靴ひもに種類があるって知ってましたか?
うだるような暑さもどこかへ行き、ランニングにはもってこいの季節になりましたね。
さて、以前は『靴の正しい履き方と靴ひもの通し方』をご紹介しましたが、今回は靴ひも『シューレース』についてお届けします。
みなさんはシューレースだけに着目した経験はありますか?
シューレースの長さは穴の数、左右の間隔、甲の高さ、靴のサイズによって適した長さが異なります。ミズノでは、一目に選べるようにシューレースを販売している店舗には、『くつひも早見表』を置いています。
これが『くつひも早見表』です。
この早見表には、全ての種類のシューズの商品名に対して長さが記されています。もちろん、ランニング、サッカー等、スポーツカテゴリーも分けている表なので一目瞭然でシューレースを選べます。
シューレース自体にも少しずつ違いがあります。
ミズノで販売しているシューレースは次の3種類です。
1.オーバルシューレース=楕円形のフワフワした柔らかめの靴ひも。
一般的に長距離のランニング、インドア競技に向いています。アグレット(靴ひもの先)にミズノのロゴが入っています。
2.フラットシューレース=平型で網目のある靴ひも。
一般的に、サッカー、ラグビー、陸上、インドア競技に向いています。
3.ラメ入りフラットシューレース=フラットシューレースをラメでキラリと光らせています。
スポーツに打ち込む女性ターゲットに作られた商品ですが、男性やスピード感のあるスポーツ競技の選手にも好まれています。一般的にランニング、陸上、インドア競技向けです。
シューレースにも結んだ感じ、使い心地で好みがありますので、試してみると違いや良さが分かります。それぞれのシューレースを数名の方に試していただき感想を聞いてみました。
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■オーバルシューレースをトレシューに通したAさん
今まで、履く前に靴ひもが緩めにくかったけど緩めやすい。練習時間の長い日(14:00~18:30)には練習後に靴下を脱いだら足の甲に跡がついていて痛かったけど、靴ひもを替えてからは、練習している間に自然に緩んだのかその日は足の甲が痛くならなかった。
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■フラットシューレースをスパイクに通したBさん
1日試合で履くと、砂や泥が靴ひもの間に入り込んで、次に使うときにはそれが固まって靴ひもごと全部カチカチなっていたけど、今回は水とブラシでいつも通り流しただけなのに靴ひももカチカチにならなかった。
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■フットサルコーチでもあるCさん
スポーツショップにお勤めですが、関西リーグのフットサルチームにも所属。
店頭でも、シューレースはよく売れます。新しいシューズを購入すると勿論シューレースが付いていますが、自分だけのシューズとして完成させるかのように色の付いた物やラメ入りを購入してくださいます。メーカーによってシューレースの幅や質感も違います。そんな中でミズノのシューレースは「ほどけにくい」「切れにくい」という長所があります。こどもさんの靴ひもがほどけやすい...と感じていらっしゃる方は、一度シューレースを着け替える事をお勧めします。ほどけやすいシューレースには細くて表面がつるつるしている物が多いです。よく見てみると違いがよく分かります。僕自身も、フットサル用とサッカー用でシューレースは使い分けています。
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■様々なマラソンレースから、年に1度は100㎞レースに挑むDさん
長時間のレースでは、シューレースが長く感じるので少し短めの物に買い替えます。フラットシューレースは結び易い反面、結ぶ時に力が入ってしまいキツく締めがちになるので主にオーバルを購入しています。ミズノのフラットもほどけにくいですが、オーバルもしっかり蝶結びが固定されるので安心感があります。
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■少年野球をしているE君
スパイクのひもは切れる事が多いので、常にカバンの中に替えの靴ひもを入れています。
野球ではきちんと締まるフラットシューレースを使うことが多いです。靴ひもが緩んでいると怪我のもとになるのできちんと締まることが大事です。
みなさんにお話を伺ってみて、こんなにもシューレースを重要視している人が多くいることに驚きました。でも、ただ違いを知ったのではなくて、シューレースを重要視するまでに、様々な困難やスランプを経験してきたのだと思います。
困難な時期に道具に向き合う。考える。そして知る。
だからみなさん、きちんと道具の一長一短、自分に合った道具に辿り着くのですね。
ランニングシーズン真只中。ご自身の最適な走りをサポートしてくれるシューレースはどのタイプなのか、試してみるのもいいかもしれませんね。
そして、いつも練習中にシューレースがほどけているこどもさんは、是非、シューレースを着け替えて安心のホールド感を実感してみてください♪