ええもんつくる”ヒト”
vol 6.雨の日が楽しくなる、真面目なモノづくり
「ええもん」で、今日よりも、ちょっといい明日を。 100年以上にわたって受け継がれてきた「ええもんつくんなはれや」というミズノのDNA。“ええもん"をつくるヒトたちの仕事に対する向き合い方やこだわり、モノづくりに対する思いとともにお届けします。
1.雨の日が楽しくなる、真面目なモノづくり
前職は沖縄にあるアウトドア専門店の店長だった石原。当時扱っていたウォーキング用サンダル「ウエーブリバイブ」の販売数量が全国No.1を記録するなど、ミズノとは入社前から縁があったそう。
2013年に入社して以降、直営店の販促や売り場の演出、店頭イベントの企画など「お客様の体験の場」を創出するとともに、ライフスタイル部門でレインカテゴリーのマーケティングを担当。現在は新組織のマーチャンダイジング室で直営店のサポートを中心に活動しています。
プライベートでは日本山岳ガイド協会 認定登山ガイドの資格を持つ石原。そんな彼がこだわるモノづくりとは──?
2.「ええもん」へのこだわり
沖縄を離れ、大阪で働くと決めた石原が選択したライフスタイルは、自然豊かな生駒山の麓に住むこと。ガイドの資格を持つほど登山が好きで、山に近いところで暮らしたいと思っていたことがミズノで働くとともに実現したのです。
そんな彼の日常は、フレックス勤務やテレワークをバランスよく使い分けるワークスタイル。仕事を早めに終わらせて生駒山をのんびり歩いたり、走ったりする日もあるそう。
同じ山を何度も歩き、花や植物の移ろいから季節の変化を感じている石原のモノづくりは、「お客様に喜んでいただき、時には感動・感激いただけること」かつ「お客さまが喜ぶ品質と価格のバランスに優れたものを作ること」というユーザーファーストな視点から生まれます。
「顧客目線を大切にしながら、一つひとつに時間とコストをかけて研究開発するのが私のこだわりです」

3.オススメの「ええもん」
ミズノが掲げる「ええもんつくんなはれや」の“ええもん”の強みもまた、常に顧客目線であると石原は考えます。
トップアスリートに向けた製品だけでなく、初めてアウトドアに挑戦する方や日常で使いたい方など、一人でも多くのユーザーが喜ぶ姿を想像しながらモノづくりに励んでいるミズノの姿勢に、石原は共感する部分が多いそう。
「高品質・高付加価値ながらも機能以上の価格帯でユーザーに届けようとするミズノの姿勢が好き。100年以上の歴史を持つミズノが培ってきた技術やノウハウが活かされ、世に発信されています」
なかでも、ミズノ独自の3層構造「ベルグテックEX」を使用したレインウエアは特にオススメしたい「ええもん」だと言います。
「『月に40日雨が降る』といわれるほど雨の多い屋久島の地元ガイドからも信頼されています」

4.モノづくりで自慢できるところは?
“スポーツを普及しよう”という思いのもと、検証や試験を何度も繰り返すミズノのモノづくりは、石原が担当しているレインウエアにも及びます。一つ一つの製品に対して研究開発に時間とコストを惜しみなく投入している点は、ときに真面目すぎると感じるほど。
しかし、そういったすべてに対して真面目過ぎるほど真摯なミズノの姿勢は石原がモノづくりを進めるうえで「自慢できる」と感じている部分でもありました。
「お客さまの手に届くまで時間とコストをかける。過度な言い方はせず、接客で伝える言葉の表現まで根拠になるデータ検証を最後の最後まで行っています」
真摯なモノづくりを貫いてきた結果、今日では日本一の高さを誇る富士山や、雨が多い屋久島での着用率No.1レインウエア※1※2として、山歩き初心者から登山に慣れている上級者まで、多くの人に受け入れられています。
※1 2023年までの過去5年以内に富士登山をした人の約36.4%がミズノレインウエアを着用。(ミズノによるインターネット調査調べ。2023年11月実施)
※2 2023年までの過去5年以内に屋久島歩きをした人の約39.6%がミズノレインウエアを着用。(ミズノによるインターネット調査調べ。2023年11月実施)

5.最近、幸せを感じたこと
石原は沖縄でお世話になった方たちと今でも日本各地の山旅をしていると言う。そんな彼が最近幸せを感じるのは──?
「少し前になりますが、奈良の山の辺の道や春日山原始林を散策していたときに、みなさんの笑顔を見て『幸せだなあ』と感じました」
自身の登山経験を活かしながら、レインカテゴリーの製品を担当してきた石原。今は、たくさんの人が思う「やってみたい」をかなえるモノづくりやきっかけづくりに全力を注いでいます。
