バドミントンプロショップ
チャンプ

バドミントン初心者にも優しいお店づくり～地域を支える「専門店」

大阪市に隣接する守口本店を起点に枚方店、西宮店、三宮店、天王寺店、高槻店と計6店舗を展開する「バドミントンプロショップチャンプ」。天王寺店以外はバドミントン専門店として営業し、初心者から上級者まで幅広いプレーヤーに親しまれています。ご自身もバドミントン経験者であり、学生時代に指導してもらう現場で「チャンプ」と出合い、現在は会社全体の運営に携わりながら「枚方店」を任されている浅田取締役にお話を伺ってきました。

もともと大阪府守口市は「バドミントン熱」が強い地域だったんです。全日本総合バドミントン選手権大会は守口市民体育館で開催されることが多く、近隣には強い実業団チームもありましたから。

さらに大阪と京都を結ぶ京阪電車の沿線などは人口が増えていたエリアで、バドミントンをプレーする裾野が広がりを見せていました。ですが「チャンプ」が事業を始めた当時、大阪には専門店と呼ばれるお店が少なく、地域のバドミントン需要の盛り上がりにあわせて京阪沿線の守口市から大阪府枚方市へと自然と展開する流れになりました。

その後、守口本店を拠点に大阪から奈良、そして兵庫へと人とのつながりで競技指導の現場に行く機会が増え、三宮（神戸市）や西宮市など兵庫県の方にも需要が広がっていった経緯があったと聞いています。

「価格以外の魅力をどう出していくのか」を日々、悩みながら考えています。コロナ禍の影響もあってオンライン販売の強化にも取り組み始めていますが、「お店（リアル店舗）」が基本であることに変わりはありません。地域のバドミントン愛好者やプレーヤーにご来店いただける環境を整備し、補完要素として時代のニーズに沿ったかたちでオンライン販売を伸ばしていきたいと思っています。

「共存共栄」という言葉を大切にしています。そのなかで「ユーザーとお店」「メーカーとお店」の関係性は変わりつつあるように感じています。インターネットの普及に伴い、幅広い世代の方々が商品に関する詳しい情報を気軽に入手できるようになったからです。

メーカーが新商品の情報発信を強化し、その情報がユーザーに届き、ユーザーが「あそこに行けば商品が置いてある」とお店に目的来店していただく――この流れはお店にとって嬉しいことです。ご来店いただいたお客様には、実際に商品を手に取っていただきながら、丁寧に商品情報をご説明し、じっくり選んでいただきたいと思っています。

バドミントンを始めた当初、専門店に行くのを躊躇していました。初心者には敷居が高く近寄り難いイメージがあり、量販店のお店に通っていたんです。
そのイメージを変えてくれたのが「チャンプ」でした。ストリングの張り替えのタイミングがあり、友だちにチャンプに連れて来てもらったところ、お店のスタッフの方が優しく声をかけてくださり、気軽に相談できる雰囲気だったんです。自分が思っていた「専門店」のイメージとは異なり、今ではすっかり常連になりました。バドミントンの競技を始めて間もない友だちや後輩にも「専門店」の良さをぜひ教えてあげたいです。