ヨガインストラクター/モデル

里見茜さん

旅とは、

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初めての一人旅。
ヨガを学びにハワイへ。

25歳の時にハワイへヨガ留学に行ったのが、私にとって初めての海外一人旅でした。留学と言っても1ヶ月の短期なんですけど、その1ヶ月がその後の私の人生の大きな転機となりました。当時専属モデルをやっていた雑誌が廃刊してしまって職を失ったので、何か始めなくちゃいけないなと思ったのがきっかけで、当時はヨガを趣味でやっていたので、一度資格を取ってみて自分に向いていると思ったら先生になろうと思っていたんです。そしたらハワイ留学の情報が目に入ってきたので、正直思い付きで行ったんですけど、それが自分にとってはすごくよかったですね。私は基本的に一人が好きじゃないので、一人旅なんてあまりしないタイプなんですけど、その時だけは自分の人生を変えるきっかけがほしかったので思い立つのが早かったですね。



生きる道が開けた旅。

英語力もなかったですし、ヨガの知識も全くない中で、いきなり知らない場所に放り込まれるのは正直少し怖い部分もありました。だけどハワイってやっぱり自然が豊かで気候的にも暖かい場所じゃないですか。なので想像していたよりも馴染みやすかったというか、まずその環境が私を変えてくれた部分も大きかったと思います。日本では雑誌モデルの仕事をしていて毎日いろんな雑踏の中で揉まれながらすごく不規則な生活を送っていたので、疲れ切っていたんでしょうね(笑)。今思うと本当に自然体とは真逆の生活をしていたんだなと思います。だからそのハワイで過ごした1ヶ月間は、いろんなものから解放された感覚でした。まわりに友達も知り合いも誰もいない状況からのスタートだったので、逆に何にもないっていいなって思えたことをおぼえています。それまでは慌ただしい毎日の中で視野が狭まっていた自分もいたんですが、ハワイには世界中からいろんな国の人たちがヨガのライセンスを取りに来ていたので、自分の中にあったいろんな偏見や思い込みが徐々に取り払われていって視野が広がっていく感じがしました。自分の根本的な部分は変わらないですけど、世の中の見え方、捉え方が変わったというか。あの時のハワイが今の私にとっての全てのはじまりであり、まさに生きる道が開けた旅になりました。

日常から離れて自分と向き合う時間。

今の夫と出会ってからは、全国各地や海外に毎月のように出かけるようになりました。当初は二人とも駆け出しで、夫は会社勤めでいつか独立したいという夢を持っていて、私もヨガを始めたばかりだったので、レッスンをさせてもらえる場所を手当たり次第に探していました。千葉や大宮にあるフィットネススタジオによく通っていたのですが、交通費を払うとプラマイゼロくらいになってしまう感じで(笑)、とにかく場数を踏もうと必死でしたね。そんな無我夢中で走っていた頃も、二人で旅に行く時間は大切にしていました。キャンプ場の焚き火の前、背伸びして泊まったリゾートホテル、トレッキング……さまざまな場所やタイミングで一時的に日常から離れて自分を俯瞰して見ることで、反省したりこれからの目標を考えたりしていました。自分の人生について考える時って、やっぱりそれを考える場所や雰囲気がすごく重要だと思うので、人や車であふれかえっているような街の雑踏の中で考えるよりも、静かで空気の良いところでリラックスして日々の目標を考えた方がプラスに働いてくれる気がするんです。気持ちいいタイミングで考えるので、かなりプラス思考で積極的な目標が浮かんでくるんですよ。そうやって自分をコントロールしている感じでしたね。

