~教えて!スポーツ×〇〇~
第1回:アース製薬・入浴のプロに聞く!スポーツの後のリカバリーにおすすめの入浴法とは?

スポーツをより楽しむために、企業のお知恵を拝借する「~教えて!スポーツ×〇〇~」。第1回は、入浴剤や殺虫剤など、私たちの生活に欠かせないアイテムを多数販売するアース製薬さんの本社に潜入。スポーツ後のリカバリーにおすすめの入浴方法などについて伺いました。

体を動かして、思いっきり汗をかいたときは、とにかくすぐにシャワーを浴びてさっぱりする!という方も多いのでは?でもそれって、本当に疲れはとれているんでしょうか。ギモンに思った筆者は今回、アース製薬さんの本社に潜入。新価値創造本部・蜂谷(はちや)さんにお話を伺いました。

  • アース製薬・蜂谷さん

    アース製薬・蜂谷さん

入浴についてお聞きする前に、蜂谷さんの所属する「新価値創造本部」という部署について聞いてみました。

蜂谷さん:
「新価値創造本部は、お客様へ継続的に価値提供するためのコミュニケーションを設計する部署です。その中でも私がいるブランドイノベーション部では、お客さまにブランドの価値をどう伝えていくか、商品、品ぞろえの設計や、プロモーション設計を担っています。リーダーシップを持ちながら、組織間のハブとなって働くことがもとめられる部署ですが、独断で決めるのではなく、各部署の意見を参考にしながら決定するので、社員みんなが納得度の高い商品を作り上げていけていると自負しています」
こちらの部署で入浴剤の担当をされている蜂谷さん。ご自身もお風呂やサウナが大好きだそうで、温泉入浴指導員や、サウナスパ健康士など、多彩な資格をお持ちの入浴のエキスパートなんです。

入浴には、大きく3つの作用(温熱作用・水圧作用・浮力作用)があるとされています。1つ目の温熱作用は、その名の通り、お風呂に入った時に温かいと感じ、血流が良くなる作用です。2つ目は水圧作用。人によっては、ウエストのサイズが3~9センチも縮まるといわれるほど、実はお風呂の中では圧力がかかっているのだそう。人間は、下半身に全身の7割ほどの筋肉量が集まっているといわれるので、水圧作用を通じてめぐりをよくしてくれます。3つ目は、浮力作用。お湯に浸かることで体重が約9分の1まで減るといわれているので、関節への負担が軽減され、リラックスできます。また、脳が刺激されることで、自然と「あ~」という声が出てしまうのだそう。

ここで本題の、スポーツ後の入浴方法について尋ねてみました。

蜂谷さん:
「先ほどの温熱作用と水圧作用が関係してくるのですが、その2つの作用によって血流がよくなり、体を温めることができます。激しい運動を行うと、体の中に乳酸が溜まりますが、その乳酸を外に排出する際に、それらが寄与します。ですので、運動後にはすぐお湯に浸かっていただくこと、すなわち全身浴をしていただくことがポイントになります。グループ会社であるバスクリン社の研究では、筋トレなどを実施した後、できるだけ早く入ることで乳酸値が低下するという検証結果も出ています。熱すぎると交感神経が刺激されてしまうので、お湯の温度は38~40℃くらい。10~15分ほど、肩まで浸かっていただくのが良いですね。他には、温冷交代浴もおすすめです。ご自宅であれば、途中シャワーで20℃くらいのお湯を当てて、再び湯船へ。これにより、自律神経を整えていくことができます。運動で酷使した部位を入浴時に揉むことに関しては、賛否両論あり・・揉みすぎは筋細胞を刺激しすぎたり、揉み返しの原因になったりもします。そもそも、入浴で水圧作用が効いて入浴後は筋肉が柔らかくなっているので、湯上り後にお部屋でストレッチをする、などの方がおすすめできますね」
疲れているところにお風呂を溜めて入るのは、一見ハードルが高そうですが・・!それでも、体のことを考えると、やっぱりお湯に浸かるのが一番良いということですね!

基本的にはお湯に浸かってもらうだけでもいいのですが・・とのお話でしたが、スポーツ後に特におすすめするアース製薬さんの入浴剤についても聞いてみました。

蜂谷さん:
「炭酸タイプがおすすめですね。「温泡」は炭酸と癒しの香りが自慢の入浴剤シリーズです。「温泡」の中でも、激しい運動などをした後に特におすすめなのが、「デカまる」です!通常の「温泡」が1錠40グラムに対して、「デカまる」は100グラム。医薬部外品では、最大級の大きさです。ぜひ、試してみて欲しいですね。炭酸を配合した入浴剤は、炭酸がお湯に溶け込むことで、通常の温熱・水圧作用に炭酸が加わり、血流のめぐりをより高めてくれます。また、「温泡」シリーズは、炭酸だけでなく、産地や香りにもこだわっています。徳島県産の木頭ゆずオイルや、瀬戸内レモンオイルを配合しているものもあり、1箱に4種類入っているので、色々楽しめるところも魅力のひとつかなと思います。香りとともに、ブクブクという泡は見ていて気持ちが良いですし、お湯を好きになってくれて、また使いたいな、と思ってもらえるとうれしいです」
筆者も、「デカまる」を使用したことがありますが、とにかく炭酸の量がすごく、溶けた後もお湯にとろみがあって、疲れに効いている~!という実感がありました(あくまで個人の感想です)。

  • 炭酸ガス系の効果

※イメージ

出典:アース製薬株式会社HP(https://www.earth.jp/ofuro/bath-agent/001/index.html#anc-01)

  • 「温泡」と「デカまる」

    「温泡」と「デカまる」

最後に、読者にメッセージをお願いしました。

蜂谷さん:
「毎日入るのは面倒だけど、なんだかんだ“入ると幸せになれる”のがお風呂だと思っています。私だって、今日はシャワーで済ませる、という日もあります。ただ、お風呂に入ることを3日続けると、体調も変わってくると思います。ぜひ、シャワーではなく、まずはお湯に浸かるというところに前向きになってもらえればと思います。そして、お風呂で入浴剤を使うときは、ぜひアース製薬製品をお試しください!(笑)」

スポーツの後も、日常生活でも、まずはお湯に浸かる習慣を付けていきたいですね!蜂谷さん、貴重なお話をありがとうございました!

(撮影・取材協力:アース製薬株式会社)