ミズノのおすすめ陸上スパイク5選!選び方やピンの種類、履き方、お手入れのコツなどを解説!
目次
陸上用のスパイクを選ぶ際は、ピンの種類や足のサイズ、機能性などをチェックしてください。機能性については、各スパイク独自のものが搭載されていることがあるため、自分の走りにマッチする1足を見つけてみましょう。自分の競技種目を考慮することで、より試合で実力を発揮しやすくなります。
スパイクを長持ちさせるには、なるべくコンクリートの上を歩かないよう注意しながら、交換可能な場合は適度にピンを交換してください。
本記事では、陸上スパイク選びのポイントやおすすめ商品、長く履くコツなどを解説します。
1.陸上スパイクの選び方のポイント
陸上用のスパイクを選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 種目(併せてスパイクピンもチェック)
- プレートの長さと機能
- サイズ・フィット感
- 機能
種目(併せてスパイクピンもチェック)
陸上競技は、主に以下の3種類に分けられます。
- 短距離・ハードル:短い距離で加速できるよう反発性や軽量性に優れた設計になっています。
- 中・長距離:長めの距離を走っても、つま先~踵への負担を抑えられるよう工夫されており、スムーズなフォアフット接地ができるようサポートしています。
※「フォアフット接地」とは、足の前部(母指球付近)から地面に接触する接地方法で、速いスピードで走る際の足の動きを指します。 - その他フィールド種目(跳躍・投てき):跳躍時のダイレクトな踏切や投てき時の足元を支えるフィット感など、専門競技ならではの動きをサポートしています。
陸上スパイクを選ぶ際は、上記の種目を踏まえたうえで、「スパイク本体・ピン」のそれぞれがマッチしているかチェックしましょう。自分の専門競技にマッチするピンを装着してから履くことで、より試合で実力を発揮できます。
【スパイク本体】
基本的に、種目ごとでスパイクを変えましょう。各種目の専門的な動きに対応することで、自分のパフォーマンスを引き出しやすくなります。ただし「ハードルと短距離のスパイクは構造が似ているので兼用可能」というケースがあるため、事前に確認してください。各種目に対応した具体的なスパイクは、以下のページでまとめています。
【ピン】
ピンについても、スパイク本体と同じように種目ごとで適している種類が異なります。以下の表でまとめているため、ぜひ参考にしてください。
プレートの長さと機能
「プレート」とは、スパイク靴底のつま先〜土踏まずの辺りまで内蔵されているパーツを指します。地面を蹴った際に反発力をサポートし、体へ返すための機能です。短距離スパイクは踵を使わないため、前部分のみに搭載されています。
基本的に長いプレートほど反発力が強い分、足への負担が大きくなる傾向にあります。特に、成長期の中高生のような筋力が未発達な人が履くと、シンスプリント(すねや膝下の痛み)などを引き起こす可能性もあります。そのため、プレートが長いスパイクは「陸上競技に対応できるほど体格が成長した」「競技レベルが上がった」という選手に適しています。
なお、プレートが長いスパイクは競技場専用として設計されているため、基本的にピン交換はできません。プレートが短いスパイクはピン交換が可能な場合が多く、土のトラック用と全天候型を使い分けられます。
また、プレートの機能は長短によって異なります。そのため、上記で解説したように自分の体格や競技レベルを踏まえつつ、マッチする機能性のスパイクを選びましょう。
【長いプレート】
プレートが後ろまで長いスパイクは、よく弾んでスピードを出しやすいため、短距離走に適しています。曲げるために力が必要なため、筋力が強い中〜上級者におすすめです。
【短いプレート】
プレートが短いスパイクは、曲げる際にあまり大きな力を入れる必要がありません。短距離から長距離走まで幅広く対応しており、あまり筋力に自信がない初心者にもおすすめです。
サイズ
スパイクのサイズの選び方は、短距離用、中・長距離用で異なるため、自分の専門競技に合わせてチェックしてください。
ミズノでは、購入前にスパイクを試し履きしていただけるサービスを提供しているため、ぜひご活用ください。ミズノの試し履きサービスでは、最長2週間まで好きなスパイクをご自宅で履いていただけます。ゆっくりチェックできるため、練習が忙しい子どもでも、しっかり時間をとって履き心地を試せるでしょう。
短距離用
力の分散を防ぐためにスパイク内で足が動かない方が良いとされ、あえて極限までタイトに履くことを好む選手が多いです。そのため「1サイズ小さめ or ジャストサイズ」が選ばれやすいです。ただ、人によっては足の形に個人差(甲高や幅広、偏平足など)があるため、事前に足入れして購入することがおすすめです。
足入れの際は、人によって靴下の好みが分かれることも考慮してください。短距離のスパイクの履き方には個人差があり、まず素足で履くか靴下を履くかという違いがあります。素足のほうがスパイク内で足が動きにくくフィット感を得やすい一方、靴下を履くと足はやや動きやすくなるものの、熱や摩擦から足を守る効果が期待できます。
