ミズノランニング自慢の独自機能『スムーズスピードアシスト(SSA)』とは

まるで短距離のスパイクのようなかかとのないランニングシューズがデビューしたのは2022年8月のことでした。数年前からスピードランナー向けランニングシューズは厚底が主流となり、そこに向けてミズノのランニングシューズ開発チームが出した一つの答えが形となったのがこのシューズ「WAVE DUEL PRO(ウエーブデュエルプロ)」でした。このシューズを世の中に知らせる発表会を行った時、メディアの皆さんに実際に履いてもらったのですが、多くの人がつま先立ちになり、走ってみるとこれまでにない反発を感じてもらえた様子でした。開発チームの説明で耳に残ったのは、“速く走るための短距離スパイクのノウハウを長距離にも生かす“という言葉でした。
駅伝やマラソンのトップ層向けにスピードランニングシューズをゼロベースから考えたミズノが、2年かけて出した一つの機能である『スムーズスピードアシスト』がデビューしました。

WAVE DUEL PRO(ウエーブデュエルプロ)

WAVE DUEL PRO(ウエーブデュエルプロ)

『スムーズスピードアシスト』を搭載したシューズはフォアフットまたはミッドフット接地で走ることでより反発が得やすい構造になっています。つまりかかとは接地せず、アウトソールの前足部から中足部にかけて接地する走り方になります。しかしその際にも人間の脚の構造から、かかとは地面に近づき、それを持ち上げようという力がふくらはぎに働きます。その働きを少しでも抑え、ふくらはぎ周りの筋肉の負荷を低減することで、最後まで楽に走れるようにしたいというのが、ミズノの開発チームの狙いでした。
2022年12月にフルマラソンでサブ3ランナーをターゲットにした「WAVE REBELLION PRO(ウエーブリベリオンプロ)」がデビューしました。
その後も接地面積を広げたり、かかと部の角度をよりフラットにしたりと、モデルチェンジを重ね今の「WAVE REBELLION PRO3」シリーズにつながっています。いずれのモデルにも『スムーズスピードアシスト』を搭載し“ふくらはぎ周りの筋肉の負担を低減”する機能でより楽に走れるというコンセプトでスピードランナーにメリットを打ち出しています。

  • WAVE REBELLION PRO3
  • WAVE REBELLION PRO LOW

「WAVE REBELLION PRO3」(左)と「WAVE REBELLION PRO LOW」(右)

「WAVE REBELLION PRO3」と「WAVE REBELLION PRO LOW」

 『スムーズスピードアシスト』によりふくらはぎ周りの筋肉の負担を減らすことはレースだけでなく、日頃の練習でも効果を実感できると思われます。長めの距離を走るジョギング練習でもふくらはぎへの負担が少なければより長く走ることができるはずです。それはトップランナーでも同じことから、練習で使われることも想定したモデルとして2024年に新しいコンセプトのデイリートレーナーシューズとして「MIZUNO NEO(ミズノネオ)」シリーズを発表しました。現在「MIZUNO NEO VISTA(ミズノネオビスタ)」、そしてより軽量な最新モデルである「MIZUNO NEO ZEN(ミズノネオゼン)」の2機種を展開しています。日々の練習がジョギングメインというランナーにお薦めしたい1足です。先日行った、「MIZUNO NEO ZEN」の発表会でもランニング関係者の皆さんにジョギングをしてもらうことで、その機能を実感していただきました。※1

※1 個人の見解であり、環境や状況により効果や感じ方には個人差があります。

集合写真

より多くのランナーにミズノが誇る『スムーズスピードアシスト』のメリットを感じてもらいたいことから、ラインナップも拡充してきました。
ご紹介した最新モデルの「MIZUNO NEO ZEN」を含めた『スムーズスピードアシスト』を搭載した各シューズを試せる機会として、ぜひランニング専門誌「ランニングマガジン・クリール」主催の「シューズトライアル」(東京臨海広域防災公園で2025年1月25日開催)などもご活用下さい。シーズンはまだまだ続きます、それぞれの目標に向けて走る皆さんのランニングライフをミズノも応援します。

シューズトライアル