ええもんつくる”ヒト”
vol 9.会話から始まる「ええもん」への近道
「ええもん」で、今日よりも、ちょっといい明日を。 100年以上にわたって受け継がれてきた「ええもんつくんなはれや」というミズノのDNA。“ええもん"をつくるヒトたちの仕事に対する向き合い方やこだわり、モノづくりに対する思いとともにお届けします。
1.会話から始まる「ええもん」への近道
建設業界で道路工事や建築物の外構工事に携わっていた淺野。
2019年にミズノに入社しスポーツ施設工事の施工管理を担当する中、現在はソフトボール専用球場の設計デザイン・施工管理に注力しています。
「実は人工芝の下地にはアスファルト舗装が敷かれており、前職で学んだことを生かせていると思います。ただ、ボールのバウンドのイレギュラーなどがないよう、高い精度とより良い品質が求められます」
前職までのキャリアを生かしつつ、初めての業界で自分にできることを追求する。そのために必要なものとは──?
カギとなるのは、彼の強みでもある「積極的に人の話を聞くスタイル」でした。
2.日々の仕事の中で考えていること
ソフトボール専用球場の設計デザイン・施工管理に注力する中、淺野が日々考え追求しているのは「品質管理」だと言います。
ホームベースから外野までの距離など細かく決められている基準に対して、一つひとつを高い精度で作っていくことはもちろん、安全性の高さも「より良い品質」を目指す上で重要だそう。
「私たちが作った球場を選手やスタッフの方たちに喜んで使っていただくためにも、常に追求しているのは『品質の良さ』。フェンス高の基準や降雨時のグラウンド状態など、あらゆる状況を想定しながら選手や観客が安全にプレーできる・プレーを観覧できる環境づくりを目指しています」
3.淺野にとっての「ええもん」
淺野が考える「ええもん」とは「お客様全員に満足いただき、笑顔になっていただけるもの」。
ここで言う「お客様」とは単にクライアントを指すだけでなく、施設を利用する人や運営する人を含めた「施設に関わるあらゆる立場の人」を指しています。
その全員に喜んでいただきたい、笑顔になっていただきたい──。
淺野が取り組んでいるのは「いろいろな立場の人と会話して、それぞれが必要としているもの・必要としていることを聞き出す」ことでした。
「その際に心がけているのは『笑顔で会話すること』と『相手の立場になって考えること』。相手の方からしてみたら、暗い表情の人よりも明るい表情の人と話すほうが良いでしょうし、相手の立場になって考えると一番良いものができる。『ええもん』への近道だと思うんです」
4.「ええもん」を作る上での強み
「ええもん」を作る上でも、積極的にいろいろな人の話を聞くスタイルが自分の強みだと語る淺野。
ソフトボール専用球場を作るのは、自身にとってもミズノにとっても初めての試みとなるため、最初に行なったのもヒアリングでした。
「ミズノの社内にはソフトボールに詳しい社員がいるので、彼らにいろいろと話を聞いてからプロジェクトをスタートしました。自分自身、スポーツ施設の品質管理についてまだまだ知らないことが多いので、人に教えていただきながら知識が深まっていく楽しさも感じています」
そうやって話を聞くことができる“味方”が多いことも強みのひとつ。
「自分にはまだ知らないことも多いけれど、上司や同僚、施工業者様、お客様にいろいろと教えていただいたことを反映しながら『ええもん』を作っています」
5.仕事をしていて喜びを感じる瞬間
「施設に関わるあらゆる立場の人を笑顔にしたい」という淺野の思いは、ミズノで手掛けた初めての仕事で得た経験によるものでした。
「それまで自分が作ったものを誰かが使っている様子を目にすることがなかったんですが、スポーツ施設や球場は利用する人が明確ですから。自分が作った施設が完成して、人工芝の上を駆け回る子どもたちの笑顔を初めて見たときはとても感慨深かったですし、『無事に完成してよかったな』と思いました」
プロジェクトが終わるたびに出会う“笑顔”を糧に、日々「より良い品質」と向き合う淺野。
「ミズノの人工芝のソフトボール球場を増やしていくこと」を当面の目標とし、今日もどこかで誰かと会話を重ねているのかもしれません。