旅は、力強く生きるための道具。

それを定期的にずーっとやってきたんです。日々過ごしていると、どうしてもいろんな雑音が入ってくるじゃないですか。で、大体それに疲れた時に一度リセットするために旅に行くっていう。当時は二人ともずっと走っているような生活をしていたので、リセットしたいタイミングになったら一緒に旅行に出かけて「旅先では仕事の話は一切なしね」ってルールを決めて、お互い無になってその時間と空間を楽しんでいました。うまく言い表すのが難しいんですけど、自然に囲まれた場所で自分たちで作るご飯だったり、そういう非日常的な時間を二人で過ごすことで、フラットな頭で落ち着いて先のことを考えることができていた気がします。だから頻繁にキャンプだったりリゾート地だったり、とにかく自然な場所を求めて行くことが多かったですね。旅先に何か目的があって行くというよりも、何も考えずにとりあえず行って、そこで降りてくるものを掴むために行ってたんだと思います。やっぱりずっと同じ場所にいるとなかなか降りてこないじゃないですか。旅先で得た刺激やインスピレーションが未来につながるというか、次に進むための原動力になっていました。するとそのうち徐々に二人の夢も叶い始めて、そんな成功体験が私たちをすごく強くしてくれているんだと思います。当時だけじゃなくて今でもそうかもしれませんね。旅に行くとやる気スイッチがめっちゃ入りますから。だから私にとって旅は、立ち止まって考える時間を与えてくれると同時に、次に進むための力もくれる「力強く生きるための道具」なのかなって感じています。

1989年生まれ東京都出身。雑誌の専属モデルとして活躍後、単身ハワイへ渡りヨガインストラクターのライセンスを取得。現在はフリーランスのヨガインストラクターとして、ヨガイベントやヨガ雑誌で活躍中。2020年より公式YouTubeチャンネル「Akane’s yoga」をスタート。

里見茜さんの旅の必需品

ヨガマットとヨガウエアは必ず持っていきます。ヨガができそうな場所を探して歩くのも旅先での楽しみのひとつです。スピーカーはとくにキャンプ場で使うことが多いのですが、大好きな音楽がそこに加わるだけで一気に気分を上げてくれるので、これは本当に大事にしていますね。マヌカハニーは免疫力アップのためにコーヒーに入れたり白湯に入れたりして毎日摂っているので手放せないですね。

ミズノ=スポーツのイメージだったので、こんなファッション性のある服があったことに驚きました。このワンピースはデザインも可愛くてファッションとしてはもちろん、ストレッチ性や撥水性もあるからスポーツでも使える多様性があっていいですね。ヒールを合わせればちょっとフォーマルにも着られそうですし、これにレギンスを履いてヨガのイベントとかでも着てみたいなと思いました。見た人が「こういう格好でもヨガできるんだ!」って思ってくれたらうれしいですね。

撥水ティアードワンピース
[B2JC1B04 08]
¥23,100
(本体価格¥21,000)

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ROPÉコラボレーション「外遊びcollection」


洗練されたエレガンスを清潔感のあるスタイルで提案する“ROPÉ”とのコラボレーション最新作は、“外遊び”をテーマにしたコレクション。素材には、布帛でありながらストレッチ性があり、軽量でしなやかなポリエステルを採用。撥水加工やストレッチ、UVカットなど、豊富な機能性とコットン見えする風合いを活かしてエレガントなデザインに仕上げました。
街はもちろん、海やプール、真夏や梅雨シーズンなど、様々なシーンや天気に適応してくれる5アイテムを展開します。

SHOP INFORMATION

MIZUNO TOKYO

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-1
TEL:03-3233-7000(売場番号案内)営業時間:11:00~20:00


MIZUNO OSAKA CHAYAMACHI

〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町13-5
TEL:06-6147-8511(代表)営業時間:11:00~20:00

旅先でいちばん見たかったのは、
いつもよりアクティブになった私でした。

旅の服を選ぶことは、旅に連れていきたい自分を選ぶこと。
心地いい服は、どんなガイドブックよりも私を連れ出してくれる。
行ったことのない場所、見たことのない景色。
そこで出会えるのは、いつもより、少しアクティブになった自分。
新しい出会いは、日常の一歩先で待っている。
さあ、出かけよう。
きょうは、どんな一日になるだろう。

遊べる大人の、トラベルウエア。