ソフトボール日本代表・上野由岐子投手が熱血指導!「ウエノラボ2023 supported by ミズノ」開催
目次
1.上野投手の考え方を伝えるから「ウエノラボ」
2回目の開催となった「ウエノラボ」、前回は真冬の開催でしたが、今回は一転、真夏の群馬県高崎市での開催となりました。
2日間にわたり、午前は中学生と高校生を対象に、午後は大学生を対象にと年代に分けて行うことで、それぞれのレベルに合った指導ができること、大事な試合は週末に連戦で行われることが多いことから、それを想定して連日の日程にしたこと、いずれも上野投手からの提案で行われました。
上野投手は「これまでの豊富な経験をもとに、私の考えを伝えるから『ウエノラボ』なんです」という一言が印象的でした。

中高生の部開校式 2日で5時間の熱血指導開始
(写真提供:SPORTS CORE 白石怜平)
2.中高生へはピッチングの楽しさを伝えたい
「ピッチングは腕でなげるんじゃないよ、脚を使うんだよ」とウォーミングアップから参加者へ向けて上野投手の声が響き渡る。
書類選考と実際のピッチングの動画を上野投手が見て選んだ中高生10人が参加した午前の部、上野投手は参加者に一人ずつ順番に個別指導を行いました。受講者からの質問が出やすいように笑顔を絶やさず、時折冗談も交えながら、楽しくあっという間の2時間半でした。

中学・高校生に対して一人ずつ丁寧に笑顔で指導する上野投手
3.大学生へは実践を想定した熱血指導
午後の部に参加したのは、園田学園女子大学ソフトボール部の3投手。さながら上野臨時コーチ登場という感じで、実践を想定しての練習となりました。「暑い中でも試合はある。抑えるイメージを持って練習する。試合で抑えるにはボールの質より、コントロールが大事」とアドバイス。厳しい口調で「一球でも気を抜かない、やればできるじゃない!」と一球一球に集中する大切さを何度も伝えました。変化球の投げ方を教わった飯島さんは「インカレで日本一を目指している。今日教わったことでドロップの投げ方をつかめたと思う」と話してくれました。

日本一を目指す投手たちへの指導する上野投手
4.上野投手から参加選手への期待
何かを得たいと真剣な眼差しで質問してくる中高生たちの姿勢から、上野投手は確かな手ごたえを感じていました。1年半前に開催した第1回「ウエノラボ」の卒業生には、その後JDリーグへ進んだ投手も出ていることから、上野投手はこの日の参加者へも期待している様子で、「楽しいと言ってもらえて、私自身も嬉しかった。これをきっかけに、自信をつかんでもらいたい」とメディアでの取材で答えていました。今回の参加者から社会人リーグ、そして日本代表にまで行ける選手が出てくれることを私たちミズノも上野投手と共に願っています。

これからの選手の活躍に期待を込めて指導を行った上野投手
5.上野投手のこれからの活躍に期待しましょう!
8月22日に上野投手が所属する「ビックカメラ女子ソフトボール高崎 BEE QUEEN」の新ユニフォームのお披露目会が行われました。このユニフォームは世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコさんがデザインしたもので、感想を聞かれた上野投手は、「一目見た時に格好いいと直感した。お揃いのユニフォームでしっかり強さもアピールしたい」と気に入った様子でした。
この新しいユニフォームは今シーズンの最終戦で着用されます。レプリカユニフォームは現在ビックカメラ・ドットコムで数量限定で予約受付中ですので、皆さんも新しいレプリカユニフォームで最終戦に応援に出かけてはいかがでしょうか?

新ユニフォームの発表会に登場した岩渕監督、上野投手、内藤選手(左から)