知ってる?色々なスポーツのルール・トリビア ~カーリング編~
-
4年に一度、開催されるスポーツの祭典。中には、普段はあまりなじみがなくても、大会を通じて、注目度を高める競技もあります。そこで、皆さんにもっとたくさんのスポーツの魅力を伝えたいということで、いろいろなスポーツのあまり知られていないトリビアを紹介していきます!今回は、「カーリング」についてです!
■カーリングとは?
-
約40メートル先に描かれたハウスと呼ばれる円の中に、ストーン(石)を投げ入れて点数を競うスポーツです。1チーム4人で、2チームが対戦します。両チームがすべてのストーン(1チーム8個、計16個)を投げ終わった時点で、ハウス(円)の中心に1番近いストーンを持つチームだけが得点できます。これを10回繰り返し、総得点で勝敗を競います。
「氷上のチェス」とも呼ばれ、ストーンを操る技術と、数手先までの作戦を読む頭脳が求められます。
■カーリングのストーンはどうなってるの?
重さ約20㎏、直径約30㎝のストーンは、ハンドル部分と石部分に分かれています。このハンドル部分を持って、投げるときに回転をかけます。
■ストーンの金額はいくらくらいするの?
石部分のみで、1つ約10万円です。
ハンドル部分は、国際大会使用のセンサー内蔵の場合、1つ約10万円です。
ちなみに、ストーンは選手個人が所有しているわけではなく、会場にあるものを使います(※国際大会では、世界カーリング連盟が指定したストーンを使用します)。
■選手がストーンを投げるとき、氷上を滑っているところを見るけど、シューズに何か秘密があるの?
カーリングのシューズのソール(靴裏)は、氷上で滑るように白くツルツルした樹脂製のプレートがついています。蹴りだす方のシューズのソールには、しっかりと踏み切れるように滑りにくいゴムが付いています。右投げの人は左足に滑るシューズ、左投げの人は右足に滑るシューズを履きます。
■ストーンを投げたあと、ブラシでこするのはどうして?
ブラシで、こする行為はスイ-プと呼ばれます。
スイープは、ストーンが通過する前の氷を摩擦熱により溶かし滑りやすくすることで、ストーンの距離を伸ばしたり、直進性を高めたり、ストーンをより曲げたりといったように、ストーンのコントロールをすることが目的です。
ちなみに、ブラシのこする面のパットは国際大会では決められていて、オレンジ色の同じ素材の布に統一されています。
■円やラインはどうやって描かれているの?
-
会場に描かれている円やラインは、氷の下のコンクリートに直接ペイントされています。その上に3~4cmほどの厚さの氷を張っているため、透けて見えます(※大会によっては、ペイントされたシートを氷中に入れ込んだりしています)。
■最後に
いかがだったでしょうか?選手が使っている道具の裏側を知ったうえで、カーリングを観戦するとまた違った面白さがあるかもしれませんね。