また、靴下を履く場合は滑り止め付きか滑り止めなしかという選択もあり、滑り止め付きの靴下であればスパイク内で足が動きにくくなり、素足に近い感覚で履けます。どちらが正解というわけではないため、事前に足入れをして、自分に合う組み合わせを見つけることをおすすめします。
また、「練習用・試合用」でも分けて考えましょう。練習用スパイクは、つま先で1cmくらい掴めるサイズのものを選んでください。一方の試合用スパイクでは、上記で解説したように、ほとんど掴む隙間がなくても問題ありません。
スパイクを履く中で以下のような悩みが出てきた場合、サイズが合っていない可能性があるため、改めてチェックし直しましょう。
- 足の指先や踵にマメができる
- アーチ部分が痛くなる
- アキレス腱に痛みがある
- スピードが思ったより出ない
中・長距離用
中・長時間着用するため、短距離用より余裕を持ったサイズを選びましょう。一般的なシューズと同じように、以下で示した「足長・足幅・足囲」を計測してください。
目安として、実寸より1cm前後の余裕があるスパイクを選ぶことがおすすめです。
機能
陸上スパイクには、選手が走りやすくなるよう、さまざまな機能が搭載されています。なかでも代表的なのが、プレート(カーボンシート)による反発力です。短距離ではつま先から土踏まずの前足部で地面を蹴るため、この部分にカーボンプレートを搭載し、地面を蹴った際の反発力を体に伝えることで、前へ進む推進力を高めています。
また、接地時にかかとが落ち込まないようサポートする設計もあり、こうした複数の機能が1足のスパイクの中に組み込まれています。こうしたスパイクの機能性をチェックし、自分の走りにマッチする1足を見つけてみましょう。
2.スパイクピンは「走る場所」を踏まえて選ぼう!
スパイクのピンについては、普段の練習や試合で走る場所を踏まえて選んでください。大きく以下の2種類があります。
- オールウェザー・トラック(ゴムのトラック)
- アンツーカー・トラック(土のトラック)
オールウェザー・トラック(ゴムのトラック)
オールウェザー・トラックとは、さまざまな天候に対応したゴムのトラックです。主に試合で走ります。固くて弾みやすく、グラつきや力のロスが少ないため、高記録が出やすくなっています。
オールウェザー・トラックでは、平行ピンがおすすめです。ゴムに刺さりすぎないよう先端が平らになっているため、よく弾みます。
アンツーカー・トラック(土のトラック)
アンツーカー・トラックとは、土のトラックのことです。主に練習で走ります。柔らかくクッション性があるため、足や筋肉への負担を抑えてトレーニングする際に適しています。
アンツーカー・トラックでは、トンガリピンがおすすめです。柔らかい土でも深く刺さるよう先端が尖っているため、土でもグラつかずに走れます。
3.【短距離用】ミズノおすすめの陸上スパイク5選!
ミズノのおすすめの、短距離用の陸上スパイクは以下の5つです。
- X FIRST 3
- MIZUNO SPRINT
- MIZUNO SPRINT NEO
- CHRONO INX JAPAN
- CHRONO INX NEO
X FIRST 3
「X FIRST 3」は、陸上を始めたばかりの人でも履きやすいスパイクです。プレートはハーフプレート設計となっており、あまり力を入れなくても走りやすいため、初心者に適しています。アッパーには、柔らかい足あたりを追求したメッシュアッパーを採用しているため、初めてでもストレスなくスパイクを履ける点が魅力です。
MIZUNO SPRINT
「MIZUNO SPRINT」は、レベルアップを目指す選手向けの高機能スプリントスパイクです。加速しやすいよう、曲げやすく絶妙に扱いやすい設計となっています。「厚底スパイクに興味はあるが筋力的に使いこなす自信がない」という選手におすすめです。短距離選手やハードルの選手に適しています。
MIZUNO SPRINT NEO
「MIZUNO SPRINT NEO」は、高反発ミッドソール素材を採用し、より高い反発性を追求しているスパイクです。内蔵カーボンシートを搭載し、プレートの曲げ剛性(曲がりにくさ)アップを追求することで、高速走行時の安定性向上を追求しています。曲げの硬さは少し柔らかく設計されているため、さらにレベルアップしたい厚底スパイクの選手におすすめです。
CHRONO INX JAPAN
「CHRONO INX JAPAN」は、ミズノの短距離用スパイクの中で代表的なモデルです。細かいデザイン面(踵のベルト位置の微修正など)をアップデートした新スケルトンアッパーでは、動作分析をもとに穴を配置することで、高いフィッティングと軽量性の両立を追求しています。選手の動作を分析して配置したナイロンテープによって、高速走行時の後ブレ抑制を追求している点も魅力です。プレートは「支え台設計」になっているため、接地時の踵の落ち込みをサポートし、前への推進力向上を追求できます。
