知ってる?色々なスポーツのルール・トリビア ~ショートトラック編~

  • ショートトラック
  • 4年に一度、開催されるスポーツの祭典。中には、普段はあまりなじみがなくても、大会を通じて、注目度を高める競技もあります。そこで、皆さんにもっとたくさんのスポーツの魅力を伝えたいということで、いろいろなスポーツのあまり知られていないトリビアを紹介していきます!今回は、「ショートトラック」についてです!

■ショートトラックとは?

  • レースは原則として4人(500m、1000m)または6人(1500m)が同時にスタートして、予選、準々決勝、準決勝と各組上位2人(または必要数)が次のラウンドに進出する勝ち抜き方法で行われます。ゴールはスケートシューズのブレード先端で判決され、スリットカメラで1/1000秒まで計測されます。
    トラックは1週111.12m(直線:28.85m、カーブの半径:8m) 、レース中の追い越しはいつでもどこでもOKですが、前の選手を押す、あるいは引っ張るなどの妨害行為をすると失格になり、次のラウンドには進めません。

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■ショートトラックの手袋は左右で違う?

ショートトラックで選手が着用する手袋には、左手の指先にチップを取り付けていたり、樹脂を塗って固めている選手もいます。
これは、左手をついてコーナーを回るときに滑りやすくすることで、摩擦を減らし、スピードの減速を防ぐためです。選手個人がそれぞれ自由にカスタマイズしています。チップを付けたり、樹脂を塗らない選手もいます。

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■ショートトラックのレーシングスーツには、安全性を考慮した設計になってるの?

  • ショートトラックは、レース中に選手の接触、転倒がよく起こります。選手の安全を守るため、レーシングスーツにはある工夫が施されています。それは、防弾チョッキや作業服などにも使用される、切れにくい素材「ケブラー®※」です。この素材を、スーツの裏側に使用することで、転倒時に他の選手のスケートの刃が接触した場合のダメージを軽減します。チームで戦う個人種目といわれる「スピードスケートマススタート」のレーシングスーツにも、切れにくい素材「ケブラー®」は使用されています。
    これは国際スケート連盟の規定で義務付けられているルールですが、他にも、選手の安全防具(ヘルメット、手袋、ひざ当て、ひじ当て、ネックプロテクターなど)の着用が義務付けられています。

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※「ケブラー®」 は米国デュポン社の登録商標です。

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