CLUB MIZUNO 会員限定スペシャルイベント『イチローに聞く 決断するときの思考』開催

今回会場となった109シネマズプレミアム新宿は、西武新宿駅近くにある素敵なシアター。受付を済ませ入場するとそこには趣向を凝らした半個室やソファーなどの空間があり、お食事も楽しめるラウンジになっていました。その中の7番シアターが今回の会場です。入口には記念のタペストリーと記念商品が並び、会員様はじっくりと商品を見られたり、撮影をしながら開演までの時間を過ごされていました。

  • キャプション1_受付風景

    受付風景

  • <キャプション2_ラウンジ>

    ラウンジ

  • キャプション3_殿堂入り記念商品のサンプル展示

    殿堂入り記念商品のサンプル展示

  • <キャプション4_入口撮影風景>

    入口撮影風景

シアター内は高級感漂うソファーがゆったりと配置された空間が広がります。今回司会進行するフリーアナウンサーの住吉美紀さんが登場し、スペシャル動画先行上映『「He didnʼt walk alone」〜僕には共に歩み、戦った友がいた。〜』を約46分間鑑賞しました。

  • キャプション5_会場になった 109 シネマズプレミアム新宿

    会場になった109シネマズプレミアム新宿

上映後、再度住吉さんがステージへ、その後、待ちに待ったイチローさんが現われました!紺のカジュアルなスーツに白のTシャツ、開口一番に、「最近のミズノのシューズいいよね!」と。その日履いていた白のシューズに目を落としました。「私服に合わせられるシューズが前はなかったけど、ここ数年頑張ってるよね」と(笑)

その後『イチローに聞く 決断するときの思考』というテーマでトークセッションがはじまりました。その一部をご紹介します。

Q(住吉さん、以下同様):今までで大きな決断というと何になりますか?
A(イチローさん、以下同様):アメリカに挑戦すると決めたとき。逆風しかなかったけれど、揺らがない自分がいました。まずは当時のオリックスの監督、仰木さんにたくさんお酒を飲ませて「行ってこい」と言わせました(笑)球団のGOサインがなければいけないので。
もうひとつは2019年に引退したこと。あのタイミングでしていなければ今はないかもしれない。その後コロナが始まって、46歳で契約できるチームはなかったと思う。でも19年にはそんなこと思っていなかったし、未来はわからない、今だから話せることだけどね。春のキャンプでも結果が出ず、その前からもそうだったし、チームの中で何か違う感じ、空気が、、、経験に基づいた勘だけど。チームメイトは踏みとどまってという人もいた、日本に戻ってプレーするそういう人もいる。でも僕には(日本に帰ってプレーするという考えは)なかった。その決断はよかったと思っているし、その決断がなければ、いま殿堂入りしていないと思う。

Q:年を重ねていくと、決断の仕方変わりましたか?思考も変わりました?
A:50を超えたとき、あと(寿命は)30年かぁ〜と。自分にできることができなくなることがいやなので、体を酷使しないと、すぐできなくなる、ほんと顕著に表れます。一歩踏み込んだからケガするよ、でも自分が実験対象としてどうなるのか、みたいな面白さがある。へとへとまで持って行く。1日単位で体の状態は感じるので、心がけて毎日やっています。それがよいかどうかは後にしかわからない。若い時と違うから慎重に決断しつつ、それも前向きな決断になっているのではないかと思います。

Q:いま子どもたち、高校生などにも指導していると思いますが、決断をどのうように捉えてもらいたいですか?
A:若い人たちを指導する大人も委縮していて、子どもたちも厳しくされないし、先生がビビってるからね。時代だから仕方ないけど。でも自分の人生の裾野を広げるのは自分。目標のある人は飛び込んでいってほしい。やる気があればぜひ。積極的に追い込んでいくことで決断力にも繋がっていくと思う。
今日自分と同じ年か前後の人(参加者)が多いと思います。自分の子どもたちに対して、学校でできないのなら、家庭でやってほしい。何を支えに生きていけばよいのか、ご両親も意識してほしいと思います。

Q:今までの人生で大切にしていることは何ですか?
A:後悔は気持ち悪い、最後は自分で自らの意思で扉を開けるようにしています。それは小さい頃からです。小学三年生のとき、毎日練習するなら父が野球を教えてくれるという話になった。でもまだ子どもだから友達と遊びたいじゃないですか、でもそれを犠牲にして練習しました。それができたのは目標が明確にあるから。やっぱり目標を叶えるためには、今楽しい時間を犠牲にする、何でも手に入るわけじゃない。それに昔から自分を追い詰めていく習性があるのも確かです。(笑)

Q:日常生活においては?
A:感情にゆだねない。毎日をコンプリートする。野生に通じるものはあるかもしれません。物を大切にしてきたので、いまどうやったら断捨離とういうか手放せられるか考えています・・まだできていないだけど。だから物はむやみに増やしてはだめ、これからは減らしていかないと。でもできてないんだけどね〜大切にしてきたものが多い、思い入れがそれなりにあるからね。

トークショーが終わり、その後、参加してくださった皆さんとイチローさんとの記念撮影を行い、一旦中締めとなりました。この貴重な画像は後日参加者の皆さんにメールでお送りさせていただきました。

