材にもメリットとデメリットがありますので、ご自身のニーズや予算に合わせて選ぶといいでしょう。

まとめ. 目的によってマットレスの種類が決まる

この記事では、4種類のマットレス(スプリング、ファイバー、ウレタン、ラテックス)の特徴やメリット・デメリットを、睡眠の専門家の解説を交えながら紹介しました。

マットレスは、私たちの睡眠の質を大きく左右する大切な寝具です。しかし、種類が多く特徴が違うため、どれを選べばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。

大切なのは、自分の目的や好みに合ったマットレスを選ぶことです。マットレスの種類を理解して、自分に合うマットレスを見つけてみてください。
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  • 6ゾーン
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