ラケットショップ
プロエース
〝外商〟を通じた地域との強い絆。専門店ならではの品揃えと提案力を武器にネットにはない体験価値を提供。
鹿児島県鹿児島市の市内中心部に本店を構えるラケットショップ「プロエース」。ソフトテニスのプレーヤーだった後迫洋一さんが1986年にオープンし、現在は3店舗を構えます。会長として店舗の運営に携わる後迫会長さんに、営業部の園田正男さん、川原昇さんにも同席いただきながら、開業の経緯や地域に対する思いなどについて話してもらいました。鹿児島で「プロエース」を立ち上げた経緯について教えてください。
(以下、後迫会長)独立前はグラファイト素材のラケットを開発したことで知られる老舗メーカーに勤務し、百貨店にテナント入居する店舗向けの営業をしていました。日々さまざまな店舗と接するなか、「本当の専門店とはどのようなものだろう」と考えるようになり、当時、首都圏で展開していたバドミントンやテニスの専門店に興味を抱くようになったんです。
やがて「きちんと運営しているお店は経営も安定している」と確信するようになり、36年前の28歳の頃、地元の鹿児島で専門店の立ち上げを計画しました。
ただ、当時はプラザ合意による円高の影響で日本経済が下り坂に向かっていた時期です。親しく交流させていただいた学校の顧問の先生方に開業の相談をすると、「今はタイミングが良くない。まずは外商から始めて、それから店を立ち上げた方がいい」とのアドバイスをもらいました。
そこで一年間みっちりと外商活動をおこない、固定客のお客様を築いてから、1986年に満を持して店舗をオープンしたのです。
地域密着のためにどのようなことを心がけていらっしゃいますか?
地域の競技者がプレーする機会を増やす意味でも、大会の主催やイベントの開催に力を入れてきました。同時に練習や指導への協力体制も整備しています。こうした目に見えるかたちでの〝地域への貢献〟があって、はじめて売り上げの話ができるのだと思います。
とくに今後はジュニア世代を大事にしたいですね。ジュニア世代が中学から高校、やがて社会人として成長し活躍し続けてくれることでプレーヤー層が底上げされていくからです。これはソフトテニスもバドミントンも同じです。
ジュニアの世代は指導者の意見がギア選びを左右しますが、中学生世代になると自分にあったモノ、自分が好きなモノを選べるようになっていきます。今後はバドミントンのジュニアや少年団へのサポートを今まで以上に強化していきたいと考えています。
ミズノとの取引はどのようなきっかけで始まったのでしょうか?
取引を始めてから27~28年経ちますが、正直、最初の頃はミズノのラケット全体の売上シェアは業界の中でも少ない状況だったように思います。以降、練習指導できるスタッフを継続的に派遣するなどしてもらいミズノの売上シェアが少しずつ伸びていきました。
ミズノの営業担当者とも売上目標の共有やお互いの決め事を交わすなどして信頼関係を深め、メーカーと専門店の良い関係を築けるようになりました。メーカーとは「お互い様」でWin-Winの関係を築けるよう常に意識しています。
プロエースは専門店ならではの触って試せる豊富な商品ラインアップを武器に、ネットでは経験できない体験価値をお客様に感じていただきながら、地域の学校やクラブチームへの外商や販促の活動をさらに強化していきます。
コロナの影響で活動できない期間が長く、しばらくお会いできていないお客様もいらっしゃいます。今後は多くのお客様に更に触って試せるに邁進していきますので、ぜひプロエースにご期待ください。
ラケットショッププロエース
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