  • キャプション6_2_トークショーアップの様子
  • <キャプション6_トークショーアップの様子>

トークショーアップの様子

  • キャプション7

    みんなで記念撮影

  • キャプション8

    A席皆さんへ「本人仕様のリストバンド」をお渡ししました

  • キャプション9

    本人仕様(未使用品)リストバンド

ここからはなんと特別席の12人の参加者一人ずつ、直接イチローさんに質問ができる貴重な時間をもらえるというサプライズ企画が発表されました。それもステージからではなく、近くまでイチローさんがきてくださっての一問一答〜すごい企画でびっくりです。
参加者の皆さんは緊張しつつも、1対1で話せる貴重な時間を楽しんでいらっしゃいました。イチローさんが真摯に一人一人の質問に答えていただき、他の方の質問にもみんながうなづいたり、微笑んだり。あっという間に時間は過ぎてしまいました。

こちらも一部をご紹介します。

Q(参加者、以下同様):自分を奮い立たせる言葉や行動はありますか?
A(イチローさん、以下同様):アメリカにいって1年目のキャンプの間、結果を周りがイメージするけど、野手で初めてだったから、“できるわけないだろう”みたいなオーラがすごくあった。日本で勝負の世界を7年結果を残してきたのに、第3者が見ればそういう風に見える(できないように見える)。それは悔しかった。だから覚悟を決めて望んだ、未来は自分でつかむ、そう自分だけは強い意志を持っていました。最初は本当に自分が日本人選手として、日本代表選手だと思ってプレーしていた。そういう思いが強かった。その思いが支えでもあった。そののち、イチローだから、という風に言われるようになったけれど。

Q:阪神淡路大震災から30年、がんばろう神戸としても応援されていると思います。何か印象に残っていることはありますか?
A:95 年?ですか?あの年は震災があってキャンプを2月1日スタートできないと、でも(チーム)全員集合して、何としても今年は!とチームが同じ方向に進んだ年でした。プロではできないんですよ、個人プレーにフォーカスしがちだから。優勝のイメージができないときがあるけど、その年は一丸になりました。その後監督になった中嶋さん、あのすごい地震の中、気づかずに寝ていたっていうんですよ、その言葉鮮明に覚えています。アスリートは体幹鍛えていて、その自分でも立っていられないほどの揺れだったのに、寝てたって・・・それくらいじゃないと監督にはならないんだな〜と思いました。(笑)

Q:長きに渡って野球界で成功され、それを持続できた理由は何でしょうか?
A:普段からやってきたことを続けた結果、成功したかどうかは人が見て評価してくれるものだと思っています。もちろん嬉しいことです。アメリアで圧力に負けたくなかった、強いものに向かっていくこと。長いものに巻かれろという言葉もありますがアメリカでそうしていたら負けてしまう。信念を曲げてまで寄っていくようなことはしない。モチベーションを保って進むだけ。チームであっても個々はライバルでもある、敵に見えるときもありました。でも自分を信じてきたことがよかったと思います。

Q:ジュニアオールスターでMVPを獲得したり最初から成績を残していたイチローさんがオリックスでレギュラーを取れるまで時間がかかりました。そこで乗り越えられた要因は何ですか?
A:なぜ乗り越えられたかは、4年目でレギュラーを取るというのが目標だったからです。だから心に余裕があった。僕の才能や長所を消して指名されるという選択もあったかもしれませんが、最大の特徴を削ってはいけないということは18歳の僕でもわかっていました。バッティングコーチともフォームについてやりあいました。コーチの言った通りも試してみましたが、やはり自分には合っていなかった。なので明確に僕には間違っていると、試して行きついた結果なのではっきりとコーチに言いました。19歳でコーチのいうことを聞かないなんてあり得ませんが(笑)ただこれはあくまで仮定での話ですが、その時期が21,22歳だったらできたかはわかりませんよ。

  • キャプション10_参加者の質問に答えるイチローさん
  • <キャプション10_2_参加者の質問に答えるイチローさん>

参加者の質問に答えるイチローさん

  • キャプション11_S 席の方には本人使用済の手袋をオリジナルの額装で進呈

    S 席の方には本人使用済の手袋をオリジナルの額装で進呈

すべてが終了した後、お客様12名とイチローさんとの記念撮影がありました。
かなりの至近距離で一緒に撮影できた皆さんの満面の笑顔が今回のイベントの成功を表していると思います。

参加したS席のお客様からは、
「元々イチローさんを追いかけて、アメリカにも観戦しに行ったり、同じ1973年生まれということもあり応募しない理由が見つからない感じでした。応募数がすごく多かったと思うのですが当選できてとても嬉しいです。今回のイベントは私の人生にとってもベストなものでした。イチローさんと一問一答することで自分を認識してもらえる光栄な時間でした。こんな素晴らしいイベントを開催してくれたミズノさんに感謝しかありません。ミズノ商品を買って帰らないといけないですね(笑)」と熱い思いを語ってくださいました。

他には「サプライズで直接質問とお話ができたこと、間違いなく一生の思い出となりました。一つ一つの質問に真摯に時間をかけてご対応されていて、さらに大ファンになりました。」「長年の大ファンであるイチローさんとのあのようなイベントは初めてであり、直接生の声を聞くことができて本当に感動し、忘れることのできない体験となりました。」という声も。

A席に参加された方からは「憧れのイチローさんを間近で拝見しこれまでのキャリアのエピソードをお聞きできる貴重な機会で大変満足しました。」「イチローさんの話の中で「慎重に前向きに決断する」という言葉が今後の自分の支えになる言葉だなと思いました。」ほかには「イチロー選手のトークショーなど、滅多に無い貴重なイベントに参加できたこと、そして野球殿堂入りした年に開催されたこと。とても貴重な経験ができました。」と嬉しいコメントをいただきました。

CLUB MIZUNO 会員ならではのイベント、これからも皆さんの心に残るイベントを企画していきたいと思います。

  • キャプション12_S 席の 12 名の皆さんとの記念写真

    S席の12名の皆さんとの記念写真

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