ええもんつくる”ヒト”
Vol.17 自信につながる商品で着る人を支える
「ええもん」で、今日よりも、ちょっといい明日を。
100年以上にわたって受け継がれてきた「ええもんつくんなはれや」というミズノのDNA。“ええもん"をつくるヒトたちの仕事に対する向き合い方やこだわり、モノづくりに対する思いとともにお届けします。
1.自信につながる商品で着る人を支える
3歳から水泳を始め、大学時代にはアジア大会で銅メダルを獲得した地田。学生時代から漠然と「スポーツに携わる仕事がしたい」という思いがあったといいます。ミズノに入社したのも、実現したい二つの思いからでした。
「『社会人スイマーとして現役を続けたい』という気持ちと、『引退後はスポーツに携わる仕事がしたい』という両方の思いをかなえることができるのはミズノしかないと思い、入社を決意しました」
ミズノに入社したのち、国民スポーツ大会で優勝し水泳選手を引退。約20年間のアスリート経験が、現在の「ええもん」づくりの土台となっています。
2.バレーボールの商品でこだわるところ
入社後に担当していた水泳の販促業務で特に思い入れのあったGX・SONICシリーズは、まさに地田の選手経験が生きた商品でした。
「女子選手たちは肩ストラップに一番こだわりを持っているんです。腕を上げて泳ぐ際にきつかったり硬かったりすると、泳ぎにくくなります。GX・SONICシリーズは肩ストラップについても選手たちの意見を聞きながら改良していった水着でした。世界の舞台で海外の選手たちも着用しているのを見て、『世界中に認められる商品になったんだな』と誇りに思いました」
現在バレーボールのアパレルとサポーター、ソックスの商品企画を担当している地田。水泳一筋でやってきたからこそ、新たな視点で考えられる楽しさを感じているとのこと。
「水泳と大きく異なり、バレーボール選手は汗に対してすごく敏感なため、暑さや汗に対する機能は必要不可欠です。汗を素早く吸収し拡散して、ウエア内を快適な状態に保つ機能はもちろんですが、汗でウエアが体に張り付き透けてしまうこともけっこうあるので、透けの対策も大切な視点です。そういった“水泳にはなかった視点”から考えることができるのも楽しいです」
3.地田にとっての「ええもん」
地田が考える「ええもん」とは、「その人にとって自信になるもの」。
「『GX・SONICを着ているから、今日は勝てる気がする』、『ミズノのドレスアップスイムの水着を着ているから、今日の私はきれいに見えるはず』、『汗処理を考えたウエアを着ているから、試合の後半でも快適にプレーできる』といったように、着用する人にとって自信や安心を与えるものこそが『ええもん』だと思います」
その思いもやはり、選手時代の実体験に根ざしています。
「私も選手時代に感じたことなのですが……大舞台になればなるほど、緊張感は増していきます。そんな時に、『この水着を着ているから、いつもの私でいられる』と安心感を得られる水着がありました。その思いは自信にもつながることを知っているので、そういった『ええもん』を増やしていければと思います」
4. 「ええもん」を作る上での強み
「ええもん」を提供する上で地田が大切にしているのは、根拠を積み重ねること。
「お客さまに『これはええもんだ』と納得していただくためには根拠が必要です。一番わかりやすい根拠は“数字”なので、社内で実験を重ねて数字を出していくことも大切です。もう一つ、『〇〇選手が着ている』というのも大きな根拠になると思うので、これからも選手目線のものづくりを続けていきたいです」
自身もアスリートであった経験に加え、「ええもん」について一緒に考える人を増やしていく“巻き込み力”も強みのひとつ。社内外問わず、一丸となって「ええもん」を生み出そうとする仲間の存在は、地田にとって大きな支えになっているようです。
「開発担当やデザイナーなど、ありとあらゆる目線で『ええもんを作っていこう』と意見をやりとりしている時に『自分には心強い仲間がいるんだ』と強く感じます。そうやって生まれた『ええもん』をトップ選手が着用して活躍している姿を見ると本当にうれしいですし、店舗で『これ良さそう』とお客さまが手に取ってくださる姿を見ると心の中でガッツポーズが出ます(笑)」
5.今の目標
「ミズノ公式オンライン(ECサイト)で良いレビューを見るのもすごくうれしい」と語る地田の目標は、「ミズノファンを増やしていくこと」。
「バレーボールのアイテムで『ええもん』を生み出し続けて、世界中の人に使っていただきながらミズノファンを増やしていきたいです。ファンが増えるといろいろな意見もいただくようになると思うので、それらも取り入れながら、より磨きがかかった『ええもん』を作っていきたいです」