CHRONO INX NEO
「CHRONO INX NEO」は、ミッドソールを搭載することで、さらなる高反発を追求した厚底モデルのスパイクです。CHRONO INX シリーズで培われてきたプレート設計を採用しています。例えば、接地時の踵の落ち込みをサポートし前への推進力向上を追求した「支え台設計」や、初期接地エリア構造による「接地時のブレーキ軽減効果」などです。
陸上用のスパイクの一覧については、以下のリンクをご覧ください。
4.理想の走りをするために知っておくべきポイント
理想の走りをするためには、マッチするシューズを選ぶだけでなく、以下のポイントも押さえましょう。
- 正しい履き方を押さえる
- 靴紐を正しく結ぶ
- 走る場所に応じて「アタッチメント」を装着する
正しい履き方を押さえる
陸上スパイクを履く際は、まず地面に座って姿勢を整えましょう。以下のように、地面とスパイクの角度を約45度に保つことを意識しながら、膝とつま先を一直線に伸ばします。
膝とつま先が一直線に重なっているか、チェックしてください。
そして踵をしっかりはめたら、紐を締めましょう。紐の締め方には、以下2種類があります。
(1)アンダーラップシューレーシング
下から上へ、左右交互に紐を通す方法です。
紐を締めやすく、足に馴染みやすい点が特徴です。圧迫感が少ないため、長距離をゆっくり走りたい人に適しています。ただし、締め方が悪いと走っている途中で紐が緩んでしまい、シューズが脱げやすくなることもあるため、注意しましょう。
(2)オーバーラップシューレーシング
上から下へ、左右交互に紐を通す方法です。
紐が緩みにくく、締め付け感が強い点が特徴です。シューズのサポート感が強く、速いスピードで走りたい人に適しています。ただし締め方が悪いと、足の甲が圧迫されてしびれることもあるため注意しましょう。
走る場所に応じて「アタッチメント」を装着する
アタッチメントとは、主に土のトラックで走る際に装着するアイテムです。
アンツーカー・トラックで走る場合、砂や小石などからプレートを保護するために、アタッチメントを装着してください。他にも「膝へのダメージ緩和」「グリップ力の向上」といった効果が期待できます。
一方、ゴムであるオールウェザー・トラックでは、アタッチメントは不要です。ゴムのトラックは足のグラつきが小さいため、ピンを挿すだけで安定します。
5.陸上スパイクを長く履くコツ
陸上スパイクをなるべく長く履くには、以下のコツを意識しましょう。
- なるべくコンクリートの上を歩かない
- スパイクが濡れたらピンまで丁寧に拭く
- 適度にピンを交換する
- 正しくお手入れする
なるべくコンクリートの上を歩かない
コンクリートをスパイクで歩くと、ピンやアタッチメント、プレート、ゴムのソールが削れて、スパイクの寿命を早める可能性があります。とくに試合会場の場合、ゴムのトラックの外側通路はコンクリートが多いため、削れやすいかもしれません。そのため、試合が終わったら別のシューズへ履き替えるなどして、ピンやプレートが減らないよう注意して歩きましょう。
スパイクが濡れたらピンまで丁寧に拭く
ピンが濡れたままスパイクを干すと、どうしてもサビつきやすくなります。スパイクに取り付けたままピンにサビが生えると、スパイクから取り外せなくなるかもしれません。そのためスパイクが濡れたら、取り外したピンとネジ穴までしっかり拭いて保管しましょう。
適度にピンを交換する
以下のような状態になったら、ピンを交換しましょう。
【平行ピンの交換タイミング】
先端の平行部分が丸くなったら、交換しましょう。
【トンガリピンの交換タイミング】
先端が丸くなり、2mmくらい短くなったら交換しましょう。
正しくお手入れする
ピンを外したら、スパイク本体もお手入れしましょう。以下のように、スパイクの素材に合わせてケアしてください。
【合成繊維】
水をつけたブラシで汚れを落とし、吸水性のよい紙をつめて形を整えたら、風通しのよい日かげで乾燥させましょう。
【人工皮革】
柔らかいブラシ、あるいは濡れた布で汚れを落としましょう。雨に濡れたら、乾いた布などで水分を拭き取ってから、吸水性のよい紙をつめて成型し、風通しのよいところで陰干ししてください。汗や湿気で蒸れた場合は、風通しのよい場所で陰干しすればOKです。
履く前後に消臭、あるいは防カビ液をスプレーしておけば、不快臭やカビの発生を抑えやすくなります。また、足とソックスを清潔に保ちながら複数スパイクをルーティンで履いて、シューズに休みを与えることも意識しましょう。
6.まとめ
おすすめ陸上スパイクとしては、以下5つが挙げられます。自分の競技種目を踏まえたうえで、「適切なピンを装着しているか?」「どんな機能性を搭載しているか?」などのポイントを意識しましょう。
X FIRST 3
MIZUNO SPRINT
MIZUNO SPRINT NEO
CHRONO INX JAPAN
CHRONO INX NEO