2025.02.21

Baseball5とは?少人数で楽しめる野球の新スタンダード!

Baseball5というスポーツを聞いたことがありますでしょうか?
Baseball5はゴムボール1つさえあればどこでも手軽に楽しむことができる、5人制、5イニング制の野球・ソフトボールの新しい競技で、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が推進する注目のアーバンスポーツです。

子どもの頃にゴムボールを使って手打ちの野球を楽しんだ方もいらっしゃると思います。イメージはその通りなのですが、実際のプレーはとてもスピーディーでダイナミック!基本的なルールは野球・ソフトボールと同じですが、直接フェンスオーバーしたらアウト、バッターボックスから一定の距離を飛ばしてバウンドさせなければアウトなど、オリジナルルールもたくさんあります。

百聞は一見に如かず。まずはぜひBaseball5 JAPANオフィシャルサイトをご覧になってください。
https://www.baseball5.jp/

  • 「Big Snow Cup」大会ロゴ

    「Big Snow Cup」大会ロゴ
    ロゴは「Big Snow Cup」「Baseball5」の頭文字の「B」とし、
    「B」の中は上川町の町章でもある大雪山をモチーフとしています

Big Snow Cupは北海道上川町とミズノが、Baseball5を活用し、自治体の抱える社会課題を解決しようと企画立案したイベントで、主に3つの課題の解決を目指しています。

①少子化の影響もあり、チームスポーツを経験する機会が圧倒的に減。子どもたちが「選択肢を持てない」状況を変えたい
②上川町以外の地域からの参加も呼びかけ、本イベントを通じて世代間・地域間の交流機会を増やしたい
③北海道は地域特性上、冬の野球活動が難しい。本イベントを通じて冬の野球活動における新たなスタンダードを目指したい

当日は真剣勝負のオフィシャルカップと、楽しむことを目的としたファミリーカップの2種で計29チームがエントリー。なんと北海道外からの参加チームもあり、人口約3,000人の町で、ギャラリーも含め300人以上が会場に詰めかけました。また、大会ゲストとしてプロ野球で活躍した坪井智哉さんや、現役のBaseball5日本代表3選手も来場し、大変盛り上がりました。

  • 会場の外は真っ白の雪

    会場の外は真っ白の雪

  • 体育館半面で2コート取ることができる

    体育館半面で2コート取ることができる

  • 試合前の挨拶とルール説明

    試合前の挨拶とルール説明

  • 試合の様子。自分でトスを上げてボールを打つ

    試合の様子。自分でトスを上げてボールを打つ

この上川町に参加者、ギャラリー含め非常に多くの方が集まってくれたことに感謝しています。
今回の取り組みが我々が抱える社会課題解決につながる可能性を感じました。
Baseball5が広がっていく中で、「北海道での聖地は上川町」と言われるようにしたいです。
今後も継続的に取り組みをしていきたいですし、来年は役場チームとしてぜひ参加したいと思います!

  • 西木町長

    西木町長

  • 大会ゲストと野球少年たちの集合写真

    大会ゲストと野球少年たちの集合写真

<元プロ野球選手 坪井智哉さん>
野球人口が減っている中で、誰でもできる新たな競技が生まれ、盛り上がっていることをうれしく思います。 初めてBaseball5という競技に触れましたが、実際にプレーしてみて想像以上に熱くなり、自分でもびっくりしました。 スライディング禁止、ホームランなしなど、オリジナルルールも楽しいですね!

<Baseball 5日本代表 六角選手>
ギャラリーも含め多くの方が詰めかけていて、会場に入ってすぐその熱気、雰囲気に驚きました。事前にルールを覚えて練習してきている様子もみられ、Baseball5が広がってきていることを実感しました。
ファミリーカップというのはこれまであまりありませんでしたが、大人が真剣にやっている姿を子どもに見せることはとても良いことだと思います。子どもたちには野球でもソフトボールでもBaseball5でも、何か楽しくできることを大切にして、いろいろなことにチャレンジしてほしいです!

  • 参加者に挨拶をする坪井さん

    参加者に挨拶をする坪井さん

  • 現役日本代表の三上選手、六角選手、本池選手

    現役日本代表の三上選手、六角選手、本池選手

スポーツには、心身の健康の維持だけではなく、地域や世代を越えたコミュニケーションを生み出し、人や地域の可能性を引き出す大きな力があると信じています。今回の取り組みを通して、そのことをさらに実感しました。
同様の課題を抱えながらも、どのように手を打てばいいか悩んでいる自治体も多くあるのではないかと思います。
ミズノは「モノ」だけではなく運動をする「場」やプログラムなどの「コト」を提供し続けることで、さまざまな地域でスポーツをする機会を創出し、社会課題の解決、サステナブルな社会の実現を